こんにちは、かえるさんです。今回はタロットカードの「戦車」のお話です、ホロスコープで性格を分析するためにも役に立つお話ですのでぜひごらん下さい。
かに座というと「戦車」なんて物騒な感じと違う気もするけど。
かに座には、守る、というキーワードがあります、守る為にはやはり戦いもあります。そして古代から戦争の目的は「守る」ため、と言いながら侵略したのも事実です。
安心のためには、となりの国を征服しないと、自国を守れない、って論法だね。
そうですね、その理屈は、かに座にも存在します。行き過ぎると、力を合わせるために、仲間を攻撃してしまうこともあります。
力を合わせるために、仲間を攻撃?
みんなを守る為の、自分の理想に従わない人を敵と考えてしまうこともあります。
ああ、部活にすごく熱心な人とか、たまにいるね。威張るのが目的だろ、みたいな。
まあ、本人はそれなりに本気なんでしょうけどね。
「柵」
このカードの象徴は「柵」です。
敵と味方を分ける柵だね。
そうですね、無自覚だと、この「柵」を作ること自体が目的だったりします。
大会で勝ちたい、とか、会社の業績とかは?
そっちが目的と思った方が自分も納得しますし、周囲にも自分の目的を正当化しやすいですね。
たとえば、運動の部活で暴力を振るうのは、大会で優勝しようと思ったら絶対しないほうがいいですよね、問題が表面化したら大会に出ることさえ出来ませんから。でもやる人はいる。
たしかに、じゃあ、なんでそこまでして「柵」を作りたいの?
かに座は無意識の働きが強いので、安心できる場所を求めますから、一体感のために狭い世界を作りたい欲求があるのです。
だから、集団の規律を守らない人が許せない、ってなる人がいるんだ。
防衛本能に基づいているので、けっこう活動的なんですよ。
あー、もっとお金持ちになりたい!ってみんな言うけど、実は日常にそれなりに満足してるから何もしないもんね、でも防衛本能はちがうんだね、そういえば、かに座は「三区分」で「活動宮」の星座だったね。
そういう面を強調して表しているのが「戦車」なんですよ。
戦いがもたらすもの
「戦車」は、戦いに使うものですから、勝利や敗北がキーワードとして浮かんできます。
まあ、そうだね。
ここで出てくるのは、どちらかが相手の望まないことを通そうとしている。と言うことです。
なるほどね、戦いだからね。そのために戦うわけだから。
これは、新しいルールを作る、作らせない、ってことですね、だから戦いになるわけですから。
そう考えると、ルールが決まりきった、お互いが判る、という意味で、かに座は仲間が好き、とも言えるのか。家庭を大切にする人が多いよね。
そうですね、そうやって、納得しながら意味を広げないと、占いもタロットもキーワードの意味を拾うことが出来ません。
「戦車」のカードの意味には、大勝利とか書いてある本も多いので、このカードが出たら上手く行く、って単純に考えるとタダのくじ引きになってしまうんですよ。
言いかえれば、このカードを見たときに、勝利なんかしていいのか?って考えるのが大切ですよね、これじゃあ戦争じゃないか、なんか他に方法が無いのか?って、まあ、現実の状況と合わせてみて、考えが深まることで初めてタロットの意味があるんですよ。
まあ、合格とか、勝ち負けとかも見たいけどね。
気持ちは判ります、大切なことほど結果が知りたいですよね、でも仮に「戦車」が出たから、大勝利だ!って言って、実際に勝ったとします。
でも次にタロットで占った時に、また「戦車」が出たからって心底信じるに足る情報と言えますか?人生プランに組み込んでいい情報ですか?ってことですよ。
なるほど、気休めの域を出ないな。
かえるさんの考えですが、占い師は、合法である限り依頼者の価値観にどうこう言うべきではありません、適当に個人の意見を言うと、占いの腕が未熟な部分をカバーしている気持ちになれるからするのだと思いますが、
依頼者の価値観に合わせた、目標にするに足る行動計画を設計する手伝いをすることが仕事だと思います。
目標にするに足る行動計画か。
スフィンクス
全てでは無いですが「戦車」のカードの戦車は、スフィンクスが牽引しているデザインのカードが多いです。
スフィンクス!馬じゃないんだね。意味があるの?
すごくカンタンに言えば、頭が人で、体がライオンですから、百獣の王ライオンと、人の頭、と言うことで王という説もあります。
ただ、ライオンを、しし座的な「欲望」「力」と読むことも出来ます、そこに付いた人の頭は、その言語化、と考えれば、世論、集団心理とも読めます。
ちなみに、しし座のタロットカードは「欲望(力)」です、欲望と言うのは、純粋に、そうしてみたい!と思う欲求そのもののことです。いわゆる太陽神信仰、ギリシャ神話のアポロン信仰と言うのは、この気持ちを大切にすることと言えます。
スフィンクスはエジプトで良く見かけますね、民衆はおとなしそうに見えても、王から見れば税収源でもありますが、同時に危険なものでもありますからね。
そういう集団心理みたいなスフィンクスに「戦車」はひかれているんだね。
そうです、だから、操っているように見えて、乗っているだけとも言えるんです。それが、かに座的な意味で、リーダーとも言えますね。カードでも手綱が描かれていないものが多いです。
一見押さえつけて平和そうでも、ある日突然牙をむくかも知れませんね。実際の例で言えば、突然の老年離婚みたいな感じで。
力の強い、かに座の人ほど教訓にしたい所だね。
「戦車」の意味
戦うこと、勝利すること、そして勝利には続きがあって、その後も上手く行くかは別だということ、それらを踏まえた上での、勝利、保守的、支配、戦争、権威などを意味します。極端一体化、一体化。
考えようによっては、大勝利の裏には、大敗北があるってことか、復讐のストーリーの始まりかもね。
そうですね、それも考えた上で、適切な勝利を考えることも有益でしょう。
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