こんにちは、かえるさんです、今回は「浦島太郎 お話で象徴を考える占いのお話」と言うお話です。
今回からは「浦島太郎」なんだね。
亀を助けた浦島太郎が、亀に連れられて竜宮城に行っておもてなしをされて、さすがに飽きて帰ろうとしたら、開けちゃいけない玉手箱を開けておじいさんになる話だよね
…。くれなきゃよかったじゃん「玉手箱」。
このお話はどういう話なの?
一般的には、約束を破っちゃだめよ、という教訓の話のようですが、どう考えてもおかしいですよね。
たしかに、おかしいよね。
