「土星」のカード
こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードの「宇宙(世界)」です。土星のカードですからホロスコープで性格分析をするのにも役に立つお話ですので、西洋占星術のファンの方もぜひごらん下さい。
最後のカードが「土星」のカードなんだね、「太陽」とか「四要素」とかのカードになりそうな気もするけど。
「土星」は現実のカードですから、結果と言うものは最後ですね。それまでは想像や準備、思考、過程ですね。
よく現実は厳しいって言いますよね。例えば小説を書くとしましょう、頭の中にある時は名作のつもりでも、実際書いてみると、だいたい、それなりの作品になってしまうものですね。
まあ、そういうものだよね。
想像の中では感動大作なのに実際に、そうはならないのは技術的問題をクリアしていないことに書いた人が気づいていないことが大きいですよね。
書く本人は、ここで感動してくれるだろう、って思うものね、感動してくれるじゃなくて、感動させなきゃいけないわけだよね。
その感動させる部分以前にストーリーに無理があったりすると感情移入できない、なんて理由もありえますよね。
ドラマや映画だと、主題歌が嫌い、とか、吹き替えの声優が一人でも下手だったりするだけで作品全部ダメな気持ちになることもあるね。
そういう書いた人や、作った人の気持ちとは全く関係なく「現実」ってあるわけですよ、何年やってる、とか、一生懸命やった、とか関係なく、現実のみがあるわけですよね。
現実はキビシイねぇ。
その現実の要素を表す意味でも「土星」には「時間」と言うキーワードがあります。神話ならクロノスの大鎌などがそれを意味します。
自分の子供である神々を食べてしまった神様だね。最後はゼウスに倒されたけど。
そのような、頭の中にあった「可能性」を現実と時は食べてしまう、そういう厳しさが「土星」らしい厳しさなんです。それをかいくぐって初めて実現、成功します。
でも、作った本人がなんとも思っていなくても、ビックリするほど成功してしまう時もありますね、それも現実ですが、本人の評価とは関係なく条件を満たしていればそうなるわけです。
あくまでも「現実」のみがそこにあるのです。
ラッキーなカード
でもさ、タロットの本とか読むと、「宇宙」「世界」って、一番ラッキー!実現のカード!みたいな感じじゃない?
そうですね、悩んでいる時と言うのは、結果が欲しい、知りたい、という心境の時が多いですから、その意味で結果が出ると言うのは、ラッキーと解釈することも出来ますね。ダメな結果も結果なんですけどね。
そういう希望的な視点で見れば、成功、実現ってなるわけですが、早い話が「結果」って言うことです。
「結果」と言うのは、その前の作業や状況によってもう決まっているとも言えますからね。やることはやって後はもう待つだけ、という意味のカードでもありますね。
上手くいく!とか、そういうことじゃないんだ。
上手くいかない、とは言ってませんよ、でも結果が出ます、って言われた時に、本当にやるべきことをしたんであれば実現するでしょ、してなきゃ実現しません、そういう段階だ、ってことです。
だって、受験に受かりますか?って聞くにしても、そんなの自分の学力と学校のレベル考えれば聞かなくても判るでしょ。判らなきゃその時点で準備不足でしょ。
占いは自分と状況を分析するツールですからね。
「世界」
このカードの象徴は「世界」です。
て、言うか「世界」ってカード名として有名だよね、むしろ「宇宙」の方が初めて聞いたし。
もう「世界」全部ってことなんですが、じゃあ、その世界ってなんだ?ってことですよ。
「世界」は世界でしょ!
じゃあ、子供の頃の「世界」全部は行動範囲、認識範囲は?
ああ、そういうことか、近所とバスに乗って駅前、あとは親戚の家とかかな。
知識や、行動力によって「世界」の大きさは広がっていきますよね。現在だと「世界」という名前だと「地球の中」って思っちゃう人もいるでしょ。
なるほどね、それで「宇宙」ってわけだ。そして象徴の「世界」も同じ意味なんだ。
そうです、昔は「エジプト」って意味もありました。
なんでエジプト?
ヘブライ語を神から授かったというモーゼがエジプトから脱出する話ありますね。
あー、エジプトで奴隷だった人たちが脱出して、エジプト軍に追いかけられて追いつめられたけど、パカ、って海が割れて助かる話だ。
だから、エジプトからの脱出は、世界の拡大を意味します。
外の世界に行く、知るってことだ。
「世界」の拡大には、今までの「世界観」の終わり、という意味もあります。だから、ノストラダムスの予言の時も、世界が滅ぶ、って大騒ぎしましたが、普通の占い師は気にしていなかったと思います。世界観の変化は世界が滅ぶと言う言い方も出来ますからね。
「世界」は自分の世界、のことなんだね。
「宇宙」の意味
以上の意味を踏まえて、結果、実現、完成、終了、新たな方法、物ごとの本質の表面化、時間などのキーワードが浮かびますので、その上手くいった場合、上手くいかない場合に思いを馳せてください。
時間が上手くいかないって、どういうこと?
時間は流れるけど物事が進まない、時間を無駄にする、完成が遅れる、などですね。
なるほどね。
タロットカード、大アルカナ
これでタロットカードの大アルカナ22枚の解説が終わりました。
正直ちょっと難しかったわ。
いやー、すいません、タロットはどうしてもカンタンに説明できないんですよね、実際問題かなり省略したつもりですが、そもそも西洋占星術の惑星、星座、四要素の整合性を確認する資料という面が強いので、学問的な側面が強いのです。
一般の方は、ふーん、なんかこんな感じなんだ~って感じで見て頂ければ十分でございます。
プロを目指す方にとっては基礎知識ですので判らない方は良くご研究ください。判らなくても勉強し続ければ必ず一気に判る時が来ます、そうならないと、タロットの知識は使えません。
判らなくて、眠くなるのは良いことです、変化の負担ですから、そのままデータを入力し続ければ、脳が勝手に知識のネットワークを作ってくれます。
カードで占わない方も、物事の流れ、人間の行動の段階を認識することに役に立てば嬉しいことです。
自分の状況を理解することは大切だね。
星占いで使っている星座は「太陽」の星座です、自分の世界を広げるために重要な星座「土星」の星座はまた別にあります。
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