こんにちは、かえるさんです。今回は、生命の樹の、倫理の三角形のお話です。
生命の樹の話ってことはタロットに関係してる話だね。
むずかしいんだよね。でも、占いの資料ってどうやって作ってるのか不思議って言えば不思議だったから、ちょっと納得した。でも訳判らない。
正直、説明しきることは不可能なので記事にするか自体迷ったのですが、タロットに不可欠な知識なので、まあ少しづつでも、という感じです。
タロットは、神秘の力で、カードでずばり答える!ってイメージだけど、むしろ小難しいんだね。
占い初心者にまず薦めないですよね。カード78枚覚えるだけだから簡単って思っている人は止めますね、一生かかるよ、って言います。一生楽しめるのか!って人にオススメです。
でも西洋占星術の役にも立ちますので、ぜひ、さらっと読んでいただければ、と思います。
倫理の三角形
至高の三角形と違って、今回は、倫理の三角形、ですから、普通に人の理解できる範囲になっています。
なるほど「倫理」だから、理想だね、理解は出来るけどカンタンじゃない。
そうです「倫理の三角形」だから「生命の樹」での位置は中腹になります。
「生命の樹」オッツ・キイム
「4」「5」「6」が「倫理の三角形」になります。
「4」「5」「6」って下向きの三角形だね。
「4」「5」「6」下向きの三角形
それは重要なポイントです。至高の三角形の場合「1」から、流れ出た要素が「2」と「3」です、しかし、倫理の三角形の「4」と「5」から流れ出たのが「6」です。
そういう違いがあるんだ。
「6」は「美」と言われる場所で当てはまる惑星は「太陽」です。
いつもの星占いの星座の惑星が「太陽」だね。
慈悲である「4」と、力である「5」のバランスが取れたものが、「美」となって、「目標」となるわけです。
あー、だから、占いでも「太陽」の星座は、目標や理想の状況が現れるのか。
そうです、ですから、自分の能力を発揮出来る状況が「理想」「美」なんです。
なるほどねー。
「慈悲」
「4」のセフィラ(複数形はセフィロト)は「慈悲」、ケセドと言います。
ケセドって変わった名前だね。
ヘブライ語ですので気にしないで下さい。
「惑星」は「木星」が当てはまります。
「木星」はいかにも、慈悲って感じだね。ゆるい感じだもんね。
「木星」は「いて座」と深い関係が有りますから、肯定的な想像が働きます。
いい感じに何とかなるぞ!みたいな感じだ。
あと、タロットのスモールカードの4枚の4も、ここに当てはまります。
「4」のカードはどういう意味なの?
防御的、守備的、停滞、維持のような意味を持っております。
「慈悲」とは、待つ意味もあるってことなのかな。
そうです「慈悲」を表現する時には必要ですね。「待つ」それは、肯定的な考えでないと難しいでしょ。
もうダメだと思ったら、逆に動きたいよね、「もうダメだ!やめる!」みたいな。
この「ケセド」は「2」とタロットの「神官」でつながっています、体で感じた感覚が、この「ケセド」に直接伝わってくることを意味します。
「ケセド」と「5」は、タロットの「欲望」でつながっています。欲望を形にしたい、表現したい、実行したい「5」と「欲望」、すなわち「太陽」、目標でつながっているわけです。
それが「太陽」的な、目標なんだね。
そうです、そして「ケセド」と、タロットの「隠者」で「6」とつながっています。これは「隠者」=おとめ座ですから、これは、「ケセド」の木星、いて座=哲学が、おとめ座的な、研究、分析を通して、「6」である「美」すなわち「太陽」とつながるわけです。
もう、良く判らなくなってきたな。
仕方の無いことです、「タロット研究」ってこんなことなんだ、占いの説明文は、こういう知識をもとに書いているってわかってくれればOKです。
占いの説明って他の人の文章を写しているだけじゃないんだね。
そうです。とにかくこういう要素一つ一つから、「ケセド」のイメージを作っていく過程で「太陽」や「おとめ座」「いて座」などのイメージを深めていくのです。
「木星」的な、慈悲の意味をつかんでいくんだね。
「力」
「5」は「力」「ゲブラー」と言います。「惑星」は「火星」が当てはまります。
「4」の「ケセド」とは、タロットの「欲望」でつながっていることは前述しました。
「3」とは、タロットの「戦車」でつながっています。これは「3」ビナーは「土星」が当てはまりますから「不安」からの、キチンとしたい。「戦車」=「かに座」的な、安心したい、とが合わさって、力、怒り、敵を倒す、などの力が発揮されるのが「5」のゲブラーである、と言うことが判ります。
難しいけど、「火星」と言えば、争いごと、だもんね、やっぱり「不安」が出発点なんだね。
そういうことです。
「ゲブラー」と「6」は、タロットの「調整(正義)」で、つながっています。これは、「火星」的要素は、感情を含まない論理によって、「6」「美」「太陽」に向かっていくことを意味します。
あー、逆に「火星」の強い人が、「太陽」=「目標」に近づくには、「てんびん座」的な、要素が必要だってことだ!
そういうことです。
「美」
「6」は「美」「ティファレト」と言います。「惑星」は「太陽」が当てはまります。
「4」と「5」の間に位置しています。「慈悲」と「力」の間に「美」である「ティファレト」があります。
「美」って言うのは、理由も判らないけど、ひき付ける力、だと思うけど、確かにそれを人生に当てはめたら「人生の目標」=「美」だね。
そうです、実際には生きていくだけなら、別に他の方法でも生きていけますからね。
たしかに、でも、この方法がいい!って思うのが目標だよね。
よっぽど追い詰められない限り、生きていく為の最低限を実行しよう、って思わないもんな。
自分の「力」と「慈悲」の合わさったものが「美」って考えると面白いな。
そうですね、「慈悲」は「木星」「いて座」的だから、肯定的空想のようなものも感じ取ることが出来ます。
男性が女性を美しいって思うのも、自分の子孫を欲しいと思う欲求や、男性ホルモンなんかも関係してきますし、女性を勝手に理想化することでも「美」と言う感覚は発生しますね。
「美」は、美しいものがある、と言うだけではなく、みる側の状況も大いに関係すると言うことか。
その通りです、目標もそうでしょ、本人にとっては大切でも他の人からは理解されないかもしれない。
生命の樹は、言葉の研究ツールでもあるね。
全くその通りです。タロットは特に、言葉の上辺の意味に捕らわれないことが大切ですから。
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