こんにちは、かえるさんです。今回は「大アルカナのお話」です。
タロットの「大アルカナ」だね。トートタロットだと「アテュ(鍵)」って言うね。心が根っこから変化するようなイメージのカード。
どんなお話なの?
「大アルカナ」のつながりのイメージのお話です。
つながっているの?
つながっています、つながっていることでよりイメージが鮮明化されるのです。
そうなの?
例えば「怒り」「執着」「優しさ」など単語で言ってしまえば簡単ですが、どんな「怒り」なのか、どんな「執着」なのか、どんな「優しさ」なのか、が判らないと、占いには使えません。
当たったり、外れたり、という感じになってしまうのか。
そうです、話の前後が判らないとイメージをつかめないのです、逆に言うと前後が判らない場合、簡単に判った気になってはいけません。
なるほど、めんどくさいじゃん。
では、今回は「大アルカナのお話」です☆彡
「大アルカナ」
タロットと言えば「大アルカナ」だよね、イラストも印象的でインパクトが強い。
「大アルカナ」はどういうカードなの?
「冥王星的、無意識からの心の変化」を示しています。
「冥王星的」ってどういうこと?
人の一番奥の思い込みの「無意識」です。「大アルカナ」は、そこに影響があるんです。
何で一番奥って判るの?
ホロスコープを分析したときに「冥王星」を源流と考えると他の「惑星」をきちんと説明できるからです。
へー。
じゃあ、「大アルカナ」はタロットで自分の気持ちを占った時に出ても判らないの?
全く判らない時もありますし、バッチリ判る時もあります。
よく本とかに「大アルカナ」は重要って書いているけど重要なんだね。
その占いにおいては無意識の変化、受ける影響を示すので着目すべきポイントですが、占ったこと自体が意義の薄いことであれば重要という言葉が当てはまるかどうかは判りません。
なるほど。まあ「重要」は主観だしね。
「魔術師のアレフ」
タロットカードの「大アルカナ」には「ヘブライ文字」が対応しているよね。
でも「魔術師」って「アレフ(牛)」だったっけ?「アレフ(牛)」は「愚者」じゃないの?
そうですね、一般的に「魔術師」は「水星」のカードで「ベス(家)」です。
どういうことなの?「魔術師のアレフ」って?
アレフ(牛)
「魔術師」はウェイト版ではこんな感じのイメージです。
本物の絵は使えないのね。
そこは仕方ないんです。
で、このウェイト版の「魔術師」は「アレフ」の文字を示しています。
あ、ポーズがね、なるほど、なんとなくね。
何でそんなことになっているの?
タロットの「ヘブライレター」には様々な説があります、現在ではほぼ「黄金の夜明け団」の作った配列か「アレイスター・クロウリー」が「トートタロット」で採用した配列が一般的です。
「魔術師」に「アレフ(牛)」が対応した配列は19世紀の魔術師エリファス・レヴィが、タロットにヘブライレターを対応させたものが有名です。
エリファス・レヴィの書いた「高等魔術の教理と祭儀」に掲載されており、当時タロットカードの解説書として人気がありました。
へー、タロットにはいろいろな影響が詰まっているんだね。
そうですね、結局、タロットやホロスコープは人間の本質を形式化したものですから、様々な解釈、価値観があって当然です、しかし、それを理解したうえで、より精密に、より正確に、という姿勢で言語化することで占いの有効性が向上することは間違いないでしょう。
うのみにせず、「正しい」かもしれないし「間違っている」かもしれない、という視点も重要なんだね。
そういう視点で研究することで自分の視野も広がり、占いの深い理解にもつながることでしょう。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「タロット 大アルカナ」「占いのお話」の記事もごらん下さい~☆
かえるさんの占いについてはカテゴリー「かえるさんの占い」または画面下の方をごらん下さい~☆