こんにちは、かえるさんです。今回は、木星と対応したタロットカード「運命」のヘブライレター「掌(てのひら):カフ」を考えます。
ヘブライレターはアレフベート(英語のアルファベットのようなもの)1文字でタロットや惑星、星座などの意味を象徴して表しているんだよね。
そうです、一括管理することで、幅広く矛盾なく管理できますので大変便利です。
とは言え、ちょっとむずかしい。
最初は数学の「X」だって使いにいくいけど、慣れたらあった方がいいでしょ。
さて、今回は「掌:カフ」のお話です。
「木星」ゆるい
「木星」と言えば、ゆるい、イメージ。
とは言え「木星」は射手座の支配星です。創造性や考える力を持っています。未知に対する考えを広げるためには、強く否定ばかりしては、何も生み出せません。
そこに由来する「ゆるさ」なのか。ただ、だらしないんじゃないんだね。
逆に言うと必要なものなのです。ただ行き過ぎると「ゆるい」と言うことになります。
その知的創造性みたいなものを生かせるかどうか、なのか。
その度合いによって「つかめるか、つかめないか」を考えることが出来ますね。
「掌:カフ」
「掌:カフ」
自分の頭で考えて、創造性を生かす。その源はどこでしょう?
えー!どこでしょうね?
では「生命の樹」を観てみましょう。
「運命」のヘブライレター「掌:カフ」は「4」の下の赤い部分だね。
そうです、ですから、上に上っていけばいいんです。
すぐに「木星」と対応した「ケセド:慈悲(じひ)」の「4」がある、その上は「神官」の「ヴァウ:釘」があって「智慧:コクマー」の「2」がある。
じゃあ「2」から下っていきながら意味を読み取っていきます。
「2」は「十二星座」と対応している、かたよりの無い視点、星座的なかたよりが無い、ってことだ。
そうです、「既に生まれている我ら」がそれを手に入れるには、智慧と教養によってそのかたよりを取り除くしかないですね、それによって考えの幅が大きく広がります。
その自由な発想が、牡牛座的な「神官」を通る。
牡牛座的な、感じたことを伝えたい!って感覚だね。
そうですよね、いいことを思いついたら人に言いたいですよね。形にしたいですよね。要するに、いい感覚、を保っています。
で「木星」と対応した「4」に着く。
ここで、ひらめきを知的に肯定的に広げます。発展性を維持しています。
そして「運命」の「掌:カフ」にたどり着く。この2つはくっついているんだね。
そこでポイントなのは「4」の惑星は、常時そう働き、「運命」のカードの働きは変革期、変化と言えます。
そうなんだ。
カードで占う時は、変化を求めているのが普通でしょ、だから変化を意味する「大アルカナ」は重要なカード、と言う位置づけなんです。
ですから「運命」の「掌:カフ」、ここで閃きを自覚するのです。「いける!」「こうに違いない!」って感じですね。
「4」と「運命」は同じじゃないの?
同じじゃないです「4」からは「5」への道が残されていますから。
あー「3」「5」「8」の現実的、否定的な「峻厳(しゅんげん)の道」へ行く可能性もあるのか。
行っちゃったら、もうダメ?終わり?
キチンと「峻厳(しゅんげん)の柱」を使えば、キッチリとアイデアを磨き上げられますし、更に良くなることも考えられます。
でも「峻厳(しゅんげん)の柱」を上手く使えない場合は「どうせ、ダメだろ」「上手く行く訳ない」なんて感じになってしまいます。
あらー、上手く使えてないって、どういうこと?
要するに、論理的に弱点を考えて補強案を作ったり、考えるのが苦手なので諦める、ってことですね。
言いかえると、その「5」への道を選ばなかったら「運命」の「掌:カフ」にいくんだ。
え、それで「7」の「ネツァク:勝利」に着くの?
「7」の「ネツァク:勝利」の勝利は、勝つ、と言う意味ではなくて、勝ち負けを考える、形になること、形にすることを意識する、と言うことです。
なるほど、上手くいくといいな、的な感じだ。
「7」からは魚座的な「月」「クォフ:後頭部」を通って、そのまま何のチェックもせず現実に持っていく場合もあれば、
「7」から牡羊座的な「皇帝」「ツァダイ:釣り針」を通って、物ごとをハッキリと結果にしようとする場合「9」の「イェソド:基盤」、要するに自分の感覚でチェックして、「土星」と対応した「宇宙(世界)」を通って厳しいチェックをして、さあ現実に出来るか、となるわけです。
魚座的な「月」「クォフ:後頭部」から行っちゃダメか。
いやいや「詩」や「芸術」ならそうも言えませんし、場合によっては自分のチェックによって、無難なありがちなアイデアになってしまうかもしれませんよ。
あー、そうか、じゃあ、その方がいいか!!
いや、それはそれで、こうすれば上手く言ったかもね、と言う程度の「ゆるい」アイデアになるかもしれません。
なんだよ、どっちか判らないじゃん。
だから「運」って思う人がいるんでしょうね。
実際には現実があるのみなのですが。
上手くいかないのは、上手くいくようにやらなかったからですが、何で上手くいかないんだ!と言う嘆きは良く聞きますね。
だからこそ「運」と言う言葉が必要だと。
自分のイマジネーション、アイデアと現実を結び付けられないことを「運」と呼ぶ人は多いでしょうし、実際に結果から考えて事前に認識するすべのないこと、と言うのはあるものですよね。
そう言う意味では自分のイマジネーション、アイデアを1度ダメだったからと諦めないためにも「運」と言う言葉はあっても良いでしょう。
同時に、進歩を望まない人も、その言葉を好む傾向は否めないね。
「ゆるい」のか「ポジティブ」なのか、その線引きは難しいです。
「掌:カフ」で「つかむ」か「つかみそこねる」か、それによって「7」以降の展開が大きく違ってきます、その展開をみて満足する場合は「運」が良い、満足しない場合は「運」が悪い、と考えるんでしょうね。
その「運気」と言うものが、巡り来るもの、と考えるなら、それが運命の車輪、と言うことなのでしょう。
それは運命の車輪なの?
運命の車輪だと思う人には運命の車輪と言うことでしょう。
運命の車輪は、シバ神の眼、ジャガーノートの車輪とも言われます。破壊されると世界が滅ぶ、などと言われます。
滅んじゃうの?!
世界観が変わる、価値観が変わる、生き方が変わる、と言う意味を含むでしょうね。そこから「運命の車輪を回す力とは何か」を考えていただけると理解が深まるでしょう。
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