こんにちは、かえるさんです。今回は「四要素」の「風」のカード「愚者」を考えていきます。
ヘブライレターは、タロットカードの大アルカナに1文字づつ当てられた象徴文字で、ヘブライ語のアレフベート（英語のアルファベットのようなもの）の文字になります。この「牛：アレフ」は「風」の意味が全て含まれていますので「風」に関することを考える時は、思い出すと良いでしょう。
「四要素」の「風」は、言語、論理のエレメントだね。
そうです「風」の星座は双子座、天秤座、水瓶座です。これらにも「牛：ヘブライレター」は関係しています。関連する惑星の時も思い出すと宜しいでしょう。
けっこう全然イメージが違うな。
そうかもしれませんが「言葉」をメインに考える星座であることは確かです。
「言葉」がキーワードなんだね。
そうです、今回は「風」を対応するタロット「愚者」のヘブライレター「牛」を通して考えます。
判る情報だけで考える
言葉と言うのは、深く考える時には必要ですね。
そうだね、〇〇だから～〇〇。みたいに根拠を積み上げていけるもんね。
そうですね、では、そうやって言葉で考えても失敗する時もありますね。何故でしょう。
うーん。運が悪かったから。
いやいや、そうではありません、判らない情報は言葉に出来ないから、気付いていない言葉に出来ない情報を注意深く扱えないからです。
あー、なんかイヤな予感がする。みたいなのはスルーされちゃうね。
その通りです。それが言葉で考える、と言うことです。
例えばどんなことかな？
ある会社で人気の商品を大量に入荷して販売して稼ごうと思ったけど、思ったより売れないので困りました。
売る場所も、店員たちもやる気があって、宣伝もたくさんしました。上手く行くと思ってたのでがっかりです。
何でだろう？
ほんの少しネットで買った方が安かった、なんて言うのはどうでしょう。
なんだ、そんなことか！その位は調べなきゃ！
全くそうですよね、でも、本人は全部調べたと思っていたわけですから。
じゃあ、考えてもムダかな？見落としがあるかもしれないし。
考え方が浅すぎた、と言うことですよね、失敗から学び考え方、調べ方を工夫するべきでしょう。経験をして初めて判ることです。深めるためには必要な経験です。
とは言え、いくら深く考えても、見落としはあるかもしれません、だからこそ「風」は「愚者」のカードに対応するわけですね。
なるほど、しかし、深く考えるには「風」が絶対必要なことも忘れてはいけないね。
「牛：アレフ」
牛：アレフ
突然、牛って。にわとりさんには、美味しい食材のイメージしかないな。
まあ、それもあるでしょうが昔の農業には欠かせないありがたい家畜ですよね。トラクターとか無かったわけですから。
牛乳、肉は栄養になり、荷物を運ばせることも出来て、土地を耕すのにも使いますね。基礎を築き上げるイメージですね。
それは「言葉」の多彩な使い道を意味してるのかな。
まさに、その通りです。では「生命の樹」を確認してみましょう。
赤線の部分に「愚者」「牛：アレフ」は対応します。
生命の樹は高い位置ほど、本能的、DNA、種族の文化など意識に上りにくい無意識的なことを意味するよね。
その本当に一番最初だよね。
一番上の真ん中の「１」は全てのタロットの数札の「１」とも対応します。
そして「１」は全てのタロットの大アルカナとも対応します。
大アルカナ全部！？、「２」は十二星座全部でしょ！「１」は「惑星」とか「風」「水」「火」も含むのか。
いいところに気付きましたね。「１」は「２」より上にありますから本当に全ての源、と考えれば、例えて言えば「物理法則」と言えますね。正に存在する全てであり、意味を持たない段階です。
なんで意味が無いの？！
認識する者がいないからです、認識するものが与えるのが「意味」ですから。
そして「牛：アレフ」を通して「２」へ向かいます。
物理法則、と言う本当の源から、言葉と言う工夫を使って、行くことで「２」にたどり着く。
いいですね、そう言う感じです。この時の「言葉」には「判る情報のみで」と言う意味もあります。
言葉のみ、って言うことは経験していないことでも想像で言葉にすることも出来ると言うことか。
そうですね、必ずしも事実でなくても「そう思う」でも良いわけです。
そうしてたどり着いた「２」が、十二星座、全ての騎士（トートのタロットでは騎士、有名なライダー、アルバートでは王になります。）全ての「棒（ワンド）」のカード、「火」イメージなんだね。
大切な所ですね、直感的な認識しか出来ないわけですが、それに名前を付けている段階です、それを「全ての大アルカナ」から「十二星座」への変化と言っている訳ですから、すなわち認識する観察者の発生を意味します。
と言うことは、星座と言うものは、人のモノの見方を意味している、すなわち「価値観」と言うことです。
価値観って、直感なんだ！！だから争いになったりムキになったりするんだ！
そう言うことです。
あ、でも、生命の樹でスゴイ高い位置に「価値観」があって、いろいろな現実が下にあるのはどういうこと？社会とか集団とか、愛とか憎しみとか。
素晴しい質問ですね、それはそう言う、みんなが思う現実は「価値観」によって意味が変わってしまうからですよ。
あ、そうか、会社で出世したい！って頑張っている人もいれば、そんなの全然興味無い、かえるさんみたいな人もいるね。
ま、まあ、そうですね。
言いかえれば、みなさんが現実と思ってるものの、ほとんどが価値観によるものだとも言えます。
うーむ、生命の樹はどうしても哲学的になるね。世界は、価値観の上に成り立っているとも言えるのか。
まあ、判らなくても、タロットカードを使っている人の基礎知識なので、タロット使いが、どう言うことを考えている人たちなのか、と言う雰囲気を味わって頂ければ結構です。
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