柔軟宮 水星、金星の平衡 タロット４枚の「９」と生命の樹

　こんにちは、かえるさんです。今回は「柔軟宮」の星座のタロットカード、スモールカードの「９」のお話です。

　「柔軟宮」の星座は「射手座」「魚座」「双子座」「乙女座」だね。

　占いでみる時に、星座は星座、タロットはタロットではダメなの？

　星座は星座は可能ですが、タロットは、そうは行きません、あらゆる状態、状況、心境などを、たった７８枚のカードで表現するんですよ、高い言語能力が必要です。言葉で疑問を立て、展開したカードから後の展開を読み取る、それは微妙な違いなどを言葉で明確に表現できなくてはいけません。

　タロットの必要情報の中に「ホロスコープ」「西洋占星術」の知識は入っていますからね。ある意味「ホロスコープ」の知識は「タロット」の一部と言えます。

　性格は単に性格、と考えるのではなく、価値観、考え方と、状況から発生した結果を、各自、別々の読み取り方をした評価が「性格」です。

　この根本から、ものごとを理解するタロットの考え方を星座の占いに取り入れると正確さ、精密度ともに飛躍的に向上します。

　結局「生命の樹」「タロット」は通る道なのか。

　というわけで、今回も「三区分」の「柔軟宮」の星座のタロットカードのお話です。それは即ち、星座の話でございます。

生命の樹の位置を確認

　「柔軟宮」は「８」「９」「10」ですね。

　今回は「９」のカードをみていきますから、「９」のセフィラ（複数形はセフィロト）は「イェソド」「基盤」と呼ばれています。占いの「惑星」の「月」と対応します。（ホロスコープでは月、太陽、冥王星も惑星と言います）

　「月」か、無意識的な安心などを示す惑星だね。

　そうですね、そして「９」は「６」の真下に位置しています。「６」はティファレト、美と呼ばれます。「太陽」と対応していて、理想や目標を意味します。

　そして、「９」の真下は「10」の「マルクト」です。「王国」とも呼ばれます、現実、物質、結果を意味します。

　じゃあ、理想と現実をつなぐのが「９」の「無意識」ってことか。

　その通りです、現実（10）から見ると無意識（９）より高い場所に理想（６）がある、と言うことです。

　それは、もしかして理想を手に入れるなら、無意識をコントロールすると良いってことかな。

　良いところに気付きましたね。大きな力になると思います。

四枚の「９」

　「火」のタロットカードは「棍棒」です。棍棒の「９」は「剛穀（ごうき）」です。射手座が対応しています。

　「剛穀（ごうき）」は意志が強い、くじけない、なんて意味だよね。

　そうです。

　「剛穀（ごうき）」って「火」の星座なら、牡羊座とか獅子座とかのイメージだなぁ、射手座的じゃない気がする。

　強さ、くじけない、と言うのは結果ですよ。ですから、意地になっても出来ないものは出来ないですよ。

　その意味で柔軟性、工夫や妥協こそが「剛穀（ごうき）」に繋がる、と言う意味でもあります。

　それは「月」的、即ち「蟹座」的な、群れに同調する、と言う側面も意味します。

　そうか、理想を意識しつつも、現実を考えれば理解できるね。安心感を求める気持ちが、ストッパーになる。

　そして、それが良いか悪いかは結果次第ということですね。

　「水」のタロットカードは「杯」です。杯の「９」は「幸福」です。魚座が対応しています。

　「幸福」ってストレートな名前だよね。

　そうですね、「７」で「金星」的な楽しみ、「８」で「水星」的な情報に揺れた心を「９」で、「６」の真下に位置を戻した、とも言えます。

　周囲に振り回されるより、自分の理想に近づけることを「幸福」と名付けたのか、なるほど。

　うお座の人は、周りの雰囲気なんかに影響を受けやすいから、たしかに。

　こう考えると、射手座の「剛毅（ごうき）」の意味にも通じますよね。

　自分の気持ちのバランス、確かに。

　「風」のタロットカードは「剣」です。剣の「９」は「残酷」です。双子座が対応しています。

　「残酷」はバランスを取り戻したとは思えないよね。

　「風」は、スモールカードの流れで言えば、天秤座でやるべき理想を掲げ（「２」平和）、それは大変に難しいので理想を求め水瓶座で、新しいルールを作ります。そして双子座では現実と言う壁に当たり、周囲にあわせることに力を割きます。

　その言い方だと型崩れして行ってるみたいだけど。

　そういう言い方も出来ます。

　双子座の人は優しくて明るい人が多く親しまれやすいですが、本人は気持ちを抑えていることに満足していない場合も多いですからね。

　安定した優しさは、むしろ不自然とも言えるのか。

　正直、現代社会には有益な力ですが、それは結果論ですよ。

　ですから「残酷」は、現実（10）に向かう前の恐怖感、と考えれば自然な名前と言えます。棚上げ、という行為が双子座的ですから。

　変化を起こさないことが、空気を読む、調整することなんだね。

　だから苦労が耐えないのなら「残酷」はピッタリですよね。

　もうどうにも出来ないの？

　事実を知ることです、要は恐れる理由無しに恐れないことです。

　「残酷」の発生源は自分の気持ちだからか。

　「地」のタロットカードは「円盤（金貨）」です。円盤（金貨）の「９」は「利益」です。乙女座が対応しています。

　「利益」～☆

　目の前の作業だけでなく、全体を考えるから「利益」ってことだよね。

　そうです「利益」が上がる、と言う保障ではなく「利益」を考える、と言う視点ですね。

　それは、先ほど言った「７」の楽しみ「８」の情報のバランスをとり、「６」の理想を考えたバランス感から、何が欲しいかを理解した、する、と言うような意味が発生します。

　「利益」が欲しければ、得るように努力する確率が高まるので得られる可能性も上がりますが、得られなければ辛い、と言うことも発生します。

　価値観のポイント、と言うのはそういうものだね。

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