こんにちは、かえるさんです。今回は「大アルカナ」「宇宙」です。
今回でこのお話も終わりだね。
そうですね。
この「宇宙」ってカードを見ると、やっぱり「土星」って大切なんだな、って思うよ。「ホロスコープ」を見る時もそう思うよ。
そうですね、どれも必要で大切な要素ですが「土星」は大きな意味で人生の目標、って言うイメージありますね。
「太陽」も人生の目標だよね。
そう言って良いです、しかし、「太陽」の主な意味は能力の育成にあります。
なるほど、じゃあ、「太陽」はいつか要らなくなっちゃうの?
そんなことはありません「土星」を達成したら、また能力育成のための目標設定はしたくなるものです。
そうか、「惑星」の役目は人生全体にわたって大きく影響を与えるものなんだね。
そうです。
大アルカナのお話は「愚者」から始まってきて「宇宙」で終わりなんだね。
とはいえ、「愚者」はタロットによって、最初だったり最後だったり「世界」の前だったり色々あります。
どれが正しいの?
むしろ、あえて言えば、いろいろ違うタロットがある、と言うことが「正解」かもしれません。
どういうこと?
各自「最初」だと思えて納得したところを「最初」とするしかないですもの。「最初」なんて、たいして重要でもないですし、何もないところからは何も出てきませんから、ある意味気分の問題とも言えます。
なるほど、「宇宙」は「四要素」の「火」のカード「永劫」、要するに「審判」の次のカードだけど、「審判」もある意味クライマックスのようなイメージもあるよね。
ですから、どこだって「最初」と言えば「最初」ですし「最後」と言えば「最後」なのです。
逆に言うと、全部大切なんだね。
今回は「大アルカナ」のお話です☆彡
「21 宇宙」
「宇宙」は「21」「ヘブライレター」は「タウ(世界)」の「土星」のカードです。
タウ(世界)
「タウ(世界)」だから、世界全部、だから宇宙全部、ってことかな。
そういうことでもありますし、「タウ(世界)」は「十字架」って意味もあります、それは「広がり」「犠牲」など、様々な意味で「実現化」「他所との共有」という意味で「結果」というイメージがあるのです。
そう考えると、やっぱりこのカードは「最後」にふさわしいよね。
確かにそうですね☆彡
そして、その意味では「宇宙」には、最初であるイメージの象徴が多いです。
最初なんだ。
そうです、「最初」のイメージこそ、物事が終わった、というイメージが背景にあるのです。
そして「何かを達成した」イメージとして、成長した「ケルビム(智天使:スフィンクス:「三区分」の「不動宮」の星座」の象徴の動物で示しています。
そうか、人間的な成長のイメージも「達成」「結果」のイメージだから「最後」そして「新たなスタート」のイメージなのか。
そして、鍛えられ成長した自分が目指すイメージとして「土星」は最もふさわしいイメージです。
単なる達成じゃなくて、自分の成長も含まれているのが、なんかいいよね。
それが目的とも言えますからね。
能力があればまた目標が高まっていくもんね。
「22 世界」
エリファス・レヴィの「ヘブライレター」の対応では「世界」は「タウ(世界)」です。
タウ(世界)
「大アルカナ」で「22」ってすごい違和感だな。
そうですね、でも、ここはエリファス・レヴィも「21」か「22」的な言い方をしてますよ。
「愚者」のせいだね。
「愚者」は動き続けてもいいんじゃないですかね。
タロットは「哲学書」でもありますから、考え続ける材料を提供することで人の成長を促すことも重要な役目と言えます。
そうなの!!
タロットは時代にしっかり合っていないと、その時代の占いに使っても適切な答えを得にくいでしょ、しっかり、人間にフィットしないといけませんからね。
なるほど。
とはいえ、優れたタロットほど「心の構造」をしっかりつかんでいますから「ウェイト版」と「トート版」「マルセイユ版」のタロットは、まだまだ最高のタロットと言えるでしょうね。
「心の構造」か。
そして「宇宙」は、また「愚者」に戻っていくんだね。
数字を直接考えれば、エリファス・レヴィの本では「魔術師」につながりますね。
この「最初」が「愚者」か「魔術師」か、ではなく、どちらのイメージも頭に置いておくと良いでしょう。
なるほどね。
そしてエリファス・レヴィはこのカードを「ヘルメスの書」と記しています。
「ヘルメス」って「水星」と対応したギリシャ神話の神様だね。
要するに「エジプト」的に言えば「トートの書」ということです☆彡
そういえば、エジプト神の「トート」も「水星」に対応しているね。
タロットは「水星的」な書物、という言い方も出来ますね。
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