こんにちは、かえるさんです。今回はハウスに入った惑星を考えます。
ハウスと惑星か、ちょっと難しそうだな。
ハウスは「行動のモード」
惑星は「気持ち、願望」と言えます。
ハウスを惑星に近づけていく感じかな。
そのイメージですが、自覚していれば「ムリに寄せなくてもいいかな」などと自分で設計して行くことも出来ますね。欲求の満たし方を選ぶことも出来ます。
まず、自分を知ることや他の人を知ることからだね。
自分の強みや弱点を知っておくと良いですし、相手から自分はどう見えているのか、相手はどう考えているのか、などを考える材料になりますからね。
では今回はハウスと惑星のお話です~☆
ハウスの中に惑星が入る
ハウスの中に惑星が入る、って?
イメージですね、ハウスと言う、行動の方式が決まっていて、その中に「気持ち(惑星)」が入ります。
じゃあ、方向が違っていたら、違和感があるのかな。
それもあります。
しかし、柔軟性が生まれるとも言えます。
なるほど。
そして、ハウスと惑星が一致していれば、大きなエネルギーを生みますが、「気持ち」である「惑星」も入っているので、求めすぎる可能性もあります、その場合、悩みの原因になりえます。
どういう時に良くて、どういう時に良くないの?
良くないなら、調整が必要ですし、上手く行っていると思うなら調整は要りませんね。
アスペクト的な「良い」「悪い」と言う考え方は単純明快で判りやすいですが、そんなものが決まっているなら、変えられない、と言うことですから、人間の成長を全否定することになりますし、現実には変えられることを確認しています。
そうか、実際に、何で困っているんだろう?ってホロスコープを確認して、原因を見つけて、調整して改善するためにホロスコープを見ているんだもんね。
そして、人生と言う流れを考えた時、一点のポイントだけを切り取って「良い」「悪い」と言う評価をするのは、おみくじ的で、建設的な意味は全くありえません。
そう言うことを踏まえて、ハウスと惑星の意味を知ることで、どうなると良くないように見えるか、どうすれば解消できるか、を考えるんだね。
大切なのは、星座の知識から「原因」をつかむことです。
12のハウス
ハウスは、良く言われるのは、
第1ハウス 自己
第2ハウス 財産、資産
第3ハウス 情報、コミュニケーション
第4ハウス 家庭、仲間
第5ハウス 自己表現、実現
第6ハウス 仕事、作業
第7ハウス 結婚、人間関係
第8ハウス 遺産、感情の一体化による変化
第9ハウス 哲学、考え方
第10ハウス 社会性、職業
第11ハウス 友人、願望
第12ハウス 夢、障害
なんて感じですね。
うーん、これは判っているんだけど、いざ現実に使おうと思うと、良く判らなくなっちゃうんだよね。
そうですよね、ですから、こう言うキーワードが何故当てられているのかを知らなくてはいけません。
それが判れば苦労しないよ。
まず、ハウスは、行動のモードを表すわけですから「何の行動を表すのか?」と言う視点で見たいですね。
その上で、ハウスとキーワードを考えてみましょう。
ハウスとキーワード
では簡単にハウスの全体を見ていきましょう。キーワードを考えます。何故そのキーワードが出てくるのか、を知っていないと実用することは不可能です。
各ハウスは、第1ハウスが牡羊座、第2ハウスが牡牛座って感じで星座と対応してるよね。
そうです。
第1ハウス 自己
第1ハウスは牡羊座的だから、瞬間の判断が現れるよね、考えないで自然に動いた時の自分、だから、自己、だね。
第1ハウスのカスプ「ASC」に見た目が表れると言う説明文を見かけますが、表れません。説明文に合った人を探すのではなく、合っていない人を探してみればすぐに見つかるはずです。
見た目の雰囲気の感じ取り方は各自違うことも理解しましょう。
第2ハウス 財産、資産
第2ハウスは牡牛座的だから、感覚、物欲的、実感できる、ってことだね、だから物質的な価値感が表れる、だから、何を財産と思うか、が出るね。
第3ハウス 情報、コミュニケーション
