こんにちは、にわとりさんです。今回はギリシャ神話の太陽神ヘリオスのお話です。
アポロンじゃないの?
太陽神なんて、いっぱいいますからね。
いや、各国にいるのはいいけど、ギリシャ神話にもいっぱいいるの?
ヘリオスは結構、有名なんですよ、ロードス島の巨人像はヘリオスですからね。
あ、世界の七不思議の?!見たこと無いけど。
そうです、まあ今は跡形も無いですよ。
あ、無いんだ。
紀元前には地震で壊れてたそうです。
まーとりあえず、ヘリオスもバカにしちゃいけないんだ。
では今回はギリシャ神話の太陽神ヘリオスのお話です。
太陽神ヘリオス
本当は、かえるさんもバカにしてるでしょ。デザインが手抜きだよ。ただのかえるじゃん。
してませんよ、イヤですねー。きちんと太陽がくっついてるでしょ。
ヘリオスは巨神のヒュぺリオンの子供で、太陽を擬人化したイメージの神様です。アポロンより、実際の「太陽」のイメージが強いです。「巨神」は、大自然や古い概念を意味することが多いです。
ヘリオスはゼウスの補佐的なお仕事をします。
そして日課は「太陽」ですから、毎日東から西へ4頭立ての馬車で移動します。
もうやることが「太陽」そのものだ。
毎日登って沈んでいく「太陽」を、神様が馬車で移動しているって考えたんだね。ロマンチックだね。
それだけ「太陽」がありがたいものだった、とも言えますね。
太陽は全てを知っている
なんだかこれじゃ、のぞきみたいじゃん。
いや、そういう神様なんです。
神様なのに!?どういうこと?!
アフロディーテとアレスが密かに会っていたのを、ヘパイストスに教えたのはヘリオスです。
あー、空を移動してるから、イロイロ見えちゃうんだ。
ハーデスとゼウスがペルセポネーをさらった時も見ていたので、母のデメテールに教えた、とも言われています。
黙ってらんない性格なんだね。
ヘリオスと息子のお話
ヘリオスにはパエトーンと言う子供がいました、しかし、パエトーンが友達に自分の父が「太陽神ヘリオス」だ、と言っても信じてもらえませんでした。
とりあえず、信じてやれよ、友達なのに。
そこで、パエトーンは、父のいる宮殿に行くことにしました。
パエトーンが宮殿につくと、父であるヘリオスは息子を歓迎し、父の愛を証明するために、願いを1つかなえてやろう、と言いました。
太っ腹じゃん。
そうしたら、パエトーンは「太陽の戦車」に乗ってみたい、操縦したい、と言い出しました。
大変危なく、難しい業務なので、ヘリオスは、他の願いにしなさい、と言いましたが、パエトーンは言うことを聞きませんでした。
聞きませんでした、じゃなくて危ないんだからダメでしょ。
仕方なくヘリオスはパエトーンを戦車に乗せました。
乗せました。じゃないでしょ!ゆるい親だなー。
そして、パエトーンが乗ってみると、たちまち戦車は暴走して、地上は大火事になりました。
地上は大騒ぎになり、大地は砂漠になり、海は干上がる、と言う状態でした。
想像とレベルが違うわ!!悲劇じゃん!!
気付いたゼウスは、パエトーンを雷で止めました。
おしまい。
お亡くなりになったのね。
ちょっと放任主義にも限度があるんじゃない?
なんかヘリオスはちょっと変なキャラだね。
そうですね、それでは神話の意味を考えてみましょう。
神話の意味を考える
ヘリオスも「太陽」と対応しています。
何で、ノゾキをするの?変態じゃん。
ヘリオスがノゾいているのは、神様のことでしょ、要するに「太陽」は他の惑星のことを見ている、と言うことですので、影響をお互いに受ける、と言うことです。
あ、なるほど。隠せないってことだ。自分で自分に隠し事は出来ないね。
だから、ヘリオスは悪事を見つけたと思ったら、黙っていません。
例えば「太陽」が結果重視の山羊座なら、「太陽」は他の惑星にも結果を目指して欲しいと思う、でも「金星」の水瓶座は結果なんかどうでもいいと思うかもしれない。
悩みとはそういう惑星の間の葛藤ですね。
そして「太陽」の星座は、頭の中に情報を送る量が多いので、それをジャマする惑星を見逃さない、ということですね。
気になって仕方がない、ってことだ。
パエトーンは子供なんだから、ヘリオスが止めなきゃ。
全くその通りですが、これは神話です「太陽」は「太陽」を動かす、実行する行為を止めないのです。
あー!なるほど!ヘリオスの子供は「太陽」から、生まれる子供(行為、結果)のことか!
でも、例えば「太陽」が山羊座とか乙女座なら、やりたくてもガマンしちゃう感じもあるよ。きちんとしたいしカンペキを求めるから。
だから、その場合、山羊座的なことや乙女座的なことを実行しようとすることを止めません。
あ、なるほど。ガマンを止めないのか。
でも、大惨事になった上に、息子のパエトーンは死んじゃったよ。
挑戦して失敗しないと、成長しません。
失敗して、経験を積む、上手く行かずに自信が無くなって荒れ果てて落ち込んだ気持ちから立ち直ってこそ成長するのです。
そうでこそ、自分の何がいけなかったかが見えてくるのです。そしてそれを埋めてこそ、自信が身に付くのです。
そうか、神話で「死」と言えば、生まれ変わり、成長も意味するんだよね。
そうか、ヘリオスは挑戦させたんだ。
でも、メチャクチャになったので、ゼウス、要するに「木星」「射手座」哲学、考え、が、それを止めたのです。
失敗、と自覚し、1回諦める、これは大切ですね。次はどうすればいいだろう?の始まりです。
挑戦と失敗から学ぶことは、とても大切です。なぜなら失敗から学べることを知らない人は、何かを成すことは出来ないからです。
なるほど、なるほど。
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