こんにちは、かえるさんです。今回は「相性占い」を考えます。
「相性占い」と言えば、占いの定番だよね。
そうですね、需要が大きいですからね。しかし、実際には、何座と何座の相性と言うものは、実証されていません。
ええ!!どういうこと!!
結婚している人、離婚した人、付き合ってる人、別れた人などを多数調査した人がいるのですが、星座との関連性は認められなかったそうです。
ええ!!じゃあ、占いは、いい加減なの!!
まず、この調査も間違えています、何座と何座、って要するに、ひとりに星座がひとつ、いわゆる星占い「太陽星座」占いなのです、こんなものは本気で実用できると思っている占い師はいません。
しかし「婚姻状態の継続」を相性とするのなら、やっぱり占いのみで判断することは出来ませんので、相性の良し悪しはカンタンに判断することは不可能です。
カンタンな例では、日本だって大正時代は離婚率は1%以下ですよ、これは相性では説明が付きませんね。
そうか、社会や周囲が許さなければ、離婚率は下がるのか。
離婚後に生活できなければ、離婚に踏み切ることは難しいですね、その意味では経済力も大きく関係します。愛情や相性なんて言葉はこれを含みますね、でも、これらを統一したデータを作れるとは思えません。
こう思うと、相性がいい、って言うのは何を量っているのか、判らないな。
そうなんです、もっと具体的に「これが聞きたい」って質問してもらった方がいいですね。
一緒にいて、とても優しく気づかいも細やかでステキな人だけど、生活力が全くなかったら、一緒にいれば楽しいけど、生活は出来ないかもしれません。
これは「相性が良いのか、悪いのか」って考えれば、現実には「相性が良い」なんて、そんなにカンタンなものじゃないって判りますよね。
そうだね、いくら優しい人でも生活力とかの問題もあるか。
でも、もう片方がとても生活力があり、何の問題もないかもしれません。
やっぱり、難しい問題なんだね。
占いの使い方としては、付き合っている相手、結婚している相手と自分を良く分析して、価値観の違うところを確認し、どう譲り合うか、を考えるのが良い使い方といえるでしょう。
だって、さそり座が強くて、現状に不満があれば、束縛的な愛を強制することもあるし、自分の頑張りがみんなに認められて満足していれば、さそり座だって、おおらかな人になることも出来ます。
その人の星座を確認して、困った所と星座から考えて改善策を考えるのが占いです。だって何やっても変わらないなら占いをみる意味が無いじゃないですか。
ですから、初めから、何座と何座だから、ダメとか、言ってもあんまり意味が無いんですよね。まあ、別れた理由を、相性のせいにしたい、と言うのもあるとは思いますし、それはそれでかまわないでしょうけど。
その場合、似たようなケースを繰り返すことが、おおいに考えられます。
星座で原因をチェックしたら繰り返さない?
繰り返しにくい、ですね、判っても変わらない人もいますから。
具体的には?
例えば、相手に自分をすごく求めて欲しい願望が強ければ、相手に自分をすごく求めて欲しいから、最初から困っている人とくっつきやすいです。
そして相手は困っている人だから、自分ばっかり頑張ることになって、疲れ果てて別れます。
そして、別れた時は次こそ、まともな人を、と思いますが時間がたって体力が回復すると、また似たような相手を求めてしまうケースです。自覚しても難しいですが、自覚できなければ、高い確率で繰り返します。
やっぱり難しいんだな。
そして、波風の立たなそうな恋人に魅力を感じない、という人も多いので、結局安定した人とたいした理由もなく別れてしまったりするので「相性」なんて質問は成り立ちにくいですね。好きには、なっても続かない、とかもっと具体的なものです。
占い以前に、現在の状況、と言うのはものすごく大事な要素です。そこに、占いで鑑定した性格を乗せていくことで、未来の自分の気持ちを予測する技術が占いですから。
そして、占いによる性格分析は、経験的に大変精密で正確ですが、あくまでも、科学的根拠はありません。根拠は乏しいものなのです。
生まれた時の、さまざまな惑星の位置を元に、人の性格を分析するのですが、科学的に何の関連性も見つけることは出来ません。
性格も、運命も?
ここは、占い師によっても別れる所ですが、かえるさん的には運命は全て性格由来である、と考えています。気が短い人は、チャンスを逃しやすいから、上手くいかない可能性が高いので、そういう運命、という予言が的中する、という仕組みであると考えています。
言いかえれば、本人の努力で修正可能だと。
そう思います。で、そういう次元ではない、戦争や天災などは全く占いの範囲で無い、と考えています。
そう考えないと、占いと言う技術自体の説明がつかないのか。何でも判る、って言うから、うさんくさくなるんだよな。
まあ、どちらにしても科学的根拠は見つかっていません、ですから、かえるさんは根拠は無い。しかし、あなたの性格は、こうではないですか?と言う所から話を始めて、依頼者が性格の話に納得し、状況に合わせた改善策に納得したら使うのが、占いだと思うんですね。
考えずに決める占い、ではなく、考える材料だ、ってことか。
そういうことです。ごくごくカンタンに分けると、太陽星座のみで占いを書く占い師は、みんなに楽しいんで欲しい!!という、作家さんで、西洋占星術師はオーダーメイドの心理学者というようなイメージで、まったく別の職業とも言えます。
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