第3ハウスは双子座的だから、コミュニケーションとか好奇心、どんな情報を好むか、どんな情報の扱い方が合うか、が出るね。
第4ハウス 家庭、仲間
第4ハウスは蟹座的だから、仲間や家族に対する考え方や姿勢が出るね。
第5ハウス 自己表現、自己実現
第5ハウスは獅子座的だから、自分を表現したい、そのために何かを達成したり、したい、願望でもあるね、第5ハウスでは、何がそう言うものを意味するかが判る。だから充実のポイントでもあるね。
第6ハウス 仕事、作業
第6ハウスは乙女座的だから、カンペキに、役に立つ、をどういう「場面」で実行すると達成感を味わえるか判るよね。
第7ハウス 結婚、人間関係
第7ハウスは天秤座的だから、第3ハウスより論理的に深いコミュニケーション、議論、話し合いなどを意味するね。
論理的な面で、社会的な決まり、約束や法律、正しい、正しくない、などが話し合いを通して優劣、勝敗が決まる、親しいからこそ深くなる意味で、結婚にも大きく影響する。
そうですね、天秤座の支配星は楽しみなどを示す「金星」ですが、話し合いと言うものは「論理」だけで納得できる人と、そうでない「感情」タイプの人がいるので、正しい正しくない、とは別次元の納得行くか、行かないかと言う問題もあり「正しいのに何で?」と言う誤差が生まれやすく争点になりやすい重要ポイントです。
第8ハウス 遺産、感情の一体化による変化
第8ハウスは蠍座的だから、究極や深さ、探求、真のもの、などを意味するから、極限的な意味で「生死」なども意味するね。
影響力、と言う意味で、死後の影響も意味する「遺産」と言うキーワードも出てくるわけですね。
第8ハウスは「遺産のハウス」と言う覚え方はぜひ、やめた方がいいです。実際の占いで、あまり意味を持たないハウスのようになってしまいます。
遺産なんて、そんなに人生で考えないのが普通だよね。
そうです、蠍座的だから、影響力、極限(この場合死後のイメージ)、の意味で「遺産も含んでいる」だけであって、第8ハウスに〇〇があるから遺産がたくさんもらえる、と言う占いが多くの人に的中するとは思えませんし、意味があるとも思えません。
身内で誰も持ってなきゃ普通は、入ってくるわけ無いもんね。
そして、人生を通して、一時お金持ちでも、最後には無一文かもしれませんし、人生はそんなに簡単なものではありません。
だから、私はお金持ちになれるか?と言う質問には、企画力、実行力、行動力、思考力、技術力、計画力の面から、可能性が他の人より多い、かどうかを推測する以上のことは意味がありません。
第9ハウス 哲学、考え方
第9ハウスは射手座的、哲学、要するに考え方、や考えることの楽しみ方を示しているね。
第10ハウス 社会性、職業
第10ハウスは山羊座的だから、公的な場所で自分がどうありたいか、どういう自分だったら、しっかりやっている、と思えるか、自信が持てるか、と言うことを示すね。
第11ハウス 友人、願望
第11ハウスは水瓶座的だから、自由や平等、変化を意味するね。
そうです、ですから、自由や平等な距離感の人間関係、即ち「友人」ですね。ゆるいつながりです。そして水瓶座は現状維持より、変化を求めます、ですから変化を起こす時には目標が必要なので、それは「願望」と表現できますね。
第12ハウス 夢、障害
第12ハウスは魚座的だから、想像や癒しだね。
ですから、想像と現実の混同が起こります、そうなると現実より想像が重要視されることが起こって、
「現実の生活」に支障が起こることがあります。
あ、12ハウスにイロイロあると想像の面が大きくなるから、結果として「障害のハウス」に見えることもある、ってことだ。
そうです、とは言え、「想像力」を大いに生かすことが出来れば、それは力になることも大いにありえます。
うーん、こう言う基礎的な知識が無いとハウスは見ることが出来ないのか。
そして、要するにハウスを考える時も、惑星を考える時も「星座」の知識が十分に無いと占うことは出来ません。
そう言う知識を何か他の技術で補うことは出来ませんが、それが出来そうに見えるので「アスペクト」などは人気があるわけです。
