こんにちは、かえるさんです、今回は「風の精霊 人魚姫 お話で象徴を考える占いのお話」と言うお話です。
前回は「人魚姫」が「風の精霊」になったところで終わったね。
そうですね、前回「人魚姫」が「どこに行くのでしょう?どこへ行けばいいんですか?」と喋ったところあたりですね。
あ、「人魚姫」はしゃべれなかったんだもんね!「風の精霊」とは喋れるのか。
良かったなぁ。
では今回は「風の精霊 人魚姫 お話で象徴を考える占いのお話」です。
「風の精霊」
「人魚姫」の問いに対して「風の精霊」の答えは「人魚には永遠の命はありません、そして風の娘たちにも永遠の命はありません、でも風の娘たちは善行によって永遠の命を作ることが出来ます。」というものでした。
さらに「風の精霊」の解説は続きます。
「私たちはこれから暑い国へ行きます、とっても暑くて毒を持った空気がある所だから人間たちは死んでしまいます、ですから私たちは涼しい風を送ってあげるのです、そして花の香りを運んであげるのです、そして300年良い行いを続ければあなたにも、不滅の魂が与えられるのです。」
「そうして、限りない人間の幸せを得ることが出来るのです。」
「あなたは私たち「風の精霊」のように、一生懸命尽くしたのですね、ご苦労なさったでしょう、しかしこれからは、私たちの仲間です、あと300年頑張りましょう。」
「人魚姫」は、か細い両手を太陽に向かって伸ばしました、そして自分の頬を一筋の涙が伝って行くのを生まれて初めて感じました。
…。
船が騒がしくなっていました、お姫様と王子様が「人魚姫」を探しているのです、そして二人は何も知らないのに悲しそうに海を見つめています。
そして、誰にも見えませんが「人魚姫」はお姫様の額にキスをして、王子様に微笑みかけて、「風の精霊」のみんなと空に上がっていきました。
「人魚姫」は「では300年で神様の所へ行けるんですね!」
そうすると、一人の「風の精霊」が、そっと言いました「もっと早いかもしれませんよ、子供のいる家を探して、親を喜ばせている可愛い子供を見ると私たちは嬉しくて笑顔になります、それを見て神様は300年から一年引いてくれるんです、逆に親を困らす良くない子供を見ると悲しくなって一日伸びてしまうのです。」
象徴的意味
めっちゃ、良い話だった…。
実は本物の「人魚姫」はハッピーエンドなんですよ。
そういえば、「300」って数字がたくさん出て来たね。
「300」と言えば「ש シン」「審判」「永劫」と対応しています、エリファス・レヴィの対応では「愚者」と対応しています。
「愚者」は「風」のカードだね。
そして「永劫」「審判」は「火」のカードです。
「風」「愚者」は「本当にやりたいことをやる」そんなイメージだよね。
そうですが「無意識に従って」、です、ですから、短期では「上手く行く」「上手く行かない」という単純なカードではありません。「成長」のための衝動になります。自覚としてはすごく苦労をして「なんてことをしてしまったんだ!」なんてことも少なくありません。
だから「愚者」か。
しかし、その果てには、「本当にやりたかったこと」のスタートにたどり着いた時には「審判」の「忘れていた無意識の記憶」の復活という感動も意味します。
それは「永劫」の「火」による「浄化」によって「本当の自分」が現れ、「過去の自分との決別」要するに「生まれ変わり」のイメージです。
「人魚姫」は王子様を心から愛して全てを捨てて王子様に向かって行って、王子様とは一緒になれなかったけど、憧れの「永遠の魂」は手に入れたんだね。
それは、大変苦しいけど、本当に幸せな日々だったのだと思います、だからこそ最後自分の命ではなく、王子様の幸せを選ぶことが出来たんです。
やっぱり、お姉さんたちの持ってきてくれた「ナイフ」で王子様を刺さないで良かったんだね。
それでは単なる逆戻りですからね。300年で絶対に死んで消えてなくなってしまう「人魚」に戻ってしまうだけです。
「人魚姫」は生まれ変わったんだね。
そして「ヘブライレター」の「ש シン」には「二本の前歯」「歯」「噛み砕く」そして「食べる」要するに「成長」の意味があります。
「二本の前歯」は、「人間」もそうですが「齧歯類」を連想させますよね。
「ネズミ」や「ウサギ」か。「月」や「蟹座」を連想するね。
食べ続けないと自分の歯が伸びて大変なことになりますからね。
そして「喋れない」というのも凄く意味があります、これは精神修業にもある「沈黙」の修業の意味です。
どうしてそんなことするの?
人は「口」を開けば、愚痴や文句ばかりでロクなことを言いません、そうすることで自分と向かい合えなくなります。ですから「沈黙」して、自分を知り、自分の未熟さを痛感し、自分を磨くのです。
「人魚姫」は「自分が王子様を助けた」ことを伝えられなかったものね。
だからこそ、「風の精霊」になったんです。喋れたら伝えて運命を変えてたでしょう、この道を見つけられなかったでしょう、それでは意味が無いのです。
最後、お姫様にも祝福するようにキスをして去って行ったもんね。
そして「獅子座」の29度のサビアンは、ジョーンズ版は「A MERMAID.(人魚)」ルディア版は「EMERGES FROM THE OCEAN WAVES READY FOR REBIRTH IN HUMAN FORM.(海の波から人魚が現れ、人間の姿に生まれ変わる準備ができています)」です。
「獅子座」は特別な、「自分が成りたい自分を目指していく」星座です、最初は「認められたい」から始まって後半では「本当にすごい人になりたい」と意思を固めます。
「獅子座」最後の10度は「勇気」「棍棒の7」、乙女座への入り口「ナイトオブディスク(ウェイト版では金貨の王)」だね。カルディアンオーダーは「獅子座に火星」だ。
「風の精霊」の修業は目に見えません、地下世界の「乙女座」のイメージ「隠者」のイメージはぴったりですよね。
「勇気」を出して、本当にやりたいことに向かって行ってやり切る、結果云々じゃなくて、その向こうに本当の憧れがあるから、やってみたいんだ。
そうです、それが「王子様を心の底から愛することが出来た」理由です。
でも、くっつけてあげたかったなぁ。
そういうバージョンが存在するのも気持ちは分かりますよね。
なるほどね。
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