かえるさんの星占いらぼらとりー

星占いによる性格分析を詳しく解説しています。心の仕組みと、ホロスコープを読めるようになることが目的のブログです。

「澤山咸」「円盤の女王」西洋占星術と宮廷牌と易

 

 こんにちは、かえるさんです、今回は『「澤山咸」「円盤の女王」西洋占星術と宮廷牌と易』と言うお話です。

 

 今回は「澤山咸(たくざんかん)」ですから「円盤の女王」と対応します、ホロスコープでは「射手座21度~山羊座20度」と対応します。

 

 「円盤の女王」はウェイト版とかでは「金貨の女王」だね。

 

澤山咸

 射手座でやりたいことをやって、社会の中で役立つ山羊座に向かって行く感じかな。

 

 そうです、それは「やりたいことを、使命にする」というイメージですから、即ち「結婚」も意味します、それは恋愛的な意味にもつながります。

 

 ですから「澤山咸」は恋愛、結婚の意味が強く取られますし、「円盤の女王」は仕事、社会の面が強く言われますが、どちらも同じことを言っています。

 

 全然違うじゃん。

 

 占いの象徴は「人間の無意識」に対応しているので、我々の常識と同じではないので占い師は象徴を学ぶのです。

 

 なるほど。

 

 

 卦辞は「亨 利貞 取女吉」とおる ていによろし じょをめとるにきち。

 

 要するにイメージとしては射手座でやりたいことを上手になって山羊座で社会で役に立てるイメージですが、易では「澤山咸」は「三十一番」の卦ですから「三十番」を見ると「離為火(りいか)」です。

 

 「離為火」は「利貞 亨 畜牝牛吉」とあり、メスの牛を養え、と言っています、要するに自分の思う正しい道をしっかり従順に進むのが良い、と言っています。

 

 なるほど、どっちも似た角度の話なんだね。

 

 そうです、そして「澤山咸」は山の上に湖ですから、ウェイトタロットの「女帝」を思い出しますよね。

 

 なるほど。成長して実現したい感じだね。

 

 では今回は『「澤山咸」「円盤の女王」西洋占星術と宮廷牌と易』というお話です。

 

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澤山咸下卦

 

 

 「初爻」は「咸其拇」そのぼにかんず。

 

 親指に感じる、ということです、易ではだいたい足の指とされます、「初爻」なのでそれで良いとも思いますが。「拇」は手の親指もさします。

 

 ああ、初爻だから一般的に足なんだ、「拇印」とか手の親指じゃん、って思ってたけど易の本だと「足の親指」って書いてあるやつあるもんね。

 

 そうです、どちらも占いに反映しますので両方覚えておきましょう。

 

 親指に感じる、まあ、ことの始め、何かを開始しようとして反応する、ほんの始めたばかり、という感じですね。

 

 「初爻」は「陽位」に「陰」で不正です、そして「二爻」に比していませんが(隣の爻と陰陽が違う場合、比している、つながっています。)「四爻」に応じています。

 

 

 

 上卦につながっているけど、すぐ隣の二爻にはつながってないんだね。まだ始まったばかり、って感じだね。

 

 

 「二爻」は「咸其腓 凶 居吉」そのこむらにかんず きょう おればきち。

 

 「二爻」は「初爻」に比せず「三爻」に比しています。そして「中」を得ていますし、「陰位」に「陰」で位正しく「尊位」である「五爻」に応じています。

 

 なんだか、とても良さそうなのに「凶」なの?

 

 足に感じたまま動いたら凶です、そこにいれば良い、そこにいれば吉なのです。

 

 すごくいいから、その場を動かなくていい、ってこと?

 

 「澤山咸」はしっかり結果を出したいので焦ってはいけません。その意味で良い場所でしっかり力をつけるイメージなのです。「澤山咸」は焦る気持ちより感覚に向かい合うことが必要です。

 

 

 「三爻」は「咸其股 執其随 往吝」そのももにかんず そのしたがうをとる いけばりん。

 

 「三爻」は「陽位」に「陽」位正しく、「上爻」に応じています。「四爻」には比せず、「二爻」に比しています。

 

 これは「四爻」より「二爻」の方に行きやすい、「周囲に従ってしまう」ことを「吝(りん)」ケチが付く、恥ずべきことである、と言っています。

 

 感覚なだけに山羊座っぽく周囲に従ってしまいやすく、自分の気持ちを守りにくいイメージです。

 

 だから、ずっと慌てて動くな、って感じなんだ。

 

 しかし「上爻」の無意識には応じています、本当に価値のあることなら向かうことを推奨しています。「股」は「能動性」の意味でもありますからね。

 

 世間体と無意識のことを両方言っているんだね。

 

澤山咸上卦

 

 

 「四爻」は「貞吉 悔亡 憧憧往来 朋従朕爾思」ていきち くいほろぶ しょしょうおうらい ともなんじのおもいにしたがう。

 

 自分の気持ちに本当に従っていることが「正しい」「貞」ということです、周囲に何となく流されることを良くないと言っています、「正しければ」「悔い亡ぶ」ということです。

 

 「四爻」は比していません、そして「陰位」に「陽」で位、不正です。しかし「初爻」に応じています。

 

 それは最初の気持ちとつながっている、ということです。しかしその「初爻」は「陽位」に「陰」で自信がありません。そこで「憧憧往来」要するにまだ迷っているのです。

 

 そして初心に正しくしたがえば朋、爾(なんじ)の想いに従う、ということです。

 

 

 「五爻」は「咸其脢 悔无」そのばいにかんず くいなし。

 

 「脢(ばい)」は、背骨の辺りの肉、背中、背中上部の肉です。

 

 背中、背骨に感じるって?

 

 無意識ですね、背中ですから天使の羽のイメージでもあります。鳥の羽は手が進化したイメージですからね。

 

 なるほど、無意識に従うことが出来れば悔いはない、ってことなんだね。

 

 「五爻」は「尊位」と言われ一般的に最も注目、重要視します、「中」を得ていますし、「陽位」に「陽」で位、正しく、「二爻」に応じています。上の「上爻」に比していますが、下の「四爻」には比しません。

 

 何だか、とっても良さそうなのに「吉」じゃないの?

 

 「卦辞」を思い出していただければ「亨」「吉」が入っていましたね、そのためには「亨 利貞 取女吉」ですから、自分が本当に大切に思う恋人と結婚する、自分が本当に大切に思う役目を得ることが出来れば「亨」「吉」なわけです。

 

 逆に言うと、そうじゃない、周囲に流されて適当なことをするとそうはならない、ということです。

 

 山羊座的、と考えれば結果重視で、やりたくないことに人生を費やしやすい星座ですからね。

 

 社会性が高すぎるからか。

 

 

 「上爻」は「咸其輔頰舌」そのほきょうぜつにかんず。

 

 「上爻」は「陰位」に「陰」位、正しく、「三爻」に応じています。そして「五爻」に比しています。

 

 なんかメチャクチャいいね。

 

 でも「吉」とかじゃないのね。

 

 「口」「舌」というのは味覚などにも関係していて、成長なども意味する象徴です、山羊座の次は水瓶座、タロットだとその間に「塔」がありますからね。

 

 そういえば「塔」のヘブライレターは「舌」「口」って言われる「ペー」だね。つながってるなー。

 

 ただ、口先の言葉、なども意味します。

 

 だから「吉」とか無いのか。

 

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