こんにちは、かえるさんです。今回はタロットの「棍棒」を通して「四要素」の「火」のお話を致します。
タロットを通す必要があるの?
「四要素」の本質を理解するのに大変役に立ちます。例えば、牡羊座は牡羊座の記事だけを読んで考えると牡羊座の全体像はわかりません。
こう言う「目的」に向かって、こう言う「アプローチ」をする、と言う全体像を知ると「アプローチ」の欠点や長所が見えやすいですが、星座の特徴だけだと「目標」をみずに「アプローチ」の説明だけになりやすいのです。
牡羊座を知りたければ、牡羊座だけで考えるのではなく「火」と言う「四要素」の流れ全体を知っておけば「火」と言う全体の流れの中の「牡羊座」の部分スモールカードで言うと「2」「3」「4」に、牡羊座の特徴が現れやすい、と言うことです。
もちろん、「2」~「10」にも牡羊座の行動原理を読み取ることは出来ます。
そして「火」を良く知るためには「水」「風」「地」を良く知ることが大切なのです。何が違うかをつかんでこそイメージがつかめます。
よく判らないけど、話を聞いたら判るかな。
そうですね、今回は「四要素」の「火」、タロットの「棍棒」のお話です。
「火」の大アルカナ
「火」のカードは「永劫(えいごう)」(または「審判」)です。
全てが生まれ変わる、新時代とかのイメージかな。
新しい何か、を求めて大きな変化に向かいます。
あー、牡羊座の行動力とか、速度、理想を目指す獅子座、変化を考えて試す射手座は、その意味で共通しているね、なるほどね。
そして、残るべきものは残り、そうでないものは消え去る、変化の激しさが現れています。
乱暴だなぁ。
「棍棒(ワンド)」の流れを知る
タロットのスモールカード「棍棒の1」は「火」の源になるので、まだ形には現れていません。物ごとの種子です。ですから「2」~「10」を知った後に、その元になるもの、と考えて頂ければ宜しいと思います。
タロットのスモールカード「棍棒の2」は「支配」です。この「2」はそのスートの一番最初の具現化したものですから、そのスートの目的、方向性とも言えます。
「支配」が目的っていうと、いかにも激しいね。
要するに、最高速度で問題に対し自分の意見を通そうとする、と言うことです。
善悪じゃないんだね。
その通りですが、よっぽど気を付けないと、やっぱり破壊的な行為になりがちです。
タロットのスモールカード「棍棒の3」は「美徳」(「徳」とも言います)となります。
「支配」が一転「美徳」ってすごいね。
「支配」が好ましい形で実現した場合「美徳」になるわけです。「3」は目指すべき具体的な表現、と言えます。そして誰も「支配」しないことには秩序が生まれませんから「美徳」も生まれにくいですね。
それが「美徳」なんだ。「支配」って言うと過激だけど、良いリーダーシップを目指すべきってことかな。
そうですね、そしてタロットのスモールカード「棍棒の4」は「完成」(「成就」とも言います)です。「4」は「3」の目的を達成する為に、緩める工夫をします。
それが「完成」なの?
