こんにちは、かえるさんです。今回は「大アルカナ」「皇帝」です。
牡羊座は、最初の星座だね。
そうです、今までの「愚者」「魔術師」「女教皇」「女帝」は人の「無意識」と「無意識と意識」をつなぐイメージ、要するに「無意識的な構造」を示しています。
「愚者」は「自分」と言うことさえ理解していない感じだったけど「魔術師」は「役に立つ」に向かう、そして「女教皇」は「思い込み」を持つことで「自分」にかなり近づいた感じがする。
「魔術師」の「役に立つ」は自分の核になる「思い込み」より先なんだね。
そうです、「役に立つ」という方向性があってこそ、基盤が出来ていくのです。
そして「女帝」だね。「女帝」は「つながりたい」んだよね。
だからこそ、「自分」を確定しないといけません、そうでないとただ流されてしまいますからね。
「女帝」で自分が出来たの?
いやいや、自分を感じるためには、思いがわき上がってこないと感じることが出来ません。
まだなの?
今までは「わき上がってきた」と感じるための土台のお話です。
そして「無意識」は確定しているのではなく、各自「自覚」「コントロール出来ない部分」であって個人差があります。
「自分」って何なの?
それこそ、各自の価値観ですね。それを広げたり狭めたり制御することがタロットを学ぶ一つの目的とも言えます。
なるほど。
では、今回は「大アルカナ」のお話です☆彡
「4 皇帝」
「皇帝」は「4」「ヘブライレター」は「ツァダイ(釣り針)」の「牡羊座」のカードです。
ツァダイ(釣り針)
「皇帝」は何を釣り上げるの?
「皇帝」は牡羊座的です、直感で自分の為すべきことを探し出します。
牡羊座は絶えず行動するイメージがあるね。
ここで面白いのは「釣り」と言うところです。
そういえば、「釣り」だったら受動的な感じがするな。
しかし、ただ走り回っても「自分のやるべきこと」は見つかりません。
本当に「自分のやるべきこと」は待ってないとダメなの?
そうではありません、例えば「動き続ける」ことで「待つ」という言い方でどうでしょう。
牡羊座の人は飽きっぽいイメージあるよね。
「自分のやるべきこと」じゃないから放棄しているわけです。長続きする牡羊座の方もいるでしょ。
そうか、そういうのも例外じゃないのか。「自分のやるべきこと」を釣り上げる、それまで「動き回って」「待つ」んだね。
そして「釣り針」だけでは「釣り」は出来ません、糸や釣り竿も必要です。
どうすればいいの?
経験を積むことです。それ無しには「釣り」は出来ません。そして「探す」ことで自分も変わっていくのです。
「4 皇帝」
エリファス・レヴィの「ヘブライレター」の対応では「皇帝」は「ダレス(扉)」です。
ダレス(扉)
「皇帝」の「ダレス(扉)」って?
「愚者」「魔術師」「女教皇」「女帝」と通過して、ついに「自分」らしくなってきました、自分を探す旅に出ます。
「ダレス(扉)」を開いて出発するわけだ。
自分がいるのに自分を探しに行くの?
自分がいても、自分と思える「何か」を探さないと落ち着きません。
どうして落ち着かないの?
エリファス・レヴィは「皇帝」の上半身は三角形で、下半身は十字になっている、と書いています。
どういうこと?
Sulfur(硫黄)
これは「四要素」では「火」、錬金術では「硫黄」を意味します。これは能動性に満ちあふれていることを表しています。
「愚者」と何が違うの?
もう「皇帝」には意識があります、「皇帝」は「それ」を知りたいし「それ」を判ります。
「意識下」に降りてきたんだね。
そうです、それは「ダレス(扉)」を開いたのです。
へー(窓)
「へー(窓)」は水瓶座の「大アルカナ」「星」だよね。
クロウリーのトートタロットでは「皇帝」は「ツァダイ(釣り針)」ですが、黄金夜明け団などの「生命の樹」の「皇帝」では「へー(窓)」なのです。むしろこっちが一般的とも言えます。
「へー(窓)」はどういう意味なの?
「へー(窓)」は「ダレス(扉)」ではなく出ていくことは出来ません。
なるほど。
それは即ち、「出て行きたい」気持ちを湧き上がらせます。
なるほど、「水瓶座」の「星」は、だから希望に満ち溢れているんだね。
「水瓶座」は「四要素」で論理と言語の「風」だからそうです。
「牡羊座」は「四要素」で直感の「火」ですから。
「へー(窓)」から外を見て、もう待ちきれなくて飛び出していくんだね。
行動的で、そっくりな所の多い「牡羊座」と「水瓶座」ですが、「へー(窓)」を通して違いと本質が判りますね。
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