こんにちは、かえるさんです、今回は「Aクロウリー トートタロット タロットカードの歴史」と言うお話です。
「クローリー」は1875年生まれで、1947年に亡くなりました、戦後まで生きていたわけです。
トートタロットの「クロウリー」だね。最大の魔術師とか言われると昔の人っぽいけど、結構最近の人物なんだね。
そうですね、彼も「黄金の夜明け団（ゴールデンドーン）」のメンバーでした。
「クロウリー」は何がすごいの？
彼は、スキャンダラスなイメージも強いのですが、オカルト書籍の内容などを読むと、やはり他の魔術師との知識の深さや理解度など全く違います。
「知識の深さ」と「理解度」は違うものなの？
オカルト知識の本は、英語の本を翻訳することが出来ても、それは即ち理解したことにはなりません、そのため、自分が詳しいのか、理解しているのか、すら判りにくいのがオカルト知識です。
「生命の樹」の研究家がそれをしっかり占いに実用していることはあまり無いですし、「サビアン」の専門家もホロスコープ全体の理解に役に立てている人はほとんどいません。
それでも専門家なの？
ですから、自分でも判りにくいものなのです。その意味では「黄金の夜明け団」のメンバーでもクロウリーから見たら全くの素人に見えることも少なくなかったでしょう。
とにかく、すごいんだね。
今回は「Aクロウリー トートタロット タロットカードの歴史」というお話です。
アレイスター・クローリー
クロウリーはウェイト版タロットが出た年1909年に「７７７の書」を出版し、黄金の夜明け団の秘密を公開しました。
そんなことしちゃっていいの？
ダメですけど、しちゃいました。クローリー曰くもう過去の時代のものだ、と言っています、彼は1904年を境目に新しい時代になった、という考えでしたから。
その新しい時代のタロットが「トートタロット」です。
なるほど。
そしてクロウリーは1912年には「Tの書」も一般に公開しました。
へー。そういうオカルト知識って結局どういうことが出来るの？
象徴を深く理解することは、占いや人間の考え方、その仕組みを理解する時に必須になります、この点で「占い」と「魔術」は大きな共通点があります。
簡単に言えば、人間がどうやって「心」のようなものを得ることが出来ていると感じることが出来るのか、そこに「言葉」というものがどういう役目を果たしているのか、その一般化によって何が生まれているのかを理解することで、人間の気持ちや欲求の原因をつかみ、多くの人が価値観を共有することの意味、仕組みなどを解き明かしていくのが魔術のひとつの役目とも言えます。
ぜんぜん、簡単じゃないけど、そういう知識がタロットの中に詰まっているの？
詰まっています、そしてその「潜在意識」というものはタロットがカードゲームだった時にも多く詰まっていたので今でも研究が続けられているのです。
そう言った知識の蓄積を魔術知識的に高めて作られたのが「トートタロット」と言えます。
トートタロット ThothTarot
1944年に「トートの書」の挿絵としてカードが発表されて、一般にカードが発売されたのは1970年ごろです。
カードの発売年はいろいろ説がありますので、専門的な話は割愛します。一説では最初のルヴェリンの72年版のエラーを引き継いだ（円盤のエースが上下逆、杯の８の「８」の字が無い）米国サミュエルワイザー73年（ホワイトボックスB）を一般的に初版ということが多いです。
ただ、この73年という数字の信ぴょう性は判りません、一般に言うように69年かもしれません。
白いツーピースに分かれた箱に入っていました。後にエラーは修正されました。
トートタロットは何がすごいの？
特に奇をてらったわけでもないのですが、必要だと思うことは数多く一般的なタロットから修正されています、しかしそれは「修正」というより「補足」と捉えると良いと思います。
ですから、一般的な「ウェイト版」を学びながら「トートタロット」を学ぶことで、カードやホロスコープの知識が深まっていくと言って良いでしょう。
かえるさんの印象としては、「トートタロット」の知識は「動的で動き、時間を踏まえた意味を提示してくれる」と考えています。
他のカードは時間は占えないの？
そうではありません、もちろん占えます、「トートタロット」の星座や惑星の知識が、単にこういうものだ、という表現ではなく、それを感じることで体得していく知識表現だということです。
かえるさんは占いの先生ですが、占いの先生に必要な能力は、相手の体験と星座や惑星の知識を結び付ける能力です、ただ、一方的に解説しても占い師は育てられません。
「トートタロット」はそこに役に立ったんだね。
絵を担当した「フリーダ・ハリス」の力も大きかったでしょう。
トートタロットには「魔術師」のカードが、三種類存在します。一昔前には三種類とも入っていた時期がありましたが今はそれなりにプレミアがついているようです。
へー。
カテゴリー（スマホは画面下のほうです）から、ぜひ他の「たのしい占星術TAROT」「占いのお話」の記事もごらん下さい～☆
かえるさんの占いについてはカテゴリー「かえるさんの占い」または画面下の方をごらん下さい～☆
おすすめえほん☆彡