「完成」を先にイメージして、決めます。そうすれば妥協してよい点や、頑張りすぎないで良いポイントを決めることも出来ます。
そして、やみくもに急ぐのではなく、どの位がんばれば良いかを理解すると「火」の欠点である「焦り」をコントロール出来ます。この「2」「3」「4」の工程が、牡羊座の着眼点です。
そして純粋に「完成」ものごとを形付ける意味もあります。
牡羊座は激しいイメージだけど「4」ではかなり柔軟だよね。
急がば回れですね。
タロットのスモールカード「棍棒の5」は「争い」です。ここからは獅子座のカードですが「火」の星座全体に深く関係する考え方です。
「争い」は、また穏やかじゃない名前だね。
「火」らしい激しさが良く現れています「支配」を達成するには手っ取り早い方法ですね。
「争い」で勝って「支配」する、なるほどね。
ここで言えるのは牡羊座はひたすらスピードを求めましたが獅子座では「争い」に勝って「勝利」することに視点が変わっています、手段だった「支配」が便宜上の目的になったと言えます。
その意味でタロットのスモールカード「棍棒の6」は「勝利」です。「6」は常にそのスートの理想を示します。
「勝利」が理想なのは判りやすいな。
それは即ち、力を示す、と言うことでもあります。それが獅子座の理想でもあり「火」の理想とも言えます。
牡羊座と獅子座だと、牡羊座の方が争うイメージが強いんだけど。
「勝利」とは自己満足ではなく、他の人から見ても「勝利」である必要があります。「火」の力を他の人から見ても判りやすい形で表現すると言う意味を含みます。
じゃあ、牡羊座よりいいの?
ただ「勝利」が達成出来ない時のダメージは獅子座の方が大きいと言うことです。
一長一短だな。やっぱり。
タロットのスモールカード「棍棒の7」は「勇気」です。
「勇気」には、恐れずに立ち向かう意味と、立ち向かってますよ、と言う演出的な意味があります。
見せる為の「勇気」か。
獅子座の理想から少し外れた状態を意味します。
「勇気」は勝っても負けても見せられるもんね。演出上の「勇気」もあるってことだ。
しかし、勝てないものに立ち向かう「勇気」が他の人たちの「勇気」を奮い立たせる効果もあるでしょう。獅子座的な演出を意味しています。
本当の「勇気」とはどう見分ければいいの?
人によるんじゃないですか、その「勇気」を本人も信じていれば本物だと思う人もいるでしょうし、結果論だと思う人もいるでしょう。
そもそも、かえるさん的には「本物」とか「本当」って言葉は主観的であまり興味ないんですけどね。人々が好む言葉なので研究に意味があるとは思いますけど。
タロットのスモールカード「棍棒の8」は「迅速」です。ここからは射手座のカードになります。
「迅速」「火」らしいカードだね。
射手座らしく、もう速ければなんでもいいや、ってことです。
なんやねんそれ。
「支配」のための速さではなく、もう自分から無関係でも速さを求めます。
人間関係に速さなんか求めても上手くいかないでしょ「争い」もそうですよね。
確かに。
人に速さを求めて争うより、F1レースを観るとか、速いもので楽しんじゃうのも手のひとつですよね。
柔軟な考え方だね!!それでいいの?!
いいんです、星座と言う欲求がある場合、無視することは出来ないので、自分の人生で表現しにくい星座は趣味などで消化するのはとても良いことです。「速さ」が欲しいのなら、速ければいいじゃないですか。なにも人と争う必要ないですよ。
「棍棒の9」は「剛毅(ごうき)」です。「力」「強さ」と言うような意味です。
急に強い感じだね。
ただ、このカードの場合、柔軟性による強さ、を意味します。
柔軟で強い?
「争い」をした場合、勝つか負けるか、になってしまいますからね、簡単に負けない為にも、負けていない状態を作る意味で柔軟性は重要です。
タロットのスモールカード「棍棒の10」は「圧迫」です。
柔軟にことを運んできたのに急に「圧迫」って。
射手座は想像すること、考えることで楽しむ星座です、それを実現しようとすると現実と言うカベに当たります。それが「圧迫」です。
なるほど、こう見ると「火」は、けっこう争い一辺倒じゃないね。
そうなんです、目的を変えることで、争いは回避できますし、コントロール技術を手に入れれば「火」と言う大きな力を使いこなせるはずです。そして火は人類と野生の動物を分ける意味でも重要なものですよね。
なるほどね。火は明かるくしたり、食材を焼いたり、人類最初の文明開花とも言えるね。そういうイメージも大切だね。
火は野生の動物から身を守る為にも大切ですし、殺菌にも使えますよね、そういうイメージも忘れてはいけません。
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