こんにちは、にわとりさんです。今回はギリシャ神話のアポロンのお話です。
アポロンは「太陽」のイメージを学ぶのにとても良いので「太陽」のイメージを膨らませるお役に立てばと思います。
アポロンは「全能の神、最高神ゼウス」と「レト」の子供です。
ゼウスの正妻は「ヘラ」だよね。ゼウスは何て言うか最高神なのにイロイロだらしないよね。神様なのにさ。
まあ、ゼウスは浮気者で有名ですが、それは「ゼウス」が占星術の「木星」や「射手座」と対応するためです。
「射手座」は哲学の星座です、哲学や知恵は、ありとあらゆるものと結合し、新しいものを生み出します。そこから生まれてくるものを「子供」と表現しているのです。
なるほど、他の考え方や星座とくっついて新しいものが生まれると言うことだね。
でも、奥様のヘラはいつも怒っているよ、気の毒に。
それは「ヘラ」は「月」や「土星」と対応するからです。
新しい何かに挑戦する時に自信が無いと「月」は不安を覚えますから、「月」は個人行動より、集団行動を望みやすいので、新しい挑戦する気持ちなどに反発しやすいのです。
そして結果重視の「土星」の影響もあるので、特に新しい挑戦的な射手座に対し不安を覚えやすいのです。
何かを生み出したい「木星」と、安心を重んじる「月」「土星」か。
アポロンのお話でも、きっとヘラは怒っているよね…。
浮気者の夫ゼウスを許さず、生まれる前から大変怒っています。
やっぱり…。
ギリシャ神話のストーリーとイメージから、惑星や星座のイメージを膨らませることは、ホロスコープの「惑星」や「星座」を現実のストーリーに大変役に立ちます。
どういう役に立つの?
言葉の「単語」と言うものは前後のストーリーで意味が決まります、「単語」自体は明確に意味を持たないのが普通ですが、察することで日常は問題なく会話をするわけですが、本や文字などでは意味を断定することは難しいです。
だから、占いのキーワードを理解するのにストーリーは大変有益です。ホロスコープを読むにはキーワードからストーリーを思い浮かべる力が必要ですから。
あー、牡羊座「怒りっぽい」とか一言で言うけど「怒りっぽい」にもイロイロあるもんね。実は「急いでいる」「スピード感覚が違う」のがそう見えるとも言えるよね。
そうです、だから占いではキーワードの単語をそのまま現実に当てはめても意味が判らなくなるだけですからね。ちぐはぐになりやすいです。
では今回はギリシャ神話の「アポロンの誕生」のお話です。
ギリシャ神話、はじめ
最高神ゼウスは知っているけど、アポロンのお母さん、のレトは知らないな。
簡単にギリシャ神話の神様の話をすると、イロイロなお話がありますが、
一番最初は混沌、虚空の神「カオス」がいました、そこから大地の神「ガイア」、原初の欲求(愛)の神「エロス」、冥界の神「タルタロス」が生まれて、
※ガイアがエロス、タルタロス産んだ、と書いてあるものなどイロイロあります。
ガイアは、天空神ウラノス、海の神ポントス、山の神ウレア、などを産み、そのウラノスと結婚しました。
あら!自分で産んで結婚しちゃったの!!
