こんにちは、かえるさんです、今回は「一本のナイフ 人魚姫 お話で象徴を考える占いのお話」と言うお話です。
前回は王子様が王女様とくっつくことが分かったところまでだね。
そうです、「人魚姫」は王子様が結婚した次の日の出には死んでしまうのです。
「人魚姫」は死んだ後の暗闇やこれまであった全てを失うことばかり考えていました。王子様と王女様の結婚が決まり、水夫たちが甲板で楽しそうに踊っていました、それを見て「人魚姫」も踊り出しました。
「人魚姫」は王子様のために全てを捨てました、家族を捨て、家を捨て、美しい声も捨てました、そして一歩ごとに突き刺すような痛みに耐え抜いた日々ももう終わろうとしていることを「人魚姫」は知っています。
でも王子様は何も知らないんだね。
そして、やがて船は静かになりました。
その時、人魚姫の前に、お姉さんたちが現れました。
おお!
では今回は「一本のナイフ 人魚姫 お話で象徴を考える占いのお話」です。
「一本のナイフ」
そしてお姉さんたちの長い髪はバッサリとショートカットになっていました。そしておねえさんが、一本のナイフを取り出して言いました。
「このナイフは魔女に髪と交換してもらったもので、次の夜明けまでにこのナイフを王子様の心臓に刺して、王子様の血をあなたの足にかければ尻尾は元通りになって元の人魚になって300年生きられるのよ!」
結構、怖い話だな。
「日の出までにどちらかが死なないといけないの、もう空が赤くなってきたわ!急いで!急がないとあなたは死んでしまうのよ!」
「人魚姫」にナイフを渡すとお姉さんたちは去って行きました、「人魚姫」はナイフを持って王子様の所に行きました。
王子様は一人で寝ていました、「人魚姫」は王子様の額にキスをしました、そして王子様を見ていると、王子様は王女様の名前をつぶやきました、
その瞬間、「人魚姫」はナイフを海に捨てました。そして、目がかすんでいくのを感じ、王子様の方を見て、そして海に飛び込みました、体が溶けて泡になっていくのが分かりました。
そして、太陽が海上に昇ってきました。
何百もの透き通ったスピリットが漂っています、そして自分が泡の中から抜け出ていくのが分かりました。そして「人魚姫」が「どこに行くのでしょう?どこへ行けばいいんですか?」と聞くと「風の娘たちの所へ!」と返事が返ってきました。
スピリットって、妖精みたいな?
そうです、「Luftens Døttre(かぜのむすめたち)」というのが原文の単語です。「Luften」は「風」「風を当てる」「帽子を上げて軽く会釈する」「(秘密などを)明かす」という意味があります。
「風」なんだね。
そして「人魚には永遠の命はありません、そして風の娘たちにも永遠の命はありません、でも風の娘たちは善行によって永遠の命を作ることが出来ます。」
そういう話だったんだ!全く知らなかった!
象徴的意味
「人魚姫」は一体どうなったの?「魂」って何だったの?
「人魚姫」は「魂」を手に入れることのできる「風の娘たち」の一人になったのです。
死ななくて良かったけど、死んじゃうはずじゃなかったの?
「人魚」たちがなぜ死んでしまうかと言えば「思い」が無かったからだと言えます、ただ生きて消えて、それで満足だったからです。
「人魚姫」は自分の命よりも大切なものを見つけました、王子様のために自分を犠牲にしたのです、死んでも守りたいものがある、この思いが「魂」と言っても良いでしょう。
「占星術的」に言えば「風」の娘ですからね、「風」は言葉を意味し、「娘(トートタロットなら、王女、プリンセス、ウェイト版のタロットなら従者)」は「現実世界(マルクト 王国)」で生まれるのです。
話としてはここで終わっても良いと思うのですが、象徴的な意味があるので「人魚姫」は次回が最後になります。
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