こんにちは、かえるさんです。今回は実際の「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテール」のお話です~☆
実際の?羅睺(ラーフ)と計都(ケートゥ)は架空惑星なんでしょ?そんな惑星は無いんでしょ?
そうですが、その架空惑星のポイントが、現実にどう決まっているのか、と言うことです。
おお、そうか、日蝕とか月蝕が起こりえるポイントだから、「ラーフ」は月や太陽を食べる、って言われるんだもんね。
そうです。今回はその昇交点(ノースノード「ドラゴンヘッド」)、降交点(サウスノード「ドラゴンテール」)のお話です。
地球の周りの天球の月の通り道「白道」
「天球」上の月の通り道「白道」
「白道」?
地球を中心に考えて、大きな球をイメージします、これを「天球」と言います。そしてその球に、月の通り道を描いたものです。
あー、「天球」に太陽の通り道を描いたのが「黄道」だよね。
そうです。
「実際の太陽と地球」
実際の地球は、こういう感じで太陽の周りを回っています、その地球の周りを回っているのが、月ですね。
ぐりぐり回ってるね。
しかし「天球」の場合は地球が中心ですから、
「天球」上の太陽の通り道「黄道」
こんな感じのイメージになります。
地球が中心なんだね。
で、「黄道」と「白道」を重ねてみると、
「ココ」が「ドラゴンヘッド(昇交点、ノースノード)」
あれ?「月」の「白道」は「太陽」の「黄道」に対して傾いてるね。
およそ5度傾いています。
そして「黄道」を主に考えて、南から北に「白道」が交わる点が「ドラゴンヘッド」になります。「昇交点」「ノースノード」とも言います。
じゃあ、逆の北から南に「白道」が交わる所が、
「ドラゴンテール」です、「降交点」「サウスノード」とも言います。
この交点が黄道上を移動して一周するのに、およそ18年かかります。
1つの星座に1年以上かかる計算になるね。
ホロスコープ上でも影響の大きい「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテール」ですが、動きが遅いので、ホロスコープを読む時に、生まれた時間が判らなくても算出できますので、とっても役に立ちます。
日蝕と月蝕
「日蝕」
日蝕は、どういう現象なの?
すごく簡単に言うと、「太陽」の光を「月」がさえぎっている状態です。その為、地球からは「太陽」が欠けて見えたり、すっかり見えなくなります。
「地球」の周りを回る「月」と「太陽」と「地球」が一直線上になった時に起こるんだね。
そうです。
「月蝕」
月蝕は?今度は間に「地球」が間に入っているね。
そうです、今度は「太陽」の光を「地球」がさえぎっています。
そのため「月」に「地球」の影が映り、欠けたりして見えます。
それが昔のインドの人には「ラーフ」が食べていると思ったんだね。
頭だけだから捕まえても、すぐ終わっちゃうし、「月」や「太陽」が無くなったりしない、っていうのも上手いよね。
電気が無かった昔だと、昼間に急に暗くなったりする日蝕などは本当に怖かったでしょうから、大丈夫、と言う良い説明にもなりますよね。
「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテール」の意味を考える
けっこう聞くのが「ドラゴンヘッド」と「ドラゴンテール」は判りにくい、って言う意見。
良いの?悪いの?って。
もちろん、ホロスコープは現実的な占いだからそんなものありません、状況によって変化するわけですから、吉凶はありません、ただ事実があるのみです。
なんか、「前世」からとか「使命」とか言う文章もあるけど。
それは、楽しい占いを目指したもので実用的ではありません。実用的な占いではそう言う、何の影響があるか判らないような言葉は使いません。影響の確認もしようがないし、確認する必要もないですね。
ですから「太陽」「木星」だから良いとか、「火星」だから悪いとか現実にはありませんよね。どれも長所にも短所にもなります、心がけで変えられますし。
まあ、たしかに、善悪は無いよね。上手く使えることも上手く使えないこともある。
ですからアスペクトもそうですが、現実に上手く行っていない原因を探して修正できるのですから善悪を付ける意味が無いですね、善悪を付けたいのは星座の知識が無いために何らかで補いたいために発生する欲求です。
まあ、あえて言えば、そう言う意味ではインド占星術なら、「木星」「月」「金星」「水星」は「吉」と考える傾向があり、「土星」「火星」「太陽」「ラーフ」「ケートゥ」が「凶」と傾向があります。
「太陽」が悪いの!
