ⅩⅠ「欲望」
- 熱烈な演劇的盛り上がりと空虚感
- 湧き上がる力を使いたい欲求
- 信じる力と絶望の対立
- 自意識が強い
こんにちは、かえるさんです。今回はタロット、生命の樹、を通して獅子座の恋愛を考えます。
獅子座は、けっこう気分屋さんかな?
そういう傾向はありますね、雰囲気が出る人なんで周りに判りやすいですよね。
このタロットカードの「欲望」は「剛毅(ごうき)」「力」って言うタロットもあるよね。
そうですね、むしろそっちの方が有名だと思います。
今回は獅子座のお話でございます。
「欲望」と「力」
今回は恋愛なので、この「欲望」「力」と言う名前の違いについては大変重要なので、お話いたします。
獅子座は、内側から欲望の湧きあがってくる星座です。
願望じゃなくて欲望?
その違いは普通は見た人の印象ですよね、同じような意味です。ただ「力」と違うのは「欲望」は、欲しい、と言う求めるエネルギーです。そのエネルギーを納得させるために、「アレが欲しい」「試合に勝ちたい」など、設定された目標に対し使われるのが「力」です。
あー、なるほど、違うんだ。
一般的には Strength (ストレングス)「力」、と言う名前で呼ばれますが、そもそも「力」と言う訳だと Powerだか、Forceだかも判りませんね。
~余談~ Power(パワー)は能力や権威、権力、馬力など内在する力、Force(フォース)は物理的な力や、勢い、迫力など外側に向かう力。イメージの違いがポイント。
でも Strength (ストレングス)ですから、強さ、強度、濃淡、濃度、精神力や知力などの能力を意味します。
そこで、精神的な力の強さを強調するために「剛毅(ごうき)」と言う訳も多く見受けられます。ナカナカ良い訳だと思います。
へー「剛毅(ごうき)」ってそういう意味なんだ。
一番有名なタロットはウェイト版なのですが、こんなイメージのイラストです。
あー、そのものじゃないけど、こんな感じのライオンをなでてるイラストだね。
この図柄は、自らの欲望をライオンで表し、手なづけています、それを強さ、剛毅(ごうき)ということです。
あー、なるほどね。
言いかえれば「欲望」をコントロールするのが「剛毅(ごうき)」と言うことですね。
あー、じゃあ、このカードを「欲望」と呼ぶのは焦点が違うってことだね。
そうです「欲望」をコントロールするのが「剛毅(ごうき)」と言うのは、そうするといいよね、と言う提案であって、直接、獅子座を意味する名前では無いのです。
あ、そっか。こう出来たら良いね、になっちゃってるんだ。
まあ、出来るか、出来ないかが獅子座のテーマとも言えます、獅子座のテーマから獅子座の特性をイメージすることは出来るでしょうけどね。
獅子座のカードとしては、その意味で「欲望」の方がいいと思った人が「欲望」と言うカード名になっているタロットを使うわけだ。
そういうことです。タロット選びには占い師の思想哲学が出ますから。
湧き上がってくる「願望」、渇望感、それが獅子座であって、それをどう表現するか、されているか、と言うのが獅子座を知ることになります。
占いで星座を考える時には、原因となる力、と状況によって意味をつかんでいくものです。だから、原因そのものを示すべきタロットに「「欲望」をコントロールするのが「剛毅(ごうき)」強さだ」と、言う説明は「あたかもそうなるかの様に感じてしまうので」ノイズと言えます。
タロットはやっぱり普通の占いと違うね。深いって言うか、難しい。
タロットは大変高度な占いなので、西洋占星術をオススメします、それで鑑定が出来るようになってから、タロットを考えた方が宜しいでしょう。西洋占星術はタロットの一部の知識、と言う言い方も出来ます。
Lust「欲望」の獅子座
で、獅子座は「欲望」だ、って言いたいんだよね。
そうです。その湧き上がってくる「欲望」、欲する力、渇望感をイメージして欲しいのです。
ただ獅子座はあーだ、こーだ、って言うより、そのイメージが大切なんだ。
