こんにちは、かえるさんです。今回は「神話とホロスコープとの関わりを考える」と言うお話です。
神話は「星座」とか「惑星」とか、ホロスコープに対応しているんだよね。
そうです、例えば、牡羊座「怒りっぽい」と言う説明では、誤解が多いですよね。
たしかに。実際には優しい牡羊座の人もたくさんいるし、
ですから、何が「怒ってる様に見えやすいのか」と言う説明が必要になります。その「原因」が牡羊座らしさ、習性と言うことです、その「原因」を良くない見せ方をしているのが「怒りっぽい」と言うことですね。
そして、それが判ることで「怒りっぽい」様に見える理由が判りますので、対策を作れるのが「占い」なわけです。
でも、自分のことならまだいいですが、他の人を占ったりする場合、具体的なイメージが欲しいですよね。
そこでストーリーになっている神話は便利なのです。
なるほど、あとストーリーだと覚えやすいわ。
それでは、今回は神話について考えます~☆
神話について考える
神話の神様が、ホロスコープと対応してるでしょ、何かすごい不思議な気がする。
なるほど、たしかにそうですね。
だって、神話はすごい昔からあるじゃん、世界中にあるじゃん。
占いだって、昔からあるけど、神話を書く人が、いちいちそんなこと確認して書くわけ無いよね。
お、こんな行動は、牡羊座的じゃないな書き直そう、とか考えて書くとは思えないし。
そうですね、それは不自然ですよね。
じゃあ、神話は、どんな理由で書かれているか、を考えてみましょう。
どんな理由で書かれているか?
まず、書き残すより、口伝えのお話として始まったと考えられます。
おー、なるほど、そうか。
そして、人々の数々の疑問に対しての回答も含まれているでしょう。
あー、世界が最初にどうやって出来たか、とかだね。
そうですね、多くの人が疑問に思うでしょうし、興味があることですよね。
そして現在のような共通の科学が無いので、各々独特な表現になります。
だいたい神様が創るよね。
そう言うことになりますね、言いかえれば、自然や物理法則の擬人化と言うイメージですね。
ただ、世界=地球、または宇宙、と言うイメージではなく、世界=人間の世界の感じ方、と言う意味の場合もありますが混同されるのが普通ですね。
そういう細かい違いは判らないよね。
しかし意味が判れば、真意を推測出来ますよね、つじつまが合わなければ、我々の解釈がおかしいと言う考え方も出来ます。
インドの宇宙観についての話もそうだよね。
そうですね、大きな蛇、と言う、究極的な事実、大いなる知恵、知識が一番下の土台にあり、その上に、大きな亀、みんなの共通意識、文化や共通知識があり、その上に、もっと小さな小さな文化圏や家庭などの個人的な思考の基盤があり、その上に「地球」と言う自分がいるわけですね。
宇宙(世界)とは何か?と言う問いの中に「人間のモノの感じ方」が含まれます、世界全体の説明に不可欠だからです。この考え方は占い的でもあります。
要するに、人間の考え方が判るから、世界観、世界の出来方を考えることが出来るよね。人間がどう考えるか判れば、世界が何故そう見えるかが判る。
でも、そう言う知識が無い人からすれば、なんじゃこりゃ?の世界ですよね。
そうなると字をそのまま読みますから、これはインド人が思う「物理的な宇宙、世界のあり方」だよ、と言う考え方になります。
しかし、意味が判れば、なかなか奥深い思想がうかがえます。
たしかに。
と言う様に、さまざまことを説明する役目が神話にはあると思われます。
そして、何故毎日、日が登り、日は沈むのか、などイロイロなことを説明しているうちに、その地方に伝わるお話などにも合成されていったのだと思います。
あー、なるほど。
そして、人気のある神話の神様を見ていくと、一貫したぶれないキャラクター性が見えてきます。
たくさんのお話の中から、当てはまるエピソードが神様に当てられていった、と言う形か。
逆に言うと、当てはまる話を当てていけば、そのキャラクターが強調されていきますよね。
エピソードが増えれば、余計に神様の重要性も増すわけだ。
そう言う意味で、星座や惑星を説明するのに便利なキャラクターが出来ていくのだと思います。
あまり出てこない、マイナーな神様は、あまり星座の対応がハッキリしないのはそう言うことか。
実際、同じストーリーでも、複数の神様に当てられていることもあります。
元からあった話が、面白い場合、有名な神様にエピソードを取られちゃうケースなどだね。
そういう所で神様の力は変わりますからね。
そうか、神様は知名度が大切なんだ。
歴史を示す神話
アポロンとヘラクレス
歴史を示す神話?
例えば、ある人種がある人種を征服した場合、神話の中でも、負けた人種の神様達が負けていなくなることもあります。
そうか、勝った方が正義なのは神様も同じなんだね。
そう言えば、インドの場合は、アーリア人がドラヴィタ人を征服したけど、ドラヴィタ人の神様も生き残ったんだよね。アスラとか言う悪役になっちゃったけど。
素直に、服従しなかった、とも取れますね。
ギリシャの神話などでも、地域と神様が同一に扱われていることもあります。
女神「アテナ」と都市の「アテナイ」などは同一視されています。地域の擬人化とも言えます。
他の神様に勝ったりするのは、地域同士の戦いを意味している場合もあるのか。
弱い国の神様が、広く信仰されることはありませんからね。
そして、ギリシャなどは文化も進んでいましたから、物語に面白さも求められました。
なるほど。
紀元前500年ごろには、舞台劇もありましたからね。
エンターテイメントとしても発展していたんだ。
面白い物語には、キャラクターが、性格的に不自然なことをしない、と言う条件があります、感情移入出来なくなってしまいますからね。
たしかに。
その意味で、面白さを追求していくと、キャラクターの一貫性が際立ちますね。
その意味でも、ギリシャ神話は特に優れているのか。
無意識的対応
無意識的対応?
例えば「蛇」と「知恵」と言う対応は世界各地に見られます。
そして、蛇は神聖なものであり、邪悪なものである、と言うような表現も一致することが多いです。
そうそう、そう言うのが不思議なんだよね。イロイロな所で共通するのが不思議。
逆に言うと、多くの人が思うから地域に定着するのです。そして他の地域とも一致するのでさらに定着していくのでしょう。
卵から生まれる鳥をみれば、卵に生命の神秘を感じるでしょうし、
脱皮する蛇からは、不死や生まれ変わりのイメージなどもわきます。そこから長生き、知恵のイメージにつながります。
そして、太陽を見れば、偉大な力を感じるのは、どこの国の人でも同じでしょう。
昔は電気が無かったから当然だね、日が暮れたら仕事できないし。
要するに、人間が何かを見てイメージすることは、だいたい同じとも言えます。
そして、他国の本などから学べば、新しいひらめきや、自分の文化との一致点を見ることが出来るでしょう。
なるほど、自分の文化と一致した点は、たしかに説得力が増すよね。
ちなみに古代バビロニアで始まった占星術は世界各国に広がっていきました。そして、もちろんギリシャにも紀元前3世紀ごろに伝わり、ホロスコープが作られた、とも言われます。
おお!じゃあ、神話と一緒に発展したと考えられるね。
ギリシャの哲学は今見ても奥深く、興味深いですからね、大いに考えられるでしょう。
カテゴリー(スマホは画面下のほうです)から「占いのお話」「神話」の記事もごらん下さい~☆