こんにちは、かえるさんです、今回は「虎がバターになる話 にわとりさんぼうけんのおはなし」第一回です。
「かえる星の王子様」以来の物語だね。
そうです、かえるさんはナレーションを担当します。
にわとりさんが主役なんだね。
その通りです、頑張ってくださいね。
「虎がバターになる話」って、そういう内容の有名なお話があるね。
ありますね、その話の「ホロスコープ」「タロット」「神話」的な視点の象徴のお話をいたします。
それでは今回は「虎がバターになる話 にわとりさんぼうけんのおはなし」というお話です。
「かえる星の王子様」もぜひご覧くださいませ☆彡
虎に出会う
あるところに、にわとりさんがいました。にわとりさんはお父さんとお母さんにたくさんのものをもらいました。
お母さんに赤い上着と、青いズボンをもらって、お父さんには中が赤い、紫色の靴と緑色の傘をもらいました。
にわとりさんが、とてもうれしそうに歩いていると、大きな虎がやってきました。
「がおー!お、にわとりさんだ!!」
「うわー!虎だ!!」
「食べちゃおう!!」
「赤い上着を上げるから命は許してください。」
「じゃあ、食べないであげるから、赤い上着をよこしなさい。」
「はい、どうぞ。」
「おー、素敵な上着だ、じゃあ、さようなら。」
「悲しいことになった、早く帰ろう。」
と、にわとりさんは家に帰ろうとすると、再び虎が出てきました。
「がおー!お、にわとりさんだ!!お腹が減っているから早速食べよう!」
「わー!また、虎が出てきた!!青いズボンをあげるから命は助けてください!」
「おー!素敵なズボンだ、それじゃあ、命は助けてあげるからズボンをよこしなさい。」
「はい、どうぞ。」
「やったー!」
にわとりさんは、赤い上着と青いズボンを失ってしまいました。
「がっかりだなぁ、早く帰ろう。」
つづく
お話と象徴
なんですか、このお話は、にわとりさん良いことが全くないじゃん。
元のお話は「虎がぐるぐる回ってバターになるお話」でしょ?
そうです。
とにかく虎が怖いお話だね。
その虎は「自分の星座」のことです。
え!そうなの?!
「にわとりさん」は「自分」とか、タロットの「愚者」などという言い方も出来ますね。
何かをやりたい、自分の能力を使いたい、って感じだね。
じゃあ、何で虎に襲われているの?
星座は使わないと猛獣化するのです。要するに自分の星座の暴走が虎で表現されているのです。
損得ばかり考えて自分の星座を使わないから、自分の星座が問題になっている、ってこと?
そういうイメージですね。しかし、にわとりさんは、お母さんに貰った「上着」と「ズボン」を虎に与えました。
取られたんだけどね。
お母さんは、「生命の樹」の「峻厳の柱」ですから、簡単に言えば、社会的使命や相手のためにしないといけないことです。
あ、そういうことなんだ。それをした、ってことなんだ。
え、じゃあ、お父さんは?
「生命の樹」の「慈悲の柱」です、要するに自分がやってみたいことを意味します。
自分のやるべきことをしないと、自分自身が問題になるってことなんだね。
そうです。そして虎は能動性でもあります、自分の能力を使いたいのです。
そういう意味で、トートタロットの「愚者」には「虎」が書いてありますね。
そういえば書いてあった気もする。
色については様々な意味がありますし、その組み合わせで理解するべきですが、ここでは簡単に言うと「赤」は「火星的」で、「青」は「木星的」「月的」なイメージです。
「火星」は直感的に行動して生まれ変わる感じで、「木星」は考えて成長していくイメージ、「月」は、自分の使命に向かって行くイメージか。
各色いろいろな意味や象徴がありますがとりあえずは、そんな感じです。
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