そうです、善悪は全く別にそのイメージが大切なんです。
その「欲望」があるから、すごく頑張って上手く行くこともあれば、
その「欲望」が満たされずに妬み、恨みに狂うこともあるし、
「欲望」を諦めたとたん自信を失い引きこもったり、
全然結果は違うけど、その原因は「欲望」なんだね。
そうです。
獅子座の支配星は、理想と目標を目指す「太陽」です。
そして「四要素」では直感の「火」です。論理的ではなく、感じたまま、と言うことです。
湧き上がる「欲望」と感じたまま、を大切にする、そして「目標」「理想」を強く意識するのが「獅子座」なんだ。
だから、演劇のように芝居がかったセリフを言う時も有るし、怒り狂う時も有るし、理由も判らずに人を嫌いになったり、好きになったり、まあ、キライになるのは自意識過剰が原因の大部分ですけど。
ちょっとした言葉をすごい悪い意味にとって怒る時とかあるなー。
そして自分がどう見られているか、どう見えるか、を自分を舞台役者で、周囲の人を観客の様に思い強く意識するので、そうなることもありますね、
自意識過剰だ。だから、ちょっとしたことで一変することもあるんだ。
良い意味でも悪い意味でもそうですね。
「欲望」の生命の樹の位置
赤い線の部分に「欲望」は対応します。
「4」と「5」をつないでいるんだね。「4」は慣用性と癒しの「木星」、「5」は活力と破壊の「火星」だね。
そうです、この数字の書いてある丸を「セフィラ(複数形はセフィロト)」と言うのですが、セフィラを横線で、つないでいるのは、3箇所だけです。
「2」と「3」、「7」と「8」だね。
「2」と「3」のタロットは「女帝」、「7」と「8」のタロットは「塔」です。それぞれ、「金星」のカードと「火星」のカードです。
あ!星座のカードで対応しているのは獅子座だけなんだ!
そうなんです!「中央の柱」を越えて、左右の「峻厳(しゅんげん)の柱」と「慈悲(じひ)の柱」をつないでいる星座は獅子座だけなんです。
すげー優しい時と、怒った時のギャップがデカい、って思ってたよ。
その上「欲望」が強いのか、激しい人生だな。
その上、繋いでいる場所も「4」と「5」、癒しの「木星」と破壊的な「火星」ですからね。
だから、劇的な人生観を持ってるんだ。
そういうことです。自分が極端な思考を持っている、と言うことですね。
「欲望」の恋
こうなると、恋愛も想像できますでしょ、理想と劇的な演出を好む獅子座は、非日常を好みますので、恋愛も大恋愛的なものを求める人も多いです。
まあ、恋愛なんてトラブルは無い方が上手く行くんでしょうけど。
熱しやすく冷めやすい?
そういう人も多いですが、もちろん全員じゃありませんよ。劇的な生き方には恋愛以外の選択肢もありますから、とは言え普通人生で一番手に入れやすい非日常と言えば恋愛でしょうから、燃える人も多いですよ。
じゃあ、獅子座の人と付き合うなら、良い観客になってあげるのが良いのかな。
それが良い場合と、良い共演者になる方が良い場合があります。
人によるか。
時と場合によります。
でも、獅子座の人は魅力の有る人が多いよね、一緒にいて楽しい感じ。
何しろ非日常が好きですからね、獅子座の作るイベントを心から喜んでくれる、楽しんでくれる相手が良いでしょうね。
でも、獅子座が強すぎる人は夢の挫折を受け入れられない人もいますから、よく観察したほうが良いでしょう。
一緒になっても家族そっちのけなんて怖いね。
獅子座の女性は男運無い、何て聞くけど。
男運なんてもんはありませんよ、私が居てあげないとダメな人、なんて男に惚れやすいんで、その場合、私が居なくちゃダメ、なだけあってダメ男なんで、破綻しやすいですよね、金銭的にも、交際的にも。
手なずけられそうな男を選んじゃうからダメなのか。
その場合、運じゃなくて論理的にそうなりますよね。
どっちにしても劇的だねぇ。
そうですね。
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