こんにちは、かえるさんです。今回は、モンゴルの英雄、成吉思汗:ジンギスカンのお話です。
歴史上で一番広い領土を持っていたモンゴル帝国を築き上げたジンギスカンだね。初代皇帝として1206年~1227年に在位していたんだよね。
ジンギスカンは有力な部族長エスゲイの息子として生まれましたが、ある時エスゲイは急死し、部族が崩壊してしまい、ジンギスカンは若い頃は大変苦労しました。
へー、順風満帆じゃなかったんだね。
そんなジンギスカンが、遊牧民をまとめ、世界帝国を築けた理由を考えてみたいと思います。
蘇魯錠の矛 ソロデンのほこ
モンゴルの戦いの神「ソロデン」の名を冠したソロデンの矛(ほこ)、と言う武器があります。
ジンギスカンは、生まれた時、ソロデンの矛を手に握って生まれてきた、と言われています。
武器を持って生まれてきたの!!
手に刃物のような形の血の塊を握っていたと言われています。
ビックリした、なるほどね。
その時、この子はいつかモンゴルを統一する人物になるだろう。と言われました。
気持ちは判るけどね。血の塊を持って生まれたって言っても。
でも、ジンギスカンは結局ユーラシア大陸の大部分を支配したんですよ。
じゃあ、予言通りになった、ってこと?
どうでしょう、もう結果が出ているので何とでも言えますよね。
ま、そりゃそうだ。
でも、部族は崩壊して、ジンギスカンは苦労したけど頑張って、モンゴルや外国を支配したんだよね。
そうです、このことをどう考えるか、と言うことです。
と、言うと?
この「ソロデンの矛」はどんな役目を果たしたと考えられるか?と言うことです。
思い、信じる気持ち
単なるプラス思考、と言うのではなく、努力を続けるモチベーションを維持できるかどうか、に自分を信じる力の強さが関係しています。
たしかに。でも、ジンギスカンは頭が良かったんだよな、戦い方も合理的だし、従うものはあまり抑圧せず上手に統治したよね。逆らうものには容赦なかったけど。
その、頭の良さも「何かを成し遂げる」ために「努力の末」得た力とも言えます。
何も無く最初から頭のいい人はいません、たくさん頭を使うことによって複雑なことを理解していくのです。
ですから、何か目標を持って、自分は成し遂げられるはずだ、と頭を使い努力し続けていけば、頭も良くなり、目標を達成できる可能性も高まりますね。
才能って言うのは無いのかな!
才能と言うものは日ごろ生きていて感じますか。
だって学生の時とかも算数とか数学がすごい得意な人とかいるじゃん。
遺伝、と言う視点で見ると、数学能力の遺伝は0%と言われています。
0%!!
そして、競争の激しい分野で成功している人間は、1万時間以上の勉強をしている、と言う説があります。
逆に、少ない勉強量で競争の激しい分野で成功している人は0に等しいと言われています。
だったら才能って何だろう?
他者の努力は「貰ったもの」と思いたい気持ちから出てきた考え方でしょう。
音楽のような才能を感じる分野でも、有る程度の人数を調べてみると演奏の上手いグループとそうでも無いグループでは、単純に練習時間に大きな差があったそうです。
やっぱり、努力と訓練が大きいのか。
才能の有る子供、と言うのがいますね。
おー!そうだ!そうだ!子供は1万時間はムリだよ!!
実際には、才能の有る子供と普通の子供の差は、あまり無いのが普通だそうです。
えー!どういうこと?!
親が「この子はすごい!神童だ!」と騒いで、無理にトレーニングさせることで、本当に上手になる、と言うのが良く有るパターンだそうです。
…あぁ、なるほど。
その意味で、くじけそうになったり辛い時も自分を信じ続けるのに、ソロデンの矛が役に立った、と言うこと?
もちろん、それだけで世界帝国を築けたとは思えませんが、大いに役に立ったのではないか、と思うんです。
でも、にわとりさんはとっくに生まれちゃったし、ソロデンの矛を握って生まれることは出来ないけれども。
それは無理でも、強い気持ちを持つ、挫折しないで持続することが「自分を育てる」ので、成功確率が高まる、と言う考え方が出来るのでは無いでしょうか。
あー、そういうことか。
まあ、こう言っちゃなんですが、ジンギスカンが生まれた時に握っていたのはタダの血などの塊だったと思うんですよ。
まあ、それはそうだよね。
現実問題としては、高学歴の人は普通は裕福な家庭に生まれています、これは学力も才能ではなく、状況によって作られている、とも言えます。
生まれた時点でもうある程度決まっているよね。どうしようもない。
逆に違いを言えば、裕福な家庭では、幼少のころから教育に力を入れ、何かに挑戦する資金があって、失敗しても人生が続けやすい状況がある、と言うことです。
普通の人は、生活するのがやっとだから、挑戦自体できないね。やりたいと思ったら挑戦しろ、って言うのはちょっと無責任だよね。失敗することは人生の終わりを意味するよ。
人間は貧困状態だと、思考力が低下する、と言う説もあります。
うーん、厳しい世の中だ。
考える力と、向上心を維持できる状態を作る、と言うこと、要するに、心の余裕が大切だと言うことが浮かび上がりますね。
難しい。
チャンスを作る、挑戦をする、と言うのがどんなに難しいことか、しかし、やろうとする気持ちが有るのなら、時間を確保しないといけないですよね。
まあ、考えなく勢いでやっても自滅するのは目に見えているもんね。
自分をどこまで信じられるか、何を目指しているのか、だったら何が必要なのか、そこから出て来た行動計画には光明があるかも知れません。
それと気持ちの強さもあるか。
ジンギスカンも、どん底からのし上がったのは確かですからね。
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