自己実現、自己表現ですからね、結果として追ってダメならそう思えなくも無いでしょ。
そしてインドは今は一応違いますが、長くカースト制度がありましたから、心からの願望をかなえる、なんて諦めた方が良い、と言う価値観もありますね。今の日本は、それよりは「太陽」を使いやすいですね。
※カースト制度 インドを征服したアーリア人が先住民を差別することで始まった人種差別による身分制度。今では憲法では禁止されているが、実質は色濃く残っている制度。
あー、追わなきゃ良かった、みたいな。
そう考えると「火星」も「土星」も結果を望む気持ちが強いな。
今を素直に楽しめ、大きな欲は諦めろ、と言う考え方なら、「凶」と言うのも一理ありますよね。
あ、インドっぽーい、ヨガっぽーい。
そう考えると「ラーフ(ドラゴンヘッド)」「ケートゥ(ドラゴンテール)」は「凶星」と言われる意味を考えてみましょう。
「ドラゴンヘッド」は「木星」+「金星」+「四要素の地」のイメージ、癒し、自己肯定の「木星」、素直な自己表現、感覚による楽しみの「金星」、それを形にしたい感覚的な「地」。
いいんじゃない、楽しそう!
と言うことは、没頭しやすいかもしれませんね。
あー、他を忘れて没頭するってことね、結果として良くない可能性もある。
でも、楽しく使って得意になる、とも言える、むしろこっちが多いかな。
その意味で働きは、理想と願望だから目指しやすい、そのおかげで長所になりやすい「太陽」に似ているとも言えます。
しかし、「木星」「金星」ですから、楽しみ的、自己肯定的、しかし楽しみをムダと感じてしまいあまり使えない人もいますね。
そうか、ホロスコープ全体を見ると「ドラゴンヘッド」の意味が1人1人違うことが判るのか。
例えば、ホロスコープが全体的に「山羊座」的な人で「ドラゴンヘッド」が山羊座なら問題は無いでしょう。しかし感覚を楽しむ「牡牛座」が全体的に強ければ、
行き違って、上手く使えない。
かもしれませんし、山羊座で頑張って、牡牛座のコツコツ頑張る力と合わされば素晴らしいかもしれません。
なるほど!だから、ホロスコープを見て、上手く使えていなければ、牡牛座のコツコツが上手く使えない理由を探して、アドバイスするのか。
そういうイメージです。
「ドラゴンテール」は「火星」+「土星」+「四要素の火」のイメージだね。
そうです、ですから、できるだけ早く結果にしたい、出来ないとイライラや不満、自信の無さ、見向きもしたくない感じ、などになり、「火」的ですから、直感的なので、「ドラゴンヘッド」より「何となく」と言う感じで自覚しにくいとも言えます。
「ドラゴンヘッド」の楽しい感じより、出来ないと嫌な感じなのが「ドラゴンテール」だね、でも、自覚しにくい、やっかいだな。
「ドラゴンヘッド」の「対向星座」(180度、反対側の星座)に位置するのが「ドラゴンテール」ですから「ドラゴンヘッド」を多用していると、気付きにくくなる場合もあります。
例えば?
天秤座が「ドラゴンヘッド」なら、論理的になっていきやすいですよね、そうなれば「ドラゴンテール」の直感的な牡羊座を使いにくいかもしれません。つい論理的に考えますからね。
そうすると、なんとなくイラついたりするんだ。
その意味だと、出来ないとそわそわする、などと言う意味では「月」的な働きをするとも言えます。言いかえれば上手く使えると精神的に安定します。これも「月」的です。
うーむ、難しい。
そしてインド占星術でなぜ「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテール」が「凶星」か、と考えれば、
何かを楽しみたい、没入しやすい「ドラゴンヘッド」
出来ないといけない気がする「ドラゴンテール」
悩みの元になりやすいってことかな。
そういう考え方も出来ますよね。上手く使えば長所にすることが出来ますし、上手く使えなければ短所になる、ですから「西洋占星術」では「吉凶」のような断定的な評価はしません。
「ドラゴンテール」は、気付かないでモヤモヤしてるけど、手のつけようが無い、と言う状況も良くあります。ただ、惑星が同じ星座で気付かず上手に使っている人もたくさんいます。
占いを使う人は、こういう、吉凶など、タロットのキーワードなどを見た時に、何故このキーワードがどこから出てくるのだろう?何で「吉」と書いてあるんだろう?と考えるのはとても勉強になります。
その意味では「生命の樹」や「タロットカード」が優れた資料になるでしょう。
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