こんにちは、かえるさんです。今回は「月」で考える、結婚のお話です。
結婚、といえば「7ハウス」も見るよね。
そうですね「7ハウス」は天秤座的なハウスですから、話し合いによる決定など、に非常に重要ですね、と言うことは結婚生活には欠かせない重要な要素です。
しかし、結婚生活はそれだけじゃないですよね。
生活力とかもあるし、緊急時に頼りになるか、とか日ごろの優しさとかも必要だよね。
そうですね、ただ、結婚生活は長いことが理想的でしょうから、その意味では、
相手にどれだけ頼れるか、と言うのも重要です。
そうなの?
お互いに安心出来ないと、家庭が安らぎの場にならないですからね。
素の自分でいられる、ってことか、それには何が必要なんだろう?
簡単に言えば、安心感ですよね。
安心感か、なるほどね。それで「月」なんだね。
そうです、もちろん結婚は、ホロスコープの一箇所を見て判るような単純な議題ではありません。
しかし、「月」と言うポイントは人生全体に大きな影響がありますし、結婚を考える上でも、とても重要なポイントです。「安心感」は大切ですよね。
今回は「月」のお話です。
「月」からストーリーを考える
「月」は安心感、とか仲間意識を示すんだよね。だから、「月」が何座なのかを見ると、どういうことを仲間や家庭に望むか、何が安心感につながるか、が判るんだよね。
そうですね。
「月」は、自分にとっての安心感、無意識を示す、だから、仲間や家庭も意味する、と言う考え方が大切です。
そして、安心感と言うものは、その人にとっての当たり前であって、疑う余地の無い、当然のことです。そこに疑いを持つことは、自分自身を信じられないことも意味します。
実際には、仲間や家族がいなくても楽しく1人で暮らしている人はいるわけだもんね。家族、仲間、って決め付けすぎてもいけないんだね。
そうです、感覚や精神的にビンカンな人は、誰かが一緒にいる、と言うことが必ずしも望ましいとは言えない場合もあります。
とは言え、「月」はその人の安心感が判りますから、どういう状況に安心を感じるか、が判るので、現状に不満がある場合、何が足りないのか、何が良くないのか、などを考える意味でも有益なデータと言えます。
「月」が何座なのか、が判ればそれが判るんだね。
「月」が何座なのか判れば推測しやすいですね。それが本人の自覚と一致していれば、問題解決のキーポイントなどになります。
占いだからやっぱり推測なのか。
いや「月」の星座だけで考えれば、やはり推測と言う言葉が合うでしょう、『「月」が何座』と言う情報は、
その「月」が、「どうしようとしている「月」が何座なのか」が判らないですから。
え!?どういうこと?
簡単に言えば、その「月」は、どの「ハウス」にあるのか、そして「4ハウス」のカスプ(尖点:せんてん:最初の度数:このブログではプラシーダスハウスのみ扱っています)は何座なのか、
が判らないですからね。
おお、めんどくさい!
しかし、実は、占い師がホロスコープの「月」を見る、と言うのはもっと難しいです。
もっと!?もっとはダメでしょ!?
本当にそんなに見てるの?
見てます、「月」だけでもさらに、見ます。
「月」が何座か、で、安心のために必要な要素が判りますね。
そして「月」がどの「ハウス」にあるかで、どういう場所、状況でそれを得ようとするかが判ります。
そして、その「ハウス」に、どんな惑星やポイントがあるかも「ハウス」の意味を変えます。願望や意識も入ってきますからね。
そして、その「惑星」と関連した「ハウス」とのつながりも生まれます。
もうちょっと良く判らなくなってきたけども。
難しくても、人間の「安心感」がそんなに簡単なわけ無いですよ。
そして、「月」とつながった「4ハウス」は重要です。
安心感や、自己肯定的な考え方をするために必要な要素ですから、関連性はとても強いです。
「4ハウス」にも「惑星」とかが入っていたら、メチャクチャなっちゃうじゃん。
メチャクチャじゃありません、1個1個読んでいくだけです。
えー!
だから、プロでも、何となくしか当たってなくてもアスペクトで2点のみを見て簡単に話をまとめたいんですよね。でも、マジメな占いでは、そんなものは使いません。
使えって。簡単にまとめちゃえ、って。
さらに。
えー!まだあるの!!
あるんです、ハウスのカスプに蟹座のあるハウスはつながっていますから。
えー!、つながってないことにしようよ!
つながってるんです。
まじで。
そして、蟹座に天体があるかどうかも見て行きます。
こんなにいっぱい見てどうするのさ。
もう、わかんなくなっちゃったけども!
