こんにちは、かえるさんです、今回は「運命の輪 Fortune トートタロットの象徴で星座 惑星を考える」と言うお話です。
今回は「木星」だね。
そうです、「木星」は占い師永遠のテーマとも思えるほど幅が広いのですが「生命の樹」「タロット」による研究で、深く探ることが大変有益です。
あまりにも幅が広いので、その根本的な働きを特定していくことが大切なのですが、今回は「運命の輪」を通して考えてみましょう。
なるほど。
まず、紫色の背景、これだけでも「赤」+「青」と分かりますから、自分が使命(「使命」は自分の価値観に向かって能力を伸ばして、しっかり社会的役目を果たすこと)に向かうことと、やりたいことをやる(やりたいことをやる、は自分の直感に従って行動する、それは即ち自分のホロスコープ全体を調和する能力を獲得することです)ことを同時に行うイメージです。
「紫」だけでそこまで分かるんだね。
さらに「黄色」の車輪は、「やりたいことを実現する」ことを意味しています、自分の直感に向かって進み様々な困難や達成感を通して自分の能力を拡大していくことを表現しています。
そういうことなのね。
「トートタロット」では特に「自分のやりたいことをとにかく貫き突き抜けることを推奨しています」それが「黄色」いや「黄金の車輪」という表現になっていると言えます。
では今回は「運命の輪 Fortune トートタロットの象徴で星座 惑星を考える」です。
「運命」
「Fortune」というタイトルですから「運命」という翻訳でも良いと思うのですが、まあデザイン的にも「車輪」「輪」という言葉を入れることに問題は無いでしょう。
むしろ重要性としてはこの車輪には最下部に「こぶし」が刻印されていることです。これは「手」であり「手」と言えば「י ヨッド」を意味し「乙女座」との関連性の強さを表現します。
どう関係あるの?
「霊視と幻聴」第4アエティールには「この車輪は手で回されている」と書いてあります、この言葉を聞いて「マルセイユ版」の「運命の車輪」を思い出す人も多いでしょう。「マルセイユ版」の「運命の輪」には手回しのハンドルが付いていますからね。
にわとりさんは何も思い出さないけど。そうなんだね。
「運命の輪」は「乙女座的努力」によって回されている、とも取れますし、エリファスレヴィの対応では「運命の輪」の「ヘブライレター」が「י ヨッド 手」であることも重要です。
そもそも自分で回す意味だったのか。
そして「運命の輪」は「Ⅹ」、「10番目」のカードで、「10」は結果、実現化を意味します。
なるほど。
そう考えれば「ウェイト版」などでも「運命の輪」と「世界」が密接に関連している表現になっていることに納得がいくでしょう。
「アニュスディ」
「皇帝」の時に出てきた「Agnus Dei アニュスディ」について錬金術の「塩」であると、「霊視と幻聴」第4アエティールに記述されています、要するに「皇帝」は「実現化」に向かっていて、それによって自己向上を図り、「ケテル(王冠)」すなわち「冥王星」を実現しようとしていることが分かります。
それと「運命の輪」はどうつながるの?
「車輪」の上の「スフィンクス」「ヘルマピュニス」「テュフォン」をヒンズーの「グナ」である、と述べ、それを西洋では「錬金術」の「硫黄」「水銀」「塩」に当たる、と書いてあります。「グナ」は簡単に言えば、常に留まらず移り行く概念、前提、といって良いでしょう。
ざっくりと言えば「硫黄」と「水銀」を足すと「塩」という考え方が出来ますから、「塩」=「タマス」=「テュフォン」と考えれば「アニュスディ」が、それを意味します。記憶(水銀)と憧れ(硫黄)によって結果(塩)を目指す、ということです。
ごく簡単に言えば「旗を持った羊」は「恐怖に立ち向かいそれに打ち勝とうとしている直感」である、と言えます。
「皇帝」は「車輪の怪物テュフォンと戦っている」とも言えるんだ。
そしてそれによって「成長、拡大」するのが「木星」なのです。
よく聞く「木星」の「拡大」ってそういうことなんだ!!、そこだけ言われても分からないよ!
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「タロット 大アルカナ」「木星」の記事もごらん下さい~☆
かえるさんの占いについてはカテゴリー「かえるさんの占い」または画面下の方をごらん下さい~☆