こんにちは、にわとりさんです。今回はギリシャ神話のヘルメスのお話です。
ヘルメスは、メッセンジャーの役目が多いよね、ゼウスに良くお使いを頼まれてる。
そうですね、顔が広いですよね。
そう言えば、あの世とも言える冥府でさえも、頼まれたら行ってるもんね。
フットワークが軽い、双子座っぽいな。
「水星」と対応してるんだよね?乙女座もあるよね。
きちんと乙女座の要素もありますよ。「水星」ですからね。
では今回は「水星」と対応したヘルメスのお話です~☆
メッセンジャーヘルメス
ヘルメスと言えば、とにかくゼウスのお使いを頼まれる人、メッセンジャーみたいな感覚かな。
ゼウスが奥さんのヘラに仕える女官イオと関係を持った時に、ヘラの嫉妬をかわすために、イオを牛の姿に変えたのですが、
ヘラは、それを知って無理やり牛を引き取って、100の目を持つ巨人アルゴスに見張らせました。
じゃあ、いつも見張られてるから、もう会えないんだね。
そこで、ゼウスはヘルメスを送って、アルゴスを、
お、ここでもヘルメスは何か知恵を使うのかな?
石を投げて殺害しました。
え!そう言うキャラなの!?
仕事はきちんとこなすタイプなんですね。
ちょっとイメージ変わったわ。
その後ヘラは、アルゴスの体中の目を取り出して、孔雀の羽につけた、と言うお話です。
あー、孔雀の羽って、ちょっと目みたいだよね。
ちなみにヘルメスは、アルゴスを笛で眠らせた、と言うお話もあります。
そっちでしょー、「水星」は双子座と乙女座だよ。
でも、ヘルメスは頼むと役に立たない、と言うことが無いんですよね、双子座的な情報、乙女座的な、役に立つ、ことへの使命感は「水星」的です。
まあ、石をぶつけたにしても、笛で眠らせたにしても、役目は果たしてるね。
でも、もうちょっと、乙女座的な話は無いの?
何か作るような話ですか、ありますよ。
ヘルメスとアポロン
ヘルメスは、生まれてすぐにアポロンの牛を盗みに行きました。
えー!
そして、牛を盗んで証拠を隠滅して、牛を隠して、また眠りにつきました。
ちょっと。
しかし、ヘルメスの仕業と知ったゼウスが、アポロンに牛を返すようにヘルメスを諭しました。
そして、ヘルメスは、アポロンに牛を返し、お詫びに、自分が作った竪琴をアポロンにあげました。
おお、竪琴を作ったんだ。
それをアポロンは、とても気に入り自分の持つカドゥーケスの杖をヘルメスにあげました。
それほど満足したんだ、すごい竪琴だったんだね。乙女座っぽいな。
ヘルメスとアフロディーテ
ヘルメスが美の女神アフロディーテに恋をしたので、迫ってみると相手にされませんでした。
おお、
そこでヘルメスは、ゼウスの所に行って、ゼウスのワシを借りてきました。
ワシ?
それで、アフロディ-テのサンダルを盗ませました。
盗んでどうするの?
そのサンダルを使って、アフロディーテに関係を迫ってお付き合いしました、おしまい。
ひどい!脅迫だ。
ちなみにヘルメスは、アレスとアフロディーテがヘパイストスに捕まったのを見た時に恋心を抱いたそうです。
良く判らないな。
正直、良く働くメッセンジャーのイメージだったけど、結構キャラ濃いね。
神話の意味を考える
「水星」のヘルメスが「太陽」のアポロンの竪琴を作った、と言うのは、言葉や論理である「風(空気)」を整えて使うことを、出来るようにした、と言えます。
「太陽」は理想と願望だから、言葉や知識によって、それを表現できるし、上手く伝えられる、ってことか。
楽器は空気の振動を整え、感動を伝えることの出来る道具です。
モーツァルトのオペラの「魔笛」で笛や鈴で人が操れるのはその意味ですからね。
なるほど、理想や願望には「言葉」が必要だもんね。
自分をコントロールするにも必要ですね。
それが出来るようにする竪琴を渡すと言うことは、
「水星」にその力がある、それは「太陽」の役に立つ、と言うことです。
だから、アポロンは気に入るんだ。
そして、アポロンは知恵の象徴であるカドゥーケスの杖をヘルメスにあげるね。
「太陽」であるアポロンは「水星」であるヘルメスを認めた、と言うことです。
ヘルメスは生まれたばかりなのに、何でアポロンの牛を盗んだの?しかも証拠隠滅までして。
それは、言葉の扱いの難しさ、を意味しています。
人間は、自分で言った言葉に惑わされたり、勘違いしたりするものです。
それの「勘違い」を言葉の「いたずら」として表現したお話なのです。
例えば、どんなこと?
空腹でイライラしている時に人に八つ当たりしたとします。本人はその言葉を、空腹で言ってしまった、と思わず、相手が悪い、と思い込んでしまうことは良くあることです。
さらに、自意識の強い「太陽」「獅子座」「第5ハウス」などが動いている時には起こりやすいと言えます。
あ、自分を含めた「情報の過信」が、「情報(水星)」に「牛を盗まれる(勘違い)」ってことか。
この場合の「牛」は「四要素」の「風」論理や言葉と言えます。
え!牡牛座じゃないの?
タロットの「愚者」「風」のカードです、ヘブライレターは「牛」です。
「水星」と「太陽」の関係性を表したお話なんだね。
アフロディーテのお話は?
まず、ヘルメスは、アレスと一緒のアフロディーテを見て恋をします。
ああ、輝いている、生き生きした「金星」を見て「水星」が行動を共にしたい、役に立ちたい、と思うんだ。
そこで「木星」である、ゼウスのワシを借りてくるわけです。
「木星」と「水星」は好奇心が強く発揮されますね、良く調べ、良く考えて、そして「金星」を捕まえる意味でサンダルを盗みます、もう動けないですよね。
「火星」のアレスと違って「水星」らしく、テクニックで攻める感じかな。
そう言うイメージですね。
そして「金星」と「水星」を上手に調和させるのは、けっこう難しい、と言う意味もあります。
そうなの?
「火星」牡羊座、蠍座、衝動的情熱とは、深いつながり、共有の「金星」の牡牛座、天秤座は上手く行きましたね。
アレスとアフロディーテか、たしかに。
「水星」は薄く広いつながり(双子座)と、個人で集中(乙女座)です。
双子座と、乙女座か。
これは「1人の人間の中での調整が難しい」と言う意味で、牡牛座、天秤座と、双子座、乙女座の強い人が上手く行かない、と言っているわけではありません。
なるほど、微妙に違うんだね。
「水星」の方が生存本能的で「金星」の方が、理想に向かう感じなんですよね。
双子座はコミュニケーションとフットワーク、乙女座は作り出す力、だからヘルメスは商売の神様とも言われます。
たしかに、商売の大切なことを押さえてるね。
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