こんにちは、かえるさんです、今回は「小惑星セレス」のお話です。
「コレー(後のペルセフォネ)」が「ハデス」にさらわれて居なくなったから「コレー」の母親である「デメテール」が「コレー」を探していたら、「太陽」と「月」の神様が「ハデス」がさらった、と教えてくれたんだよね。
そうです、それを知って大変怒った「デメテール」は神々の住む「オリュンポス」から出て行きました。
あら!
「デメテール」は人間の姿になって放浪の旅に出ます。
放浪の旅!女神なのに!
当然そのエピソードにも「小惑星セレス」や「乙女座」の意味が多分に含まれているのです。
それでは今回は「セレス」のお話です。
ケレオスの館
ケレオスの館?
「コレー」が返ってこないので、悲しみのあまり、老婆の恰好で、さまよい歩いていた「デメテール」のことをケレオス王の娘たちが女神とは知らず「デメテール」を館に招きました。
へー。
そこで「デメテール」はケレオス王の子供「デモポン」の乳母になりました。
女神なのに乳母をするんだ。「デメテール」は乙女座的だからしっかりやりそうだな。
さらに「デメテール」は「小惑星セレス」的ですから、半端なお母さんではありません、「デモポン」を完璧な子供、と言うか神のような不老不死に育てようとします。
それはやりすぎでしょ!!
だって乙女座ですから。
完璧を目指しちゃうんだ。
乙女座は求められる以上の仕事を提供したいのです。
と言うことで、昼には神の食べ物であるアンブロシアを皮膚にすり込み、神の息をかけて、夜には火にさらし不老不死に育てようとするのです。
ある日、あまりにも素晴らしい「デモポン」の成長を不審に思ったケレオス王の妃が覗いて見たら、びっくりです、我が子が火にさらされているのです。
そりゃ、驚くよ。
妃に非難されて大変怒った「デメテール」は女神である正体を表し、館を去ることにしました。「デモポン」はもう不老不死になれないけど、素晴らしい人になるからアクロポリスに自分の祭壇と神殿を作ることを命じました。
怒っているけど、しっかり素晴らしい人にするのが乙女座っぽい。
責任を簡単に放棄しない所が乙女座っぽいですよね。育てた子供への愛着も感じますね。
なるほど。「小惑星セレス」っぽいな。
そして「デメテール」は神々のもとに帰らず、出来た神殿にこもってしまいます。
へー。
豊穣の神がこもってしまったので大地には何物も実らなくなってしまいました。
そういうことか、やばいじゃん!
このことは乙女座と蟹座が「実りの源」であることも意味しています。
蟹座は感情的成長、乙女座は感覚的成長だからか。人は「小惑星セレス」「デメテール」を使わないと実りが無くなっちゃうんだ。惑星で言えば「月」と「水星」も意味するね。
そして「小惑星セレス」は、自分だけじゃなくて他者も育てたいのです。それは即ち蟹座的な一体化でもあるのです。
それが蠍座と牡牛座の葛藤のイメージである執着を産むんだね。
ゼウス大慌て
さて、世界は実りを失ってしまいました。そこで慌てたのは「ゼウス」です。
そうか、「ゼウス」は「木星」だから、自分の考え、判断力でもあるから、「水星」と「月」がこもってしまったら何も出来なくなっちゃうからすごく困るね。
そこで「ゼウス」は「ヘルメス」を「ハーデス」に使わして「コレー」を「デメテール」の元に返すよう頼みました。
蠍座的な地下世界の「ハーデス」の世界に自由に行き来出来るのは水星的、情報的な「ヘルメス」だから「ゼウス」は「ヘルメス」に頼んだのか。
「ヘルメス」は双子座的な意味合いも強いから、如何なるものとも繋がれるのです。
そして「ハーデス」は「ヘルメス」に説得され、「コレー」であった「ペルセフォネ」を「デメテール」に返しました。
母は強いなー。「ゼウス」と「ハーデス」に勝ったんだ。
「小惑星セレス」「乙女座」「蟹座」は、状況によっては「木星」と「冥王星」に勝つ、ということです。
ただ、「冥王星」もタダでは負けません、「ハーデス」は「ペルセフォネ」にザクロの実を食べさせることで、「ペルセフォネ」が年の3分の1は冥府に帰ってくるようにすることに成功しました。
ザクロって、どういう意味に解釈すればいいの?
「物質的、感覚的な実り」です、その魅力によって相手を縛り付けた、手に入れた、とも言えます。
人は、良いこと、嬉しいことがあったらそれを忘れられない、捨てられない、ということです。
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