こんにちは、かえるさんです、今回は「イタリアからフランスへ タロットカードの歴史」と言うお話です。
おお、タロットカードはイタリアからフランスへ行くんだね。
タロットは基本的にはプレイングカード(トランプ)のようなものから発展したカードゲームだったんだよね。
そうです。
たろっとの初期にはイタリアでは今も人気の「ヴィスコンティスフォルツァ」や「ソラブスカ」「グランゴヌール」などが出来たんだね。
1490年代にミラノとイタリアの一部がフランスに併合されて、カードの製造はフランスに移行したそうです。
へー。
そして1660年にパリでジャンノブレが今の形の「マルセイユタロット」を発表したと言われています。
お、やっと有名な「マルセイユタロット」だね。
では今回は「イタリアからフランスへ タロットカードの歴史」です。
イタリアからフランスへ
なんかヨーロッパって素敵な感じ。
そうですね、まあ、陸続きですから戦争ばっかりしていたイメージもありますけど。
「マルセイユタロット」はどんな特徴があるの?
基本的には「1660年ジャンノブレ」版が最初と言われていますが、「1630年タロー・デ・パリス」も原型のひとつだと言われています。
どんな違いがあるの?
「ジャンノブレ」はどう見ても「マルセイユタロット」ですが「タロー・デ・パリス」は「マルセイユタロット」っぽくないです。
全然違うの?
もう、絵が全然違います。「星」などは天文学者の絵になっていますし、一目見てどの札か判らないほどです。
かなり変わった「ジャックヴィベル」版も1660年ごろで、マルセイユ版に近い気もしますが、番号なども配置が違い、「吊られた男」が吊られていないのも特徴です。
じゃあ、「吊られてない男」じゃん。
恐らく今一番ポピュラーなマルセイユ・ニコラコンバー版は1760年に出ました。
マルセイユ版は他にどんなのが出たの?
1770年に、ヴァンデンボールバッカスタロットと呼ばれるバージョンが出ました。「女教皇」がスペイン人で、「法王」がバッカスになっています。
何か意味あるの?
ゲームカードに「女教皇」や「法王」という名前を使っちゃいかん、となって代わりに「バッカス」になりました。「法王」は現在、牡牛座のカードですから、お酒の神様はピッタリの対応です。
その他、「塔」が「稲妻」だったり、色々研究の参考になるカードです。
マルセイユ版は一体いくつあるの?
たくさんあります。それはタロットが当時人気だったことを意味します。
なるほど。
カモワンタロット
カモワンタロットって?
1997年にフィリップカモワン、アレハンドロホドロフスキー、の両者が協力して作ったタロットカードです。
早い話が「マルセイユタロット」決定版と言って良いでしょう、当時の版木などを研究するにとどまらず、カードの象徴を細かく観察することで、本来の意味を引き出すことに成功しています。
観察で本来の意味を引き出す、って、そんなこと出来るの?
だって、出来てるんですもの。
そんなもんなの?
というか、しっかりした象徴は時代や場所を問わず人の心に訴えかけます、それを使っているから、「タロットカード」は「言葉」より正確に意味を示せるのです。
え、じゃあ、かえるさんは何で「カモワンタロット」を使わないの?
持っていますし、研究はします、しかし、かえるさんは「トートタロット」のみがものすごく合うので他のは使えないのです。
慣れちゃってるんだね。
そういうことです。
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