大地があるから、空はあります、空があれば大地に様々なものを育みます、そう言うことです。占星術的には四要素の「地」と「風」の関係ですね。
そして、大地は現実でもあります、ウラノスはウラノスですから「天王星」を意味します、様々なものを生み出す知恵、変化、改革も意味します。
新しい変化を起こす、水瓶座のイメージもあるのか。
そして、そのガイアとウラノスの産んだ、ティターン神族(巨神族)のコイオスとポイペの娘が、レトです。
なるほど。
ちなみにガイアとウラノスの子供クロノスとレアの子供がゼウスです。
で、そのゼウスとレトが子供を作ろうとしていることをゼウスの正妻のヘラは許さないんだね。
そうです。
ゼウスの正妻ヘラの怒り
レトが身ごもったと聞いて、ヘラは大変怒りました、そこでヘラが大地で子供を生むことを禁じました。
ヘラはキレてるね。
そしてレトは、方々さまよい歩き、受け入れてくれる場所を探しました。
その時、ピュトンと言う大蛇は、レトの子供に自分が倒される、と予言があったので、絶対産ませたくない、と思ってレトを追い回しました。
それを助けたのは、ポセイドンです。
ポセイドンは、海王星、魚座と対応する神様だね。
そうです、「四要素」の「水」とも対応します。ポセイドンは浮き島を持ってきて、霧で隠しレトに与えたので、レトは、その浮き島で子供を生むことが出来ました。それが「アポロン」と「アルテミス」です。
おー、良かったね。
それにしても、ゼウスは何で助けないのよ!
それも意味があります、そして、ポセイドンはその浮き島を固定しました。それが現在もあるデロス島です。
神話の意味を考える
アポロンのお父さんのゼウスは「木星」を意味します、太陽神アポロンは、もちろん「太陽」です。
何かをやってみたい!試してみたい!そんな気持ちは「木星」「射手座」的です。
まあ、要するに思いつきですね。思って終わり、と言うのも射手座的でもあります。
え、身ごもるまでしか関わらない感じ、はそれを意味しているの?
そうです、思いつきは「射手座」的で、それを実現するのは理想と願望の「太陽」的です。
じゃあ、ポセイドンが、助けてくれたのは?
大地で産むことを禁止する、この命令を出したのは「月」「土星」と対応するヘラです。
要するに、思い付きを現実化するために必要なのは確信することです。
それは「月」の不安を鎮めること、かいくぐることです。
「大地で産んではいけない」と言うのは現実化をさせない、諦めること、を意味しています。
ヘラの力を表しているんだね。「土星」的な、不安な「月」なんだ。
そして、それを助けたのが「魚座」的な「海王星」、「四要素」の「水」、感情、なのです。
魚座、空想と想像の世界?!
ゼウスの兄弟であるポセイドンが助けてくれたのですが「木星」も昔は魚座の支配星でした。
癒す力か、そして想像の世界…。
イマジネーション、インスピレーションの力かな!それによって感情で、確信するんだ。
そう言う力が、出来る!と言う確信、現実化したい!と言う信念に変わって行きます。
そうやって生まれてきたのが「太陽」と対応するアポロンなのか。
ヘラは、お話としてはただ、いじめている感じですが、挑戦や新しいアイデアは現実的な「土星」、「月」の不安によって多くが消え去ります、大地を見つけることは出来ません。それが、ある意味で単なる思い付きから自らを守っている、とも言えます。
でも、大地を用意したのはポセイドンだね。浮き島を持ってきたんだ。
大切なのは、父が「木星」と対応するゼウスだということです。
知恵と哲学、自らを癒す力、確信が合わさって、ついに「太陽」が生まれるのです。
そして、目標の実現化が見えてくるんだね。アポロンが生まれるお話は、「太陽」が満たされるお話なんだ。
でも、双子のアルテミスも生まれたね。
アルテミスは「月」と対応します。
ヘラと同じなの?
満たされた「月」は「太陽」と同じ方法で生まれる、とも言えます。言いかえれば満たされるには「月」と「太陽」が調和する必要がある、とも言えます。
おお、なるほど!
言いかえれば「月」の不安定さは、プラスに働けば、新しいことを始める基盤にもなり、不安に傾けば、新しいことを封じ込める力にもなる、と言うことです。
よし!いける!
そんなんムリだって、
たしかに、行動する時は、気持ちの問題が大きいな。
そして、そう言う不安と戦うのは「考える」「知恵」「哲学」「癒し」「確信」が必要だということなんだね。
そうです、そして「太陽」と「月」が同時に産まれました、その「月」はいつ不安を訴えるようになるか判らないのです。
おお、なるほど。確かに上手く行かない時には不安になるよね。
その不安や挫折と戦うには癒しも必要なのです。
うーむ、なるほど。
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