こんにちは、かえるさんです、今回は『「澤天夬」「剣の10」太陽の復活する宮 トートタロットと易』と言うお話です。
今回は「澤天夬(たくてんかい)」ですから「剣の10」と対応しますから、ホロスコープでは「双子座21度~30度」と対応します。
易は6本の爻を下から読んでいきます。「澤天夬」はこうなります。
上爻以外は全部「陽」なんだね☆彡
どういうイメージなの?
やりたいようにやって行くうちに、最後「やるべきこと」にたどり着く感じですね。双子座の次は蟹座ですからね。
なるほど!
逆に言うと、しっかり「やりたいこと」やって「自分に合った力を伸ばしておかないと後が大変」です。
そういうことなのね。
では『「澤天夬」「剣の10」太陽の復活する宮 トートタロットと易』というお話です。
易の基礎のお話です☆彡
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澤天夬下卦
澤天夬の「卦辞」は「揚于王庭 孚號 有厲 告自邑 不利即戎 利有攸往」おうていにあぐ まことにてよばうあやうきあり つぐるにゆうよりす じゅうにつくによろしからず いくところあるによろし。です。
長いね。
簡単に言うと、「双子座の最後の10度のイメージ」ということを踏まえて、まだ問題があることを誠より叫ぶ、危うさがあるが武力に訴えず行うが良い、ということです。
要するに現状の不満足、良くない所をしっかり自覚し改めよ、ということです。
要するに、「澤天夬」は「そろそろ、しっかり決めなさい」ってことか。
「澤天夬」の下卦はこんな感じです。
「初爻」は「壯于前趾 往不勝為咎」です。あしをすすむるにさかんなり ゆきてかたざるをとがとなす。
もう、全然判らないけど。
前に進みたい、それで勝てなければ咎がある、と言っています。
じゃあ、やめる。怒られたくないし。
しかし、問題が見つかるということは変化、決意への第一歩とも言えます。
そうか、問題がある、即ち悪い、じゃないのか。奥が深いな。
「初爻」は「陽位」に「陽」ですから「正」ですが「比」してなく「応」じてもいません。(隣の爻と陰陽が違う場合、比している、つながっています。)
要するに試練に向かって行くことをしたいでしょう。ただ、助けはありません。
じゃあ、やっぱりやめる。
でもそれだと、問題は沈んだままです。
双子座っぽいなー。まあ、様子見だな。
「二爻」は「惕號 莫夜有戎 勿恤」おそれてよばう ぼやにつわものあるも おそれるなかれ。
「二爻」は「中」を得ています。このことを踏まえて、しっかりバランスを取れば良い、ということを言っています。「陰位」に「陽」で「不正」さらに「応」「比」はありません。しかし、バランスをとり(中を得ている)強い心でいれば恐れることはない、と言っています。
逆に言うとメチャクチャバランスに気を付けろ、って言っている感じもする。
まあ、双子座的に、やっちゃってダメでもなんとかなるわ、って感じもあるでしょう。案ずるより産むがやすし、とも言いますよね。
「三爻」は「壯于頄 有凶 君子夬夬 獨行 遇雨若濡 有慍 无咎」つらぼねにさかんなり きょうあり くんしけっするべきをけっするべし ひとりいけばあめにあう ぬるるがごとし いからるるあり とがなし。
なんかいろいろあるけど「とが」が無いのね。
どの爻辞もそうなのですが、この爻辞はいろいろな解釈が出来ますし、色々な解釈を知らなくては占うことは出来ません。
ごく簡単に申しますと「決めるべき時には決めなさい、イヤな目にあったり、文句を言われたり害があったりするかもしれないが、あなたのせいじゃない」要するにそれでいいんだ、という意味もあります。
説明を受けてもなお判らんわ。
まあ、双子座の話ですから、決めた所でそうはならないでしょ。無意識の働きが強いですからね。
結局「澤天夬」は最後には決するしかないから、そうなって行く流れの中で思わぬ屈辱を受けることもあろう、ということですね。
「三爻」は「上爻」の「陰」に応じてます、かつ比していないので周囲からの助けはありません。しかし「陽位」に「陽」ですから、上手く行かなくても強く進まないとならない時もある、ということです。
「比」してないから「ひとり」、「陽位」に「陽」だから、自分の信じた道を進めば「上爻」につながっている、ということです。
それには辛いことも伴うこともあるだろう、ってことか。
全ての「苦労」を回避しては何も出来ませんし、かといって意味もなく力むことが良いとも言えません、要するによく考えることです。まあ、だからと言ってそうなるとは限りませんが。
そういう不明確な中間地点なんだね。
澤天夬上卦
上卦は、こうなっています。
後半がいい感じだね。
まあ「正」だから、楽でもないし、良いとか悪いとかは主観的な感想ですからね。
そうなんだろうけど、そこばっかり見ちゃう。
「四爻」は「臀无膚 其行次且 牽羊悔亡 聞言不信」いさらえにはだえなし そのいくことじしょたり ひつじにひかれてくいほろぶ ことをきいてしんぜず。
いさらえ?
