かえるさんの星占いらぼらとりー

星占いによる性格分析を詳しく解説しています。心の仕組みと、ホロスコープを読めるようになることが目的のブログです。

「震為雷」「棍棒の騎士」西洋占星術と宮廷牌と易

 

 こんにちは、かえるさんです、今回は『「震為雷」「棍棒の騎士」西洋占星術と宮廷牌と易』と言うお話です。

 

 今回は「震為雷(しんいらい)」ですから「棍棒の騎士」と対応します、ホロスコープでは「蠍座21度~射手座20度」と対応します。

 

 「トートタロット」の「棍棒の騎士」は「ウェイト版」だと「棍棒の王」だね。

 

震為雷

 蠍座の終わりから射手座ってどんな感じ?

 

 限界に挑戦したことで、力が付いた人が、自分の力を試してみたいと思う、要するに「自分の力が生かせそう」なことを探す感じです。

 

 それが「震」「震」となった「震為雷」です、自分を生かせそうなことを見つけた感動は正に雷なのです。

 

 蠍座は、限界に挑戦したんだね、それだけなの?

 

 いや、自分が「大切だ」と思うものに身を捧げたからこそ「射手座」につながるのです、イヤイヤやっても大して力は身に付きませんから。

 

 

 卦辞は「亨 震來虩虩 笑言啞啞 震驚百里 不喪匕鬯」とおる しんきたるにげきげきたり しょうげんあくあくたり しんひゃくりをおどろかせども ひちょうをうしなわず。

 

 「鬯(ちょう)」は、香草(ウコンやショウガ)で香りをつけた祭祀などで使うお酒です。のびのびする、弓を入れる袋のことでもあります。「弓」は「射手座」を思い出しますね。

 

 やりたいことを上手になって目標を目指す感じかな。

 

 「鬯」を使った祭祀に「蠍」を使うこともあります。

 

 「蠍」を使って「射手座」になるのか!

 

 儀式用のお酒を意味する「鬯」は「杯」の象形文字でもあります。

 

 なるほど、本当にピッタリだな。

 

 卦辞の意味は、雷が落ちてきたらびっくりするし、最初はドキドキするが後には笑えるだろう、やってしまえば大したことはない、というようなこと、そして「神」に捧げる、本当に大切なものは失わない、失ってはいけない。ということです。

 

 「神」は自分の無意識とも言えますからね。

 

 射手座だなー。

 

 では今回は『「震為雷」「棍棒の騎士」西洋占星術と宮廷牌と易』というお話です。

 

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震為雷下卦

 

 

 「初爻」は「震來虩虩 後笑言啞啞 吉」しんきたるにげきげきたり のちしょうげんあくあくたり きち。

 

 びっくりすることがあり、のちにわらう それはよいことだ、ということです。

 

 どきどきするびっくりすることがある。という意味でもあります。

 

 解釈はいろいろあるんだね。

 

 「初爻」は「陽位」に「陽」位正しく、「二爻」に比しています。(隣の爻と陰陽が違う場合、比している、つながっています。)しかし「四爻」に応じていません。

 

 

 上卦につながってないの?

 

 つなげるんです、「震」は「陽」「陰」「陰」やりたいことを決めたらひたすら追求する感じです。目標を立てる、というよりひたすら道を行く感じですね。

 

 

 

 「二爻」は「震來厲 億喪貝 躋于九陵 勿逐 七日得」しんきたるにあやうし おおいにばいをうしない きゅうりょうにのぼる おうことなかれしちじつにしてう。

 

 「億喪貝」おおいにばいをうしなう?

