こんにちは、かえるさんです。
今回のシリーズは「生命の樹」を一からお勉強する内容です。
「生命の樹」の形にタロットカードを展開するんだね。
そうです、何を占う時にも使えるので大変便利です。かえるさんが一番よく使うスプレッド(カード展開法)です。
でも、10枚も読まないといけないんでしょ。
1枚の方が断然難しいですよ。全部のカードのつじつまが合うようにしっかり意味をつかむことが大切ですからね。
余計難しいじゃん。
逆に言うと、「上手く行く」「上手く行かない」というような遊び用のタロットなら、1枚でもいいですが、それでは問題に対する細かい内容が判りません。質問者の疑問に対しても対応できません。
その点10枚のカードのつじつまが全て合うように読んでいくと細かく深い精神的な葛藤などもしっかり示されます。そのため、大変便利です。
逆に言うと、実用的なタロットは「しっかり学習すれば習得できる技術」です。
しかし、遊びのタロットは、カードの意味があいまいで、非現実的なキーワードにあふれてるでしょ。酷い場合「大アルカナ(アテュ)」のみで占う、なんて人もいるようですが、カードの意味を考えれば問題外です、78枚位しっかり覚えましょう。
「コートカード」「スモールカード(数札)」無しで占うメリットが全く判りません。
逆に、情報が少ない方が難しいってことかな。
そうです。推測の余地が多すぎるのは、かえってリーディング(カードを読むこと)に自分の価値観が反映してしまい、見当違いの結果が出てしまいます。
それでは今回は「えほん 生命の樹スプレッド」というお話です~☆彡
生命の樹スプレッド
だいたい、こんな形にカードを広げるのね。
そうです、そして、「生命の樹」の「セフィロト」の場所のイメージでカードを読んでいきます。
特に「人の気持ち」を占う時にはものすごく判りやすいです。ホロスコープを読む時のように細かく判ります。
特に、タロットではその瞬間の気持ち、考え方、価値観などが判りますから、その意味でホロスコープと併用すると、とても便利です。
でも、10枚もあるから、どこから、どう読んで良いか判らないよ。
まずは「1」「2」「3」で、無意識、考え方の根本が示されます。
「ケテル」「コクマー」「ビナー」だね。「至高の三角形」だ。
じゃあ、3枚の組み合わせで、「無意識」「基本的な価値観、固定観念」を考えられるんだ。
そうですね、そしてその時「愚者」「魔術師」「女帝」のイメージをしっかり使って理解しましょう。
何で?「愚者」「魔術師」「女帝」?
だって、生命の樹を使ってますから、当然パスに当てはまるイメージは大切ですよ。
え、そうやって全部見たら、10枚のカードと22本のパスを組み合わせて読むことになるよ!
そうですよ、そうやって読むんです。
えー!大変じゃん!
いやいや、慣れたら、それがあるから使いやすいんですよ、ただ10枚並べたって大したこと無いですから、しっかりパスを使わないと「生命の樹スプレッド」と言えないでしょ。
うーむ、大変だな。
詳しくは、各「セフィラ」の解説を読んでくださいませ。
生命の樹スプレッド「セフィロト」
全部のパスを覚えるのはちょっと大変だけど。
最初は紙を見ながらでいいですよ。でも、パスを使うことで生命の樹への理解度も上がりますし、そうなると「サビアン」の研究、星座の研究なども進めやすくなりますよ。
最初は、とりあえずパス無しで「セフィロト」だけで考えたいよ。
まあ、それでも、他のスプレッドより判りやすいかもしれません、ので最初の練習としては、それもアリかもしれませんね。
そうそう、まず、「セフィロト」ごとのだいたいのイメージを教えてよ。
まず「1」「ケテル」は、当然、思い込みの根源、そのことに関する方向そのもの、ですね。
まだ形になっていないけど、以下の「セフィロト」はここに従おうとします。
従おうとする?
それが上手く行かないと悩んだり迷ったりするわけです。
「2」「コクマー」は、「ケテル」のイメージを受けて出来た、「自分の希望する方向性」のような感じです。
「慈悲の柱」の頂点だからか。
「3」「ビナー」は「ケテル」の意向を受けて、人とつながろうとします、「コクマー」により調整を受けますが、大きなギャップがあるほど不満が大きくなります。
なるほど。
そして「ビナー」は「土星」「天王星」的ですから、「社会や集団、他者」に対して、何かをしなくてはいけないプレッシャーが強いです。
出来ないと不安、出来れば安心になるイメージです。
「4」「ケセド」からは「意識的」なイメージを持ちます、「ケセド」は「考え方」です。「ケテル」と「ケセド」を見るだけでもイメージがつかめるのではないでしょうか。
そうか、「考え方」が判るんだもんね。
「5」「ゲブラー」は「確信」ですから、そうならないと「不満」「無気力」「イライラ」などにつながります。
上手く思い通りになれば、活力が出て来る「火星」的なイメージだね。
「確信」ですから、戦ってでも勝ち取りたい人もいるでしょう。
「6」「ティファレト」は「太陽」的です、「目標」と言っても良いでしょう。
人生最大の目標?
その時の目標、という言い方の方が良いでしょう。
「ティファレト」は「ケテル」を言葉にしたもの、とも言えますから「ティファレト」と「ケテル」の組みあわせを深く考えることが大切です。
なるほど。
その間に「女教皇」があることは、「9」「イェソド」にも大きい影響を与えますから非常に重要です。
難しくなっちゃうから、それはそのうち。
いや、いくら何でも「女教皇」だけは無視してはいけません。
「7」「ネツァク」は「金星」的ですから「こうであって欲しい」「こういう風につながりたい」などというイメージです。
「つながりたい」とは言っても「慈悲の柱」的ですから「願望」という側面を忘れてはいけません。
へー。
「8」「ホド」は「水星」的ですから、「何を役に立つと思うか」というイメージです。
あ、「情報」だからか。
「役に立つ」という意味で「目指したい所」でもあります。
「9」「イェソド」は「月」的ですから、自分の精神的自信となる「安心感」、満たされない場合「不安」の理由です。
「イェソド」に出たカードだけでなく「ケテル」「ティファレト」の組み合わせを必ず意識して、さらに「イェソド」を見ることで「ケテル」「ティファレト」を深く理解する練習が重要です。
「10」「マルクト」は?
いわゆる「現実」「結果」のイメージです。「感覚的に他者と共有しやすい概念」即ち「結果」というイメージです。
10枚もあるから、カードを見るだけで結構苦労するな。
まあ、カード一枚一枚も深い意味がありますよね、「コートカード」などは一枚を研究するために「数札(ピップカード)」を3枚研究しますから理解には結構時間がかかりますしね。
「コートカード」は難しいんだよなぁ。
さらに、22本のパスか。
でも、占いとしての実用性は抜群のスプレッドですよ。プロを目指す方は是非研究することをお勧めします。
トート版のタロットを使ってなくても?
ウェイト版だって、生命の樹無しでは使えないですよ。結局きちんと作られたタロットは生命の樹をベースに作られていますからね。
なるほどね。
こちらもおすすめです☆彡
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から、ぜひ他の「えほん 生命の樹」「タロット 生命の樹」「タロットをしてみよう!」の記事もごらん下さい~☆
かえるさんの占いについてはカテゴリー「かえるさんの占い」または画面下の方をごらん下さい~☆