Ⅲ「女帝」
- 感覚的、言語的な愛
- 本能的な愛
こんにちは、かえるさんです。今回は「金星」を生命の樹、タロットを通して考えます。
「女帝」!「愛」のカードだね!
「金星」は恋愛や楽しみ、などのカードだけど「金星」は牡牛座と天秤座の支配星、「四要素」なら「地」と「風」でしょ。
やっぱり「愛」と言えばハートよ、ハート「感情」な気もするのよ、「水」「水」。
お気持ちは判ります、ではその違いをお話しましょう。
「扉」の愛
「女帝」の象徴は「扉」です。
受け入れることも拒否することも出来ることを意味しているんだよね。
そうですね、突き放すだけでなく、受け入れたり、甘やかすだけではなく、自立をうながしたり、その場に合った行動を取ることが出来ます、コレも1つの「愛」ですよね。
ただ、現実には、その場では甘やかした方が相手は「愛」と感じやすいとは言えますね。好みのタイプが優しい人、と言うのは、実は、甘やかして欲しいだけ、と言う人も少なくありません。
それはダメなの?
相手からの信頼は得られないですよね。相手にとってはタダの負担なんで。
高望みしないのに、恋愛が長続きしない人にありがちなケースです。
あるかも。
「愛されたい」みたいなフレーズは雑誌などでよく見かけますね、あれは受け入れて欲しい、ってことですよね。
そうだね、優しくされたい。
自分が優しくする気はあんまり無いってことですかね。
「扉」と言うのは受け入れてもらえるか、もらえないか、だけではなく、
自分にも「扉」があるんですよ。
おお、なるほど。お互いに相手を受け入れることが出来るんだね。
どんな時も自分のことしか考えられない人も、相手のことしか考えられない人も「愛」は上手く行きにくいでしょうね。
相手のことしか考えられないのは素晴しいんじゃない?
そういう人は「弱音」も吐けませんから、心が通じ合わないんですよね。相手が必要ではない。自己演出に偏りすぎています、頼れるほど相手を信頼出来ていないってことでもあります。
「天秤座」は平等や正義を重んじます、口にはしなくても偏った状態を認識せずにはいられません。
あー、ダメになるカップルって、おれの方がイロイロしてあげてる、とか私は何もしてもらっていない、とか言うよね。
相手の気持ちを考えず、私ばっかりしてあげてる、って言う人ほど、こんなに頑張っているのに普通の幸せが手に入らない、とか言うんですよね。
なるほどねぇ。そういう人にはヒモが合うのかもね。
ヒモこそ、誰のヒモにでもなれるから、飽きたら逃げちゃうんですけどね。
まあ、お互い「扉」を開けて受け入れることが出来ると絆も深まるんでしょうね。
「水」の愛の話
じゃあ、感情の「水」の愛は何が違うのかな?
「金星」の「扉」の愛は、受け入れる、受け入れない、それによって形を示す、態度で示すから形になる、判りやすい愛とも言えますね。
受け入れたくても相手が必要としないかもしれないし、入れて欲しくても「扉」を開けてもらえないかもしれない。
そうだね、実感が伴うね。
感情の「水」の愛は、自分の中の愛とも言えます。相手を思うこと自体が愛とも言えます。
自分の中に形があって、これが愛だ、と確信しているような感じですね。
あー、相手が共感してくれるかもしれないけど、全然してくれないかもしれない、でも表明しないし、自分の中では成立しているんだ。
キミのためにこんなに頑張った、だから僕の愛は大きい、なんて思うのは「水」的ですね。
相手が受け入れなかったらタダの変な人だもんね。危ない人だ。
でも、相手も、そんなに思っていてくれたんだ!って感動すれば愛ですよね。
言いかえれば、どんなに歪んでいても、表明しないと成り立っちゃうんだ。
過保護で子供をダメにしていても、本人にとっては愛と言うことになるでしょうし。
でも「扉」の愛でも、甘やかしたり、後にならないと答えの出ない愛もあるでしょ。
そうです、大きな違いは、結果、形にして「愛」を確認したいのが「金星」的な「愛」です。
そして、自分の中で成立して、有る意味、満足を得られるのが「水」の「愛」とも言えます。
目的地が違うってことかな。
そうとも言えます、しかし、アンケートを取れば多くは「結ばれたい」と答えるでしょう。となると、目的地は同じ、と言うことになりますね。
そうだよねぇ。
だから、こう言う方が正確でしょう。「自分の中で成立している時間帯がピークの愛」が「水」的で「結ばれる、と言う目的に向かって実行する愛」が「金星」的と言えます。
自覚は無くても形としてはそういうことか。なるほど。
「女帝」の生命の樹の位置
「2」と「3」をつないでいる赤い線が「女帝」に対応します。
ものすごく高い位置だね「2」「4」「7」の「慈悲(じひ)の柱」と「3」「5」「8」の「峻厳(しゅんげん)の柱」をつないでいるね。
そうですね「土星」的な「現実」の厳しさと「十二星座」の「偏らない」「自由さ」をつないでいます。
そして、高い位置にある、と言うことは自覚が難しいということです。言いかえれば、「生命」として「身体」を持った時点で、備わる価値観とも言えます。
おー!それが「愛」!!相手を求める気持ちか。
そうですね、生存欲求や繁殖欲求などですね。
「水」の「感情」的な愛は?
判りやすく言えば、自分の中に勝手に成立するもの、とも言えますから、自覚はしやすいですよね。
上手くいけば、心から求めるもの、を手に入れられますから、本当にステキなことです。まさに「愛」と言う感じでしょう。
上手くいかなければ、心から求めるものが存在しないことになりますから、大変辛いです。
普通はここで悔い改めますが、辛くてそれが出来ないのがストーカーですね。現実を受け入れる強さが無く、自分の世界に引きこもってしまっています。
「金星」の愛は現実的と言えるのは「3」のセフィラ(複数形はセフィロト)とつながっているせいかな。
そう言えますね。受け入れられないのだから間違っている、と考えることがしやすいです。
とは言え、天秤座的な働きもありえます、「じゃあ、どうすれば正解だったんだ?」と考えてしまいます。
具体的には?
良くなかった部分を聞きだし、それを修正する、と約束しようとするパターンです。
そういう人いるねぇ!
もうダメだ、って感じ取るべきなんでしょうが、愛うんぬんじゃなくて、「正しくない自分」を受け入れられないパターンですね。
「水」でも「金星」でもこじらすパターンはあるねぇ。
そうですねぇ、そういう意味では牡牛座は比較的さっぱり、ダメだこりゃ、って判ります。
牡牛座良いじゃん~☆
でも、そんなにカンタンじゃなくて、相手によります、しがみついてくれた方が必要とされている、愛されていると感じる人もいます。その場合、あっさり、引かれるとガッカリする人もいます。
めんどくさい!!そいつが、めんどくさい!
そういう人にとっては牡牛座は薄情に映りますね。
この、しがみついて欲しい、と言う願望の為、試しに別れ話を切り出して、本当にダメになるカップルはけっこういます。
ストーカー行為は犯罪だから!!そんなこと試しちゃダメでしょ!!
愛や恋に絶対はありません、組み合わせやタイミングもありますね。
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