 

 大量のお金、財物を失う、という意味もあります。これは、目先のお金ではなく「やるべきことをする」ということです。

 

 「億」は「おしはかる」「よくかんがえる」という意味があります、これは「自分の気持ちに向かい合う」というイメージもあります。

 

 「貝」は昔はお金でしたからね。

 

 雷が落ちて来て、びっくりして、財物を置いて、とにかく高い所に避難することで結局、あとで帰って来るから、目の前のやるべきことをやることを言っています。

 

 射手座っぽい、って考えると判るな。

 

 「二爻」は「初爻」と比していて、下とつながっています。「三爻」には比していません。上にはつながっていません。そして「五爻」と応じてもいません。

 

 応じてるのは同じ色の所が陰陽違う時だね。

 



 ですが「二爻」は常に「中」を得ていますから、バランスをとり、すべきことをすることが大切です。

 

 目先のお金や損害のことじゃなくて、高い所を目指せ、ってことかな。

 

 そういうことですね。「三爻」と比していませんから、慌てるな、ということですね。

 

 人は何かをする時に結果、結果って焦っちゃうもんね。

 

 

 「三爻」は「震蘇蘇 震行无眚」しんそそたり おそれていけばわざわいなし。

 

 「三爻」は「陽位」に「陰」で位、不正です。上の「四爻」に比していて、下の「三爻」に比していません、そして「上爻」に応じてもいません。

 

 全然いいことないじゃん。

 

 だからこそ、上の「四爻」には比していて、最初からの気持ちを上卦につなげるか、自分を信じられるか、ということです。

 

 そうか、自分が新しいことをする時ってそうかもね。自分を信じてつながないといけないんだね。

 

 「蘇蘇」は「蘇(よみがえる)」意味がありますから、この困難を乗り越えていくと、「眚(わざわい:じんさい)」なし、と言っています。

 

 要するに、この恐怖感、恐れは「自分の心の弱さ」である、ということです。

 

震為雷上卦

 

 

 「四爻」は「震遂泥」ふるいてでいにおつ。

 

 「四爻」は「陰位」に「陽」位、不正です。そして「五爻」「三爻」に比しています、そして「初爻」には応じていません。

 

 「陰位」に「陽」で焦ってしまい、上下につながっているゆえに焦りにハマってしまう感じです。

 

 それが泥にハマる感じか。

 

 結局、自分の道を信じるしかないのです。

 

 

 「五爻」は「震往來厲 億无喪 有事」ふるいてゆくもきたるもあやうし おおいにゆうじをうしなうなし。

 

 「五爻」は「陽位」に「陰」で位、不正で、「二爻」に応じていませんが「中」を得ています。

 

 そして、下の「四爻」に比しています、これは「二爻」「三爻」「四爻」で形成される「山」要するに「艮」の頂上です。

 

 山を苦労して登ってきた頂上の上にいるんだね。

 

 しっかり生きてきた人には「自分」という宝物があるはずです。それが「二爻」では非難したのですが「尊位」の「五爻」では、しっかりと役目を果たすのです。

 

 漢字の「億」には中国語で「大」という意味もあります。

 

 

 「上爻」は「震索索 視矍矍 征凶 震不于其躬 于其鄰 无咎 婚媾有言」しんさくさくたり みることかくかくたり いけばきょう おそれることそのみにおいてせず そのとなりにおいてすればとがなし こんこうことあり。

 

 「三爻」~「五爻」まで不正でしたが「上爻」は「陰位」に「陰」で位正しいです。しかし「三爻」に応じていません。

 

 「震為雷」は全く応じていないんだね。

 

 そして「五爻」にも比していません。

 

 「震為雷」は大変じゃん!!

 

 しかし「卦辞」で判るように「亨」のです。そのための苦労と言えます。

 

 「震為雷」は射手座的、と考えれば、次の山羊座で身に付けた能力で社会に挑みます。

 

 そして「震為雷」は「51番」、「52番」は「艮為山(ごんいさん)」ですから「円盤の王女(金貨の従者)」です、それは、さらにまた本当にやりたいことを現実社会でやってみたことで新しい気持ち、願望が湧いてきます。

 

 なるほど。

 

 雷が落ちるが自分の所には落ちない、それは、やるべきことをしているから大丈夫であった、とも言えます、その中で、被害者を救う側になることで、受け入れることでまた違う道に続くとも言えます。

 

 「婚媾有言」は新しい「使命」に話が及ぶ、それを「結婚」と言っていると言えます。

 

 難しいな。

 

 当然解釈はたくさんあります、たくさん知っているほど良いので、勉強して本質をつかむことが占いを学ぶことなのです。

 

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