こんにちは、かえるさんです、今回は「トロピカル」と「サイデリアル」を一緒に使うと言うお話です。
ホロスコープの話だね。「トロピカル」は春分点に合わせたホロスコープで「サイデリアル」は実際の天体の位置に基づいたホロスコープだよね。
そうです。およそ25度のズレが発生します。「インド占星術」ではこのズレを「アヤナーンシャ」と言います。
へー、そうなんだ。
でも、25度もズレちゃったら星座が変わっちゃうよね。ちょっと占う時に困っちゃう。
とは言え、「トロピカルチャート」の「西洋占星術」で占っても「サイデリアルチャート」で「西洋占星術よりおよそ25度引いた度数」の「インド占星術」で占っても、しっかり占うことが出来ます。
「西洋占星術」でも「サイデリアル」を採用している人もいるよね。
その通りです。
では今回は「トロピカル」と「サイデリアル」を一緒に使う、というお話です。
2つのチャートで考える
でも、2つのホロスコープがあったら、どっちが当たっているのかな?って考えちゃうよね。
そうですね、お気持ちは判ります。しかし、「どちらが正しい、当たっている」ではなくて「役割」「目的」が違う、と考えます。
役割が違う?
「ホロスコープ」というものは360度、12星座が完全につながっています、そして、その上を常に回転しているのです。ですから、全ての人にとって無関係な「度数」や「星座」はありません、全てを使っているのです。
全ての人に「全ての星座」がある、だけではなくて「全部の度数」も使っているの?
その人の考え方の変化などを示す「一年一度法」などもそうですし、「トロピカル」と「サイデリアル」もそうです。
というと?
例えば「生まれた時」のホロスコープである「ネイタルチャート」で言えば「インド占星術」などで使う「サイデリアルチャート」は「自分がやりたいこと、原因」であり「トロピカルチャート」が「サイデリアルチャート」を目指すための方法とも言えます。
そうやると、ストーリーがつながるんだね。
もちろんつながりますし、「サイデリアルチャート」は「自分がやりたいこと、原因」であり「トロピカルチャート」が「サイデリアルチャート」を目指すための「起点」という言い方も出来ます?
え!?「方法」だったのに「目指すための起点」になっちゃうの?
生まれた時の「ホロスコープ」は、その人の感じ方、考え方の起点です。基準だからそこに注目しているから、その性質が「性格」と呼ばれる自他の評価に現れるわけです。
そしてそこから、常に変化を求めて、335度ほどが進んで行けば、「トロピカル」からおよそ25度後ろの「サイデリアル」にたどり着くことでしょう。
あ、一周しちゃうイメージか。
そういうことです、「ホロスコープ」は常に動いているのです。動的にストーリー化出来ないとしっかり「ホロスコープ」を読むことは出来ません。
Hermetic Order of the Golden Dawn
そういえば、一番最初の絵に「TAROT」って入ってるけど、今回はホロスコープの話じゃん。
両者は完全につながっていますから、今回の「ホロスコープ」の話が次回以降の「タロット」の話につながって行きます。
へえ、そうなの?どうつながるの?
ゴールデンドーン(黄金の夜明け団)のタロットは「サイデリアル」なんです。
ええっ!そうなの?
でも今まで大丈夫だったじゃん。
そりゃ、そうですよ、でなければ「インド占星術」と「西洋占星術」どちらかがいい加減な占い、ってことになりますから。
ゴールデンドーンって、「ウェイト版」はもちろん、「ゴールデンドーンタロット」「BOTAタロット」「トートタロット」だって影響を受けてるってことでしょ。
そうです、そういう多くのタロットの「カルディアンオーダー(タロットの数札と星座と惑星のイメージ)」の対応に影響があるのです。
へー。
その説明の前段階として今回は「トロピカル」と「サイデリアル」のお話をしました。
なるほど、じゃあ、タロットの話なんだね。
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