座る時に座席に接触する部分のことです。おしりですね。要するにお尻の肉が無いから落ち着いて座ってられない、だから、直感にしたがって行くことが良い、という意味ですが、それを信じることは簡単ではない、ということです。
どういうこと?
人の忠告を聞かない、ので良くない、とも人の忠告を聞かない方が良い、とも取れますね。
それじゃ困るじゃん。
こういうのは「自分の気持ち」に向かい合え、的な意味を含みます。「四爻」は上卦の最初であるからこそ、「自分の方針」を信じる、思い通りにならなくても「自分を信じる」ことの難しさ、とも言えます。ただ、楽な方に楽な方に、ではなく「自分の心」に向かうことです。
やりたいけど、無理だわー、だったら「やりたい」が自分の気持ち?
そうです。
そして「四爻」は「中」せず、「比」せず「応」じず、ですが「陽」なので、何かしたいけど何をして良いか判らない感じですね。
そういう状態で何を言われてもしっくりこないわな。
「五爻」は「莧陸夬夬 中行无咎」けんりくかいかい ちゅうこうとがなし。
どんな感じ?
「莧陸」という植物が昔から説が分かれていまして、どちらにしても勝手に生える野草ではびこるイメージがあります。「すべりひゆ」で考えれば「はびこるが食べられる」のですから、「食べて無くして成長する」、「やまごぼう」は有毒で食べられない良くないものがはびこるのでやはり処分するのが良いでしょう。
どっちなの?
両方でしょう。
なるほど。
そして、「五爻」は重要と貴ばれる「尊位」であり「中」を得、「上爻」に「比」し、「陽位」に「陽」で「正」ですから、するべきことをせよ、ということですね。
そして咎を無くすにはバランスをとること、が大切なんだね。
「上爻」は「无號 終有凶」よばうなし ついにきょうあり。
結局、凶なのか。
イメージは「剣の10」要するに双子座的、ということは決断できなかったけど流れでそうなりました、って感じですね。
そうか、双子座的「決意」ってことは、なっちゃったから仕方ない感じか。
「凶」は生まれ変わるために苦労させられる感じですね。「上爻」は「澤天夬」唯一の「陰」、要するに自分だけが弱い感じ、「陰位」に「陰」で「正」で「三爻」と応じ、「五爻」に比しています。
そうか「卦辞」だけ見ると悪い感じだけど、結構、つながりがあるね。
要するに「三爻」でしっかり自分の道を選んでいれば将来的には光もあるでしょう。何と言っても「澤天夬」の「上爻変」は「乾為天(けんいてん)」ですからね。
自分が本当にやりたいことに向かう、ってことか。
ただ「乾為天」「上爻」は「亢龍有悔(こうりゅうくいあり)」ですからね。
乾為天(けんいてん)上爻 - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」
もう蟹座になるしかないんだね。形が決まる。確かに「剣の10」は「破滅」って名前が付いてるもんね。
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