こんにちは、かえるさんです、今回は『「雷山小過」「円盤の騎士」西洋占星術と宮廷牌と易』と言うお話です。
今回は「雷山小過(らいざんしょうか)」ですから「円盤の騎士(ウェイトでは金貨の王)」と対応します、ホロスコープでは「獅子座の21度~乙女座20度」と対応します。
卦辞は「亨 利貞 可小事 不可大事 飛鳥遺之音 不宜上 宜下 大吉」とおる ただしきによろし しょうじかなり たいじふかなり ひちょうこれがいんをのこす のぼるによろしからず さがるによろし だいきち。
よく判らないけど、大吉って言ってる☆彡
でも、大事はダメで小事が良いの?
しっかり決めたことに邁進するのが良いのです、上に向かえば人は競いたくなる、
ですから、下に向かう、要するに「自らを深める」ということです。
「雷山小過」は「六十二番」の卦です、「六十一番」は「風沢中孚(ふうたくちゅうふ)」要するに「杯の王子(杯の騎士)」です。
「61」で究極を目指し、突き抜けて「本当の自分」を探し始めた後のイメージですから「やることはもう決まっています」だから、妙な期待を抱いて新しいことに逃げるのは良くない、ということです。
いたっ!、なるほどね、そういうイメージのつながりなんだ。
技術習得という点では「乙女座」と「射手座」は似ていますからね。「獅子座」から「乙女座」と「蠍座」から「射手座」のイメージを入れ替えたものだと言えます。
では今回は『「雷山小過」「円盤の騎士」西洋占星術と宮廷牌と易』というお話です。
雷山小過下卦
初爻は「飛鳥以凶」ひちょうもってきょう。
「初爻」は「四爻」に応じていますが「二爻」と比していませんし(隣の爻と陰陽が違う場合、比している、つながっています。)「陽位」に「陰」で位、不正です。
要するに、すごく上とはつながっている、これは「雷山小過」の山を登って更に雷で天に昇る、イメージで今はわき目を振らず地道に積み上げる時である、ということです。
要するに「自らを深めるのみ」の時に空を飛ぶことばかり考えるのは勝手に挫折するなどロクなことは無いので「凶」である。ということです。
なるほど。
「二爻」は「過其祖 遇其妣 不及其君 遇其臣 无咎」そのそをすぎ そのひにあう そのきみにおよばずして そのしんにあう とがなし。
何言ってるんだか判らないけど。
「二爻」は「陰位」に「陰」で位正しく「中」を得ています。
そして上の「三爻」に比しています、「陰位」に「陰」で、慎ましくするので「君」に頼むのではなく「臣」に頼む謙虚さをとがなし、と言っています。
「祖」を男系の祖先、「妣」を女系の祖先、とすれば、「能動性」「やりたいことをする」男系ではなく、「受動性」「やるべきことをする」女系を頼ること言っています。
へー。
「三爻」は「弗過防之 從或戕之 凶」すぎずこれをふせぐ したがってあるいはこれをそこなう きょう。
これも良く判らないね。
「三爻」は「陽位」に「陽」位正しく「上爻」にも応じています。そして下卦の「艮」の「山」の頂上とも言えます。
勢いよく進みたいところですが「雷山小過」は「陰」が優勢で、一時の勢いで進めば「四爻」とは比していませんし、敵対してしまうことになるでしょう。
よって「一時の勢いに従っては損なってしまう」ということです。
乙女座の勤勉さや向上心ともつながるね、なるほど。
でも、ある程度上手になって調子に乗るタイミングでもある、ということです。
雷山小過上卦
「四爻」は「无咎 弗過遇之 往厲必戒 勿用永貞」とがなし すぎずしてこれにあう ゆけばあやうしかならずいましめよ えいていにもちうるなかれ。
とりあえず「とがなし」なんだね。
行けば危ういので、過ぎなければとがなし、なのです。
「四爻」は陰位に「陽」で不正ですが、あえて「咎无」と言っています、それは今まで同様、軽挙妄動を抑えることが出来るであろう、という文脈です。
じゃあ、いつになったら楽になるの?
そんなもの望んでいません。修行を続けることが重要なのです。
えー!!
「四爻」は「五爻」に比していますが「三爻」には比していません。それは即ち上を目指す意味なのです。そこに奢りや慢心があってはいけないのです。
「五爻」は「密雲不雨 自我西郊 公弋取彼在穴」みつうんあめふらず わがせいこうよりす こう いぐるみして かのあなにあるをとる。
「五爻」は「陽位」に「陰爻」で位、不正です、そして「二爻」に応じていません。ただ「中」を得ています、そして「四爻」と比しています。
雨は恵みの雨のイメージで、降りそうで降らないということから「秘密を洩らさない」という意もあります。そこでしっかり自分を高めれば穴の中で獲物を得ることが出来る。
「五爻」ですから、これは良い部下かもしれませんね。
なるほどね。恵みの雨も降りそうだから慌てるなってことか。
「上爻」は「弗遇過之 飛鳥離之 凶 是謂災眚」あわずしてこれにすぐ ひちょうこれにかかる きょう これをさいせいという。
「災眚(さいせい)」?
天災ではなく、人災のことです。
「上爻」は「陰位」に「陰」で位正しく、「三爻」に応じています。そして比していません。
「三爻」下卦の「艮」の頂上と応じてしっかりと、自分を保っていくイメージです、それが飛ぶ鳥が高く飛んではいけない、自重しろ、というイメージにつながっています。
最後まで鍛錬と自重、慎重なんだね。
そうです、ですから、焦って失敗するなら、自ら網にかかる鳥だ、ということ、それは災害ではなく人災である、ということなのです。
なるほど。
そして「六十二番」の「雷山小過」の次は「六十三番」の「水火既済(すいかきせい)」です、「水火既済」は全ての爻が比し、応じ、位が正しい、「事が成る」卦です。
その準備が「雷山小過」なんだね。
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