かえるさんの星占いらぼらとりー

星占いによる性格分析を詳しく解説しています。心の仕組みと、ホロスコープを読めるようになることが目的のブログです。

世界の根源は?古代ギリシャ哲学「四要素」

 

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世界の根源、始まり「アルケー」

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain こんにちは、かえるさんです。今回は「世界の根源、はじまり」についてです。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain それ、占い、とかホロスコープと関係ある?

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain もちろんです。話は、古代ギリシャ、紀元前500年より前にさかのぼります。哲学者たちは「アルケーとは何か?」と言う論争をしていました、この場合の「アルケー」とは「世界の根源、はじまり」のことです。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain あー物理の授業で習ったな、誰かが言ってたよね、世界の根源は「水」である。意味判らないけど。昔の人は、何も判らなかったけど、それなりに何でも神、じゃなくて別の何かがある、って考え出したんだ、こうして科学的思考が始まったんだ、って教わった。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 古代ギリシャの哲学者、タレスですね。全ての根源は「水」であり、それゆえに「地」も「水」の上にある。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain でも、昔の人ってそんなにバカだったのかな?「水」見て、これが全部の根源だ、って確証するほどバカだったのかな、数学とか論理を見ていると、そんなにバカだったとも思えないんだよね。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain じゃあ「水」を「感情」って読んだらどうでしょう。

 

f:id:KAERUSAN:20170216181209g:plain あ!これで占いの話か!なるほどね。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain タレスの主張は占い師が素直に読むと「感情」が全ての根源で「感情」があるからこそ「地」(感覚)に意味がある、触った、という「感覚」さえ「感情」があって初めて認識される。という意味だと思います。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain そうか「世界の根源」って言うから、ビッグバンの原因とか原子って考えると昔の人は、変なこと言う、って思うけど、そう読むと言いたいことは判るな。

 

ノストラダムス

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain 人は自分の知っている範囲にムリに話を押し込もうとします、特に学者さんはそうでしょうね。ノストラダムスの予言の時も、世界が滅ぶ、って騒いでましたものね。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain あー騒いでたね。え、アレ、はずれちゃったんじゃないの?

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain 世界を地球とか、人類みたいな意味に思い込んでいましたからね。もしそういう意味なら、その予言で終わるはずでしょ、でもノストラダムスの予言には続きがあるんですよ。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain けっこうマジメに一部の学者さんとかも騒いでたよね、気づかなかったのかな。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain 人は知識によってのみ思考することは出来ません「滅ぶぞ!」って騒ぎたい気持ちが先立ってしまえば、知識は意味を成しません。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain ごくカンタンに言えば999の時って聞けば占い師は、破滅の寸前って読みますが、神話や占い、などの「死亡」は「生まれ変わり」=「成長」と言う意味もあります。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 数字であっても、年月日時とは限らないんだ。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain 話が逸れましたね、話を元に戻します。

 

アナクシマンドロス

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain アナクシマンドロスは「アルケー」を、限りないものである、と言いました「水」では無い、と言いたかったのでしょう。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 根源は何だろう?、に対して、限りないものである、は、回答なのかな、問題自体を拒否した、とも言えるような。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain そうかもしれません、でも、全てのものは、対比で存在しえる、という考え方だったような印象を受けます。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain たとえば、つるつる、が生まれるには、つるつるじゃないものが必要ですし、論理が生まれるには、非論理が無くてはいけません。

 

f:id:KAERUSAN:20170214152354g:plain ああ、対比、違うものがあるからこそ、ある、と思うのか。

 

アナクシメネス

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain アナクシメネスは「アルケー」を「空気」である、人の息、の様な意味です。Airと聞いて我々占い師が最初に思うのは「風」ですね、占いでの「風」はWindではなくAirですから。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 「風」は、吹く風じゃなくて、空気なんだ。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain アナクシメネスは、全てのものは「空気」から生まれ、空気の濃さにより、その形を変えていく「空気」は薄くなると熱が上がっていき、やがて「火」となる。空気は濃くなっていくと「水」になる、そしてさらに濃くなっていくと土などが生まれる。

 

f:id:KAERUSAN:20170214153818g:plain なんか、子供の詩みたいだね判らないけど。占い的に読むと?

