こんにちは、かえるさんです、今回は「虎がバターになる話 にわとりさんぼうけんのおはなし」第六回です。
かえるさんはナレーションを担当します。
にわとりさんが主役だね。
大切な双子がサルたちにさらわれちゃったね。
そうですね、しかし、サルたちが逃げたのは「ヤシの木」ですよ。
「ヤシの木」って?「木」は成長でしょ?
「ヤシの木」は「木」の中でも特別です、ウェイト版の「女教皇」の「ヴェール」にも描かれていますからね。
「女教皇」ってことは、「生命の樹」では「太陽」と「冥王星」をつないでるね。
そのレベルでの、根幹的な価値観に基づく成長を意味するのです。
へー。
それでは今回は「虎がバターになる話 にわとりさんぼうけんのおはなし」というお話です。
大きな鷲
にわとりさんは、ヤシの木を見て、どうやって登るか考えました。
「おお、そうだ!お父さんに貰ったトンカチで釘を打って登ろう!!」
そう言って、にわとりさんはヤシの木に釘を打って足場にして一生懸命登っていきました。
「おいしょ!おいしょ!」
しかし、上の方に昇るにつれて、尖ったヤシの葉が刺さってしまい登れません。
「いててて!こりゃ無理だ!!」
にわとりさんがどうすることも出来ずヤシの木の下で座って泣いていると、大きな鷲が通りかかりました。
「おお、にわとりさん、どうしたんだい。」
「鷲さん、僕の弟たちがサルたちにヤシの木の上にさらわれてしまったんだよ。」
「それは大変だね!じゃあ、僕が行って来て助けてこよう。」
「本当かい!!ありがとうお願いします!」
鷲はすぐにヤシの木の上の方まで飛んでいきました、そうするとたちまちサルたちは逃げ出してしまいました。
でも、大きな鷲の姿を見て双子もとっても怖がりました。鷲の方には来ないので、鷲も困って、にわとりさんの所に戻りました。
「サルたちは逃げたけれど、双子が僕を怖がってこっちに来ないんだよ。」
「なるほど、じゃあ、僕も連れて行ってよ!」
「そうだね、じゃあ、一緒に行こう。」
にわとりさんは鷲の背中に乗って飛び立ちました。
お話と象徴
悪いサルたちをやっと追っ払ったね。
サルは「乙女座」なんでしょ?全然、悪いイメージが無いんだけど。
サルは「乙女座」です、「水星」と対応するタロットカードの「魔術師」には「サル」が描かれています。
「トートタロット」には「サル」が出ているね。
そうです、「トートタロット」の「魔術師」は3タイプありますが、全てに「サル」要するに「ヘルマピュニス」が描かれています。
「ヘルマピュニス」は「運命の車輪」にも描かれています。
「木星」とのつながりがあるのか。
「サル」は他のタロットには出ていないの?
マルセイユの原型とも言われる「タローデパリス」の「魔術師」にも出ていますよ。
へー。「サル」はどうして双子をさらったの?
乙女座と双子座の「支配星」は「水星」ですから、力を合わせる必要があります。
「情報」の双子座と、「完璧」の乙女座だね!
どちらもお互いに必要としている、しかし、双子座は一点に打ち込むことを望まないから、乙女座が捕まえるしかないんですよ。
本当は悪くないんだ!!
そりゃそうです、でも、いつまでも一体ではいられません、ですから双子座は隙を見て逃げ出さないと。
隙?どうやって?
そのバランスは射手座がチェックします。射手座は「鷲」ですよ。
「鷲」は蠍座の成長した姿でもあります。
そして射手座を作るのは「双子座」と「乙女座」ですからね。
自分の「哲学」は、自分の集めた「情報」と「訓練」によって構築されていくんだね。
そのイメージは、「蠍座的」「冥王星的」な深いつながりを通して見出される、ということです。
それが兄弟愛で表現されているのか。
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