こんにちは、かえるさんです、今回は「ゴールデンドーンとウェイト タロットカードの歴史」と言うお話です。
やっと「黄金の夜明け団(ゴールデンドーン)」とか「アーサー・エドワード・ウェイト」が出てくるんだね。
そうですね、もっとも有名なタロットが「ウェイト版」ですね。AEウェイトは魔術教団ゴールデンドーンのメンバーでした。簡単に言えばオカルト教団です。
今まで「イタリア」「フランス」と来て、今度は「イギリス」が中心地になるんだね。
「イタリア」でカードゲームとして生まれて「フランス」で占いの道具になっていった、って感じかな。
「イタリア」でも全く占いに使われていなかったとも言いにくいですし、タロットの元になったとも言える「プレイングカード(トランプ)」だって占いには使われていました。
あんまり、かっちり決めつけられないんだね。
そうです、人は無意識で行動した後に理由を付ける、という行動パターンがあります、その時にはあとからそれらしい理由を付けるのですが、そういう場合、後々検証すると理由が判りにくくなりやすいのです。
なるほど、タロットは占い的な教えを「ゲームカード」に込めた、とも言えるし、「ゲームカード」が偶然占いにぴったりだった、とも言えるのか。
そういうのは表現の違いですね。同じことです。こういうイメージが判らないと言葉にとらわれ過ぎて上手く占いを解釈できません。
なるほど。
では今回は「ゴールデンドーンとクロウリー タロットカードの歴史」というお話です。
AEウェイト
1909年に「ウェイト版」のタロットが発売されます。
今一番売れているタロットカードだね。初心者からプロの方まで使っているよね。
かえるさんもタロットの「数札」を教える時は「ウェイト版」をメインに使っています、ホロスコープの勉強にもとても役に立ちます。
すごいカードなんだね。
ハッキリ言ってすごく良く出来たカードです、しかし面白いのは「ウェイト版」は「魔術タロット」ではありません。
どういうことなの?
簡単に言うと「黄金の夜明け団(ゴールデンドーン)」の「Tの書」にそって作られたタロットを「魔術タロット」と言います。しっかりした魔術知識に則って作られたタロット、ということです。
作ったウェイトさん自体はそんなに教団での位階は高くなかったのです。
でも、めちゃ、めちゃ、売れてるよね。
要するに、作った本人が知らなくても無意識的に素晴らしいものを作った、という意味で言うと、実は絵を描いた「パメラ・コールマンスミス」の感性が素晴らしかった、と言えるでしょう。
彼女は絵本作家でもありますから、芸術家なのです。
なるほど、そういえば「ライダー版」って言い方もあるよね。
同じものと言っても良いです、「ウェイト版」の初版が「ライダー社」から出たので初版の再版などを「ライダー版」というのです。
そういうことなんだね。
BOTAタロット
BOTAタロット?
ビルダーズオブアディタムという団体の作ったタロットで、こちらは魔術タロットです。ハッキリ言ってほとんど「ウェイト版」と同じに見えますが、細かな重要な所が修正されています。
「死神」や「太陽」のカードなどはマルセイユ版に近いデザインになっています。
じゃあ、BOTAタロットの方がすごいの?
ところがそんなに簡単な話ではありません。どちらが正しい、という話ではないので、カードはどんなに優れていても、全てを表すことは出来ません、有機的に補い合っているとも言えます。
その意味で補完し合う意味もあるので、「ウェイト版」を研究する方は「BOTA版」も研究しても良いかもしれませんね。
なるほど。
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