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 全てのものは「論理(風)」=「言葉」より生まれる、「論理」が薄まると、「直感」が生まれる、「論理」が濃くなると、蓄積された情報により「感情」が生まれる、そして「直感」→「論理」→「感情」→によって、それを濃くしていけば「感覚、物質(地)」が生まれる。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 「論理」が薄まって「直感」の「火」、これは判る。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 「論理」が濃くなって「感情」?

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 占い的には、Air=風=論理=言葉 なので、論理による区分によって、情報が増える、多いとか少ないとか、好き、とか、憎いとか、ひいきとか。みんな情報の蓄積でしょ。これは「感情」です。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain それがさらに進むと「地(感覚)」って?

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain 論理による蓄積情報を感情が受け入れて、世界に納得しているからこそ、物質を疑わないんです。よっぽどの科学、物理好きでもない限り、物質は、原子の塊だ、とは日ごろは思いません。空気でさえ原子の塊なのですから。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain 感覚は、カンタンに言えば、原子同士が影響しあって、電気やホルモンの情報に変換され、脳で受信されて初めて実感があります、この実感は、習慣や体験、知識、常識により支えられているものですね。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 感覚を、心から実感するには、論理と言う情報、その蓄積がもと、この情報の蓄積が「感情」だから「水」、ここに目をつけたのがタレスってことだ。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain で、アナクシメネスは、その前に、言葉、分類だって、思った、と言えますね。

 

ヘラクレイトス「万物は流転する」

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain ヘラクレイトスは「アルケー」を「火」と言いました。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 「火」は「直感」か。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain そうですね、「直感」は、たくさんの当たり前を作るのに必要ですからね、「直感」は、現実の空気も我々の人体も同じ原子だ、とは思わないで、当たり前のように、自分を確信させてくれますからね。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 疑うことなく、とにかくそう思う、ってことか。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain そして、ヘラクレイトスは「火」が「水」に変化し「土」にもなる、この変化は、逆にも起きる、そしてそれは「火」の薄い、濃いによって起こるものである。そして、それらを調和するものが「ロゴス」(「風」)である。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain ?

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain 結局さまざまなものや気持ちも名前を付けられて固定されていく、良いものか、そうでないか、も感情や直感によって大きく変わります。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain そして、全てのものは、直感で見出され言葉で名づけられ、情報として蓄積し、感情を作っていくのか。

 

オペラや新約聖書

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 「火」や「水」が出てきて、意味が判りにくいものは、他にも、新約聖書があります、ヨハネは「水」で洗礼し、イエスは「火」で洗礼する。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 当然、新約聖書だからイエスが一番、善なんでしょ。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain ヨハネは「感情」=蓄積情報にこだわります、人種や、その人の職業などで差別します。しかし、イエスは、卑しいとされる職業の人でも差別はしません。人はみんな平等である、同じである、という、こだわりの無い直感に従います。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain そうか、人種差別は感情論だものね。その点で考えれば、感情を乗り越えて、みんな平等である、という考えは立派だね。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain オペラ「サロメ」はこのヨハネ(ヨカナーン)が題材ですが、彼は感情に従い、こだわって最後は命を失ってしまいます。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain もちろん、ヨハネは偉大な人物として描かれていますが、イエスを越える人物ではなかった、ということですね。感情の間違った使い方をした、という面で人の弱さを表現しています。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain オペラ「魔笛」の最後にも「火」の試練や「水」の試練と言う言葉が出てきますが「四要素」的な考え方で見ると、判りやすいですね。音楽の専門家の方は、わけの判らない幼稚な話という人も多いらしいです。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 人は自分が判らないと、相手がバカだ、ってことにしたくなるものなんだね。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 今回は、そこを一番理解して考えていただきたいですね。占いを使って性格を分析研究する上でとても大切なことです。

 

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