こんにちは、かえるさんです、今回は「タロット占い師と魔術師 タロットカードの歴史」と言うお話です。
魔術師!?
そうです、フランスの最初のプロのタロット占い師と言われる「エッティラ」や「エリファス・レヴィ」「ポールクリスチャン」などタロットカードが単なる遊びのカードから「占いの道具」「知識の伝達手段」となっていった時代です。
フランスなんだ。
タロットが「イタリア」より「フランス」のイメージの方が強いのはこの辺の影響かもしれません。現代のタロットの基礎は「フランス」で形作られたと言っても過言ではありません。
用心深い言い方だね。
完全に現在の形になったのはやはり「イギリス」です。
そうか「黄金の夜明け団(ゴールデンドーン)」か。
では今回は「タロット占い師と魔術師 タロットカードの歴史」というお話です。
タロット占い師 エッティラ
この人が最初のプロのタロット占い師なんだね。
そうです、そしてエッティラ(本名、ジャン・バティスト・アリエット)が「占い専用のタロットカード」を作った人です。
そうか、それまではあくまでもゲームカードだったんだね。
フリーメイソンのクールドジェブランの「タロットエジプト起源説」に影響を受けたエッティラは「エジプシャンタロット」を作りました。後に同様のカード内容で「エジプトのトートの書」を再現したというバージョンも他の人が作りました。そのバージョンは今も再版されています。
占い師の中で大変な人気となり、占いに「マルセイユタロット」を使う人はあまりいなかったようです。
へー、今だったら「マルセイユタロット」なんて本格派中の本格派っぽいのに。
ちなみに現在人気の占いカード「ルノルマンカード」もこの時代にタロットを参考にマリーアンヌ・ルノルマンが作ったものです。フランスの占星術界では非常に尊敬されています。
「ルノルマンカード」は今でもよく聞くけど、エッティラの「エジプシャンタロット」なんて使っている人はあまりいないもんね。
「ルノルマン」カードの36の象徴はものすごくしっかりしたものですからね、奥深く、しっかりと勉強すれば素晴らしいカードなのは間違いありません。
ちなみに「エッティラ」は、タロットの解説本なども出版し、今現在の「スプレッド(カードの展開法)」や占い方などを定着させたと言えます。占いを教えることにも熱心だったようです。
「スプレッド」って「エッティラ」が作ったの?
いや、「エッティラ」自身が「イタリア」で教わった、と言っているようです。
所でタロットのエジプトって言うのはどこから来たの?クールドジェブランとか言う人も。
エジプトでカードで占う占いがあった、などという説が唱えられることもありますし、精神的な象徴などを考えれば、エジプトは全く関係ない、などとは言えません、タロットの精神世界を考えればエジプトはもちろん中国の易だって、簡単に無関係とは言えませんからね。
易まで?!
アレイスター・クロウリーの「トートの書」には「易」とタロットの「コ-トカード」「太陽の復活する宮の数札」との対応は説明されていますよ。
へー。かえるさんは「エジプシャンタロット」は使う?
グリモー社の「グランエッティラ」など一応持っていますが、決して使う事は無い、というくらい使っていません。使う気になったことが無いです。
タロットカード
18世紀のフランスが「タロット」の誕生の地と言っても良い位だね、だから何となく「マルセイユ」はすごい感じがするんだね。
何で「エッティラ」の「エジプシャンタロット」じゃなくて「マルセイユ」などの今の形のゲームカードの方が占いに残ったんだろう?
イタリアの「ヴィスコンティスフォルツァ」などのカード構成の方が、実際の人間の形を表現するのに優れていたから、と言えるでしょう。
当時のカードはゲームカードであるがゆえに昔からの象徴が生き生きとしていたとも言えます。
知識に基づいて作れば良いという簡単な話じゃないのか。
「ゲームカード」というカテゴリーで作ったことがかえって良かったとも言えますね。
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