その各ポイントから、ストーリーを組み立てて、その人の考え方、悩み方、などをイメージします。そこから、その人の当たり前、安心感をつかみます。
このポイントをストーリー化する能力は「タロットカード」に近いです。
そして、星座の知識が、深くないとストーリー化出来ません。
出来ないよ。
本に書いてあるキーワードだけでは、どうしてもリアルなストーリー化が出来ないんですよね。
それが同じホロスコープを見ても、判らない人と判るプロの違いなのか。
あれ、今、大変だなーと思ったけど、「月」の話しかして無いよね。
「月」の話しかしてないです。
他の「惑星」は見ないの?
もちろん見ますよ。
ほんとに見てるの?!
見てますって。見ないと判んないですもん。
ごちゃごちゃになっちゃう。
人間の心は実際にゴチャゴチャなんです。
じゃあ、生まれた時間が判らない、ハウスの判らないお客さんはどうするのさ!
「惑星」と「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテール」など限られた情報しか判らないですから、本人の自覚のイメージを構築します、そして相談内容と状況を組み合わせて鑑定します。
その方が難しいんじゃない?
何倍も難しいですよ。「ハウス」が判るとかなり楽です。
でも、結局、難しいな。
結婚も考えてみる
では少し「月」を使って、ホロスコープを見て行きましょう。
少しにしておきなさいよ。
例えば「月」が獅子座だったとしましょう。
獅子座だから、自己実現や自己充実、認められたい気持ち、そう言うのが上手く行くと安心感につながるから、そう出来ないと辛いね。
そうですね、そして「月」から、家庭や安心感などを示す「4ハウス」を見てみましょう。
例えば、「4ハウス」のカスプが天秤座だとしましょう。
天秤座だから、論理と言語の星座だ、話し合いや議論の星座だから、そう言うの「4ハウス」的に安心感につながるのかな。
そうですね、そして、家族に対する態度にもなりますね。
キチンと話し合いたい、と言うことか。
そうですね、しかも獅子座の「月」ですから、プライドも高いでしょうし、優位性も意識すると考えられますね。
そして「4ハウス」に蠍座の「太陽」が入っていたとしましょう。
少し、って言ったのに…。
そうなったら、心の一体感などが、とても重要で価値のあることになります。
お、でも、獅子座の流れで仲間に対する優位性とかも欲しそうだったけど、
優位性を持ちながら、一体化?
この場合、自然に考えれば恋愛などもありえますよね、獅子座的な情熱と、蠍座的な一体感、そして、優位性、強い発言権も欲しいでしょう。それらが安心感につながります。
あ、獅子座は大恋愛的な意味もあるか、必ずしもリーダーシップや中心人物だけとは限らないんだ。いろんな使い方があるんだね。
そして、「月」が獅子座、「太陽」が蠍座ですから、「1ハウス」も「4ハウス」も「5ハウス」につながります。
どちらも自己実現的だからか、
本当は「5ハウス」に天体などがあれば、また話は広がるのですが、話を簡単にするため、「4ハウス」に戻ります。
もう難しいけどね。今、何の話しているんだっけ?
「月」から始まったつながりですから、その人の安心感や無意識の話をしています。結婚では安心感は非常に重要な要素ですからね。
で、「4ハウス」のカスプは、天秤座でしたから、天秤座的な「7ハウス」と「金星」のあるハウスを見ます。
さらに「4ハウス」に蠍座の「太陽」がありましたから蠍座的な「8ハウス」を見ます。
イヤ、もう全部じゃん…。
こうやって行くことで、この人の価値観や安心感、自己実現として何を求めているか、などのイメージを作って行きます。この順番のイメージも大切です。
もう最初の方は忘れちゃうじゃん。
忘れないですよ、占い師はそう言う仕事なんです。
これで「7ハウス」と「8ハウス」のカスプを見れば、この人の天秤座と蠍座の動き方も断定しやすくなってきますから、
これ、このペースで、行きながら、最初のころのデータを補強していく感じ?
そうです、そうです。
え、どこからどの順番で見るの?
まあ、最初は「太陽」とか「月」とか、から練習すればいいんじゃないですか、でも、何を知りたいか、と言う議題によって適切な惑星と、ハウスから見るのが良いでしょう。そして情報を得ることで、今までたどった部分のデータも補強されます。
でも、深くまで見ると、アレコレ出てきますから面白いですよ。
こうやって見ていくと、その人の「安心感」が見えてくるから、結婚で何が大切か、などが見えてくるのか。
そうです、1個か2個の天体を見比べて、相性なんて判るわけないですから。こうやってイロイロ確認していくんです。具体的な問題点を探して原因を取り除く方が現実的です。
さっきの例で「4ハウス」のカスプが天秤座だったじゃない、「月」が天秤座の人と安心感が一緒ってことじゃない、それって相性がいいってこと?
良い点に気付きましたね、その点においてはそういう傾向があります。
何て言うか、とにかく難しいね!
まあ、やってしまえば出来るものです。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、「月」「結婚」「占いのお話」「ハウス その他」の記事もごらん下さい~☆