こんにちは、かえるさんです、今回は「虎がバターになる話 にわとりさんぼうけんのおはなし」第三回です。
かえるさんはナレーションを担当します。
にわとりさんが主役なんだね。
結局、せっかく貰った品物は「虎」に全部取られちゃったよ。
「虎」は自分自身の「星座」です。抑えられた能動性ですから、狂暴化しているのです、それは星座をコントロールしにくい状態です。
ですから品物を「虎」に奪われたのは、自分のやるべきことに向かって、活動し、自分の考えを実現化するために周囲の雑音に対し耳をふさぎ、自立したことを意味します。
「赤い上着」「青いズボン」「紫の靴」「緑の傘」だね。
だから、「にわとりさん」は自分から品物を差し出してますよね。
お、そういえば、そうだ。「虎」に差し出してるね。
それでは今回は「虎がバターになる話 にわとりさんぼうけんのおはなし」というお話です。
虎がバターになる
にわとりさんはすべての品物を奪われて泣きながら歩いていました。そうするとまた虎の声が聞こえてきました。
「ああ!また虎の声が聞こえる!どうしよう!!」
ぐるるるるる!!
「おお!!たくさんいる!!」
「俺が一番、素敵な虎だ!!」
「俺の上着が一番素敵だ!!」
「俺の青いズボンが一番素敵に決まってるだろ!!」
「紫は高貴な色なんだぜ!!」
「靴を耳に履くとか有り得ねぇ!俺の傘がカッコよすぎだろ!!」
「なんだと、この野郎!!」
虎たちはケンカを始めました。
「なんだ、にわとりさんを狙ってるんじゃないのか。」
にわとりさんは虎たちのケンカを木の後ろからのぞいていました。
虎たちは、自慢の品物を放り出して取っ組み合っているうちに木の周りを回りだしました。
それを見たにわとりさんは、放り出された品物を全て取り返しました。
「要らないんだったら、持って帰りますよー。」
「うぐぐぐ!!」
虎たちはお互いの尻尾をかじって木の周りをぐるぐる回っていたので、文句を言いたかったけど文句を言えません。
「やったー!」
そして虎たちはぐるぐる回っているうちにバターになってしまいました。
お話と象徴
「虎」がぐるぐる回って、なぜかバターになっちゃったんだね。
「虎」は星座が暴走した姿ですから、にわとりさんが、全てのものを差し出して、思い切り星座を使ったら、大人しくなった、それどころか美味しいバターになったのです。
そういうことなんだね!
特にこのイメージは、水瓶座から魚座になるイメージについて考えていた時に気づきました。
水瓶座から魚座に変わるイメージが虎がバターになるイメージってこと?
そうです、安定したくて山羊座で社会の中で頑張っていく、しかし、それでは物足りなくなります。
どうして?
それは、一生懸命生きていると成長するからです。そして人はその能力を使っていないと不満になります。
それが「虎」なんだね。
そうです、自分の星座を使う時には、新しい挑戦が良いですが、思い切りが必要ですよね。
なるほど、そういうお話なのか。
だから「にわとりさん」は一回すべてを失って、全てが返ってくるのです。
どういうことなの?
思い切り手放さないと「成長」出来ません、「成長」出来れば失ったものを取り戻す以上の見返りがある、ということです。
でも、思い切り手放して失敗したら怖いじゃん。
その先に成長があるわけです、だって上手く行かない、ということは解決するべきことがある、ってこと、要するに「成長」に近づくってことです。
どうして「成長」したいの?
他のことより面白いからです。なぜかと言えば、「星座」がしたい、と思い込んでいることをすると、「充実、安心、喜び」があるからです。
「成長」をすること、それによって出来ることが増えることが、面白い、ってことか。だから「虎」はにわとりさんが品物を回収しても文句を言わなかったんだね。
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