春から夏に見える星座「おとめ座」
こんにちは、かえるさんです。今回は実際に空にある、おとめ座と、その神話のお話を致します。ホロスコープで性格分析するために役立つ話でございます。
4月から、7月くらいかな、実際の、おとめ座が見えるのは。
そうですね、おとめ座は大変大きいし、一等星のスピカがあるから見つけやすいと思います。
へえ、大きい星座なんだね。イラストで言うと、一番下の星が大きく書いてあるから、それかな。
そうです、スピカは黄道の所にあるから、見つけやすいでしょう。
5月の下旬頃、夜の8時位に、だいたい、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座などが見えます。
てんびんはちっちゃいね。
「おとめ座」の神話
母親デメテールと娘ペルセポネーのお話です。デメテールは、娘のペルセポネーを、大変大切に育てていました。ペルセポネーは大変美しい娘だったので、ゼ…
またゼウス!!いい加減にしなさい!!
大丈夫です、今回はチョイ役ですから。あと、ペルセポネーは、ゼウスの娘です。
仕方ないヤツだな、どこにでも顔出して。
ゼウスは、ペルセポネーをぜひ冥界の王ハーデスの嫁にしようと思いました。
また、そういう勝手なことを。
しかしデメテールが娘を守っているので、ゼウスたちは、大地の神、ガイアにも力を借りて、一計を案じました。そしてペルセポネーを上手く誘い出して、ハーデスは、ペルセポネーを地下の世界に連れ去りました。
娘が居ないことに気付いたデメテールは、一生懸命何日も娘を探しましたが見つからないので、太陽の神様に聞いてみたところ、娘はハーデスの所に居ることを突き止めました。
太陽の神が言うには、突然のことだから驚いたと思うけど、冥界の王であるハーデスなら、ナカナカの相手ではないか、とデメテールに言いましたが、彼女はゼウスやハーデスを許す気にはなれませんでした。
でも、ゼウスやハーデスはエライ神様なんでしょ?
ですが、デメテールは、豊穣、収穫の神様なので、地上に作物が実らないようにしました。
ゼウスのせいで、人間が困るやないかー!!くだらんことしおって!!
結局ゼウスはヘルメスを冥界に送りペルセポネーを、デメテールに返すことになりました。
そりゃあ、良かったね、デメテールすごいな!意思を通したんだ。
でも、冥界にはルールがあって、冥界の食べ物を食べたものは、元の世界には戻れない、というルールがあったのです。ペルセポネーは、ハーデスに渡されたザクロを食べてしまっていました。
冥界は、わけ判らないルールがお約束だよね!
かといってデメテールが仕事しないのも困るので、年に4ヶ月位だけ、ペルセポネーが地下世界に行く、その代わり他の時期はデメテールと一緒にいることが出来るルールにすることで話は決着しました。
あ!!これ、そうして「冬」が出来ました、ってお話か、聞いたことあるな。
そうです。とりあえず、めでたし、めでたしです。
神話の意味
この話は、ペルセポネーと、デメテールどっちが、おとめ座になったの?
大変いい質問です、実際の星座に重ねられたイラストをみると、作物をもっていたりするので、デメテールと言う感じもしますが、おとめ座の性質を物語る意味では、二人ともそうだ、と言えます。
まあ、正直言ってデメテールのガンコさって、おとめ座っぽいよね。
まあ、正直言ってそうですね。カンタンに考えを変えません。ゼウスやプルトーだからと言って従わず、自分の意思を通しています。
冥界のルールなんて、むしろ変わっちゃったもんね。ちょっとは元の世界に戻ったり出来ちゃってるし。
一番すごいのは、娘が帰ってくる、となった後も、ペルセポネーが地下世界に行く4ヶ月は働いてないから結局、冬が来るっていう設定ですよね。
そうか、じゃあ、もういいよ。っていうのがないんだね。娘がいる間だけ働いているんだね、気が強いと言うか、空気読まないっていうか。
自分が納得できない、という感覚にすごくビンカンなんです。ですから、納得がいかないことは受け入れたくないんです。
それが、結果として、ガンコにも見えるわけだ。でも、そういう感覚が研究や学問には向いているんだね。
そうですね、ペルセポネーがいなくなった時も、探し回った挙句、結局突き止めますからね。そして、ペルセポネーを返してもらう為の手段も適切ですよね。ゼウスは困り果てるわけですから。
人間は困ったけどね。冬しか無くなる所だったんだから。
そして、ペルセポネーも、母親のデメテールに保護されて平和な毎日を送っていました、これは、現実に当てはめると、自分の世界、思考の世界ですね。
あーなるほど、だから安全安心だけど、いつまでもそれでは生きていけない、じゃあ、ハーデスの登場は、初恋とか恋愛、現実を意味するとも言えるんだね。
そうです、冥界の食物を食べたら、元の世界に戻れない、と言うのは実はそういう意味です。
この話では、おとめ座の思考の世界を、けがれない世界、現実の世界を、冥界と言う表現をしているとも言えるんだね。
面白いのはペルセポネーは、地下には一年の3分の1位しかいないんですよね。
ああ、そうか、ハーデスと結婚した後も、母親といる期間の方が長いのか!
それは、おとめ座が思考している時間がどれだけ長いかも示しています。
そして、この話は同時に、ハーデス、冥王星、すなわち、さそり座のこともあらわしています。逆に言えば、ガンコなデメテールからペルセポネーを結局奪い取りました。
そう考えると、おとめ座、さそり座は強烈な星座とも言えるね。
以前に、おとめ座と、さそり座は星座のマークが似ている、と言いましたね。
さそり座と、おとめ座は、蛇のマークと言われています。昔は同じ星座だったとも言われています。
蛇ってことは、しし座とも関係しているのかな。
その要素は十分にあります。
今回はゼウスはチョイ役だったね。
でも、人の恋愛話に首を突っ込んでペルセポネーをさらう計画を立てていましたね、ゼウスの星座である「いて座」らしさでもあります。自分のものにならなくても、計画を考えること自体がスキなんですね。
なるほど。
こうやって、一つ一つの星座の特徴をキチンと掴まないと、その集合体であるホロスコープを読むことは出来ません。性格分析能力は人生を変えることの出来る能力です。ぜひ、ホロスコープを読めるようになっていただきたいと思います。
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