しかし、星座の知識がしっかりあれば「アスペクト」などより、現実の状況とホロスコープから、しっかり各人の気持ち、心の葛藤などをイメージ出来るので細かく分析することが出来ます。
では、ハウス自体の意味を考えたので、惑星を含んで考えてみましょう。
ここにさらに惑星か。
ハウスと惑星
例を1つあげてみましょう。
コミュニケーション・好奇心の双子座的な意味の「第3ハウス」、ここは、その人のコミュニケーション、好奇心などを表しますね。
今回の例では「第3ハウス」のカスプが「山羊座」です。
「カスプ」はそのハウスの入り口の境目の線だね、「ホロスコープ」的にはそのハウスの最初の度数だよね。例えば「第1ハウス」のカスプは「ASC」「アセンダント」ですな。
と言うことは、コミュニケーションは、山羊座的にしっかりとフォーマルな感じにしたい、社会的な上下をしっかり意識した態度になりやすいね。
情報も影響を受けるから、伝統的なことや、礼儀作法なんかも大切に思うかもね。
そうですね、そしてコミュニケーションの「水星」が何座でどこのハウスに入ってるか、も大切です。「第3ハウス」は「水星」とつながりがありますからね。
「水星」は双子座、乙女座の「支配星」だもんね。
例えば「水星」が自己実現、自己表現の「第5ハウス」にあるか、率直な自己の「第1ハウス」にあるかで、コミュニケーションの「第3ハウス」の使われる方向も変わってきます。
「第5ハウス」なら、自分が目立ったり、中心に感じるようなこと、生きがいに向かうような時に「第3ハウス」が活性化されるし、「第1ハウス」なら、自分らしさ、にコミュニケーション・情報が加わる感じで「第3ハウス」の重要性が増すね。
ただ「水星」ですから、コミュニケーション豊か、と決め付けてはいけません、コミュニケーションを限定することで集中力を増す、乙女座的でもあることを忘れてはいけません。「水星」が何座なのか、も重要です。
で、今回の例では、理想と願望、自己実現の「太陽」が、自由と変化を求める「水瓶座」だよね。
コミュニケーションは「山羊座」的だけど、願望や充実は「水瓶座」的な変化や自由を求めて何かをしたい、
きちんとした感じだけど、急に会社を辞めたり、何か始めたりするのかな。
例えば、そう言うイメージですね。そして「水瓶座」の「太陽」が「第3ハウス」ですから、コミュニケーションや好奇心から動かす、動き出す、と言うイメージです。
あー、なるほど。
山羊座的に、他者の成功例などを研究し、水瓶座的に自分らしく改善、変化を加えて、その実行により「変化」をしたい、と思うわけです。
「太陽」ですから、それが自己表現、充実になる、とは言え、思っているだけで一生やらないで不満を抱える可能性もありますし、そればっかりやって不安定な人生になるかもしれません。
全然違うじゃん。
例えば「水星」が射手座なら、考えること自体が楽しくなり、考えたことを試したくなるので、動きすぎて不安定の可能性高まりますね。
「山羊座」なら、結果を意識しやすいから慎重になりやすいか。
危険回避の情報を集めやすいですからね。
すごく全部つながってるね。つながりすぎじゃない?
でも、そうしないと人の気持ちをイメージできないですよ。必要な基礎なんです。
みんなが「アスペクト」に頼るわけが判ったわ、この調子で全部のハウスをつなげるんでしょ?わけ判らなくなっちゃう!
あと「惑星」も「星座」もですね。その人の思考プログラムを理解するのがホロスコープですからね。論理的に理路整然と考えて行くしかありません。
人生何ごとも学習と慣れ、ですよ。やってしまえば出来るものです。
現実の人間の思考が「良い」「悪い」「吉」「凶」でくっきり割り切れないのは、ご自分の気持ちを思い出せば全く現実じゃないのは判りますよね。人の考え方をつかみ、状況を理解して、行動を予測して、未来を考えるんですから、複雑なのは当たり前です。
むずかしい!
まあ、そこは否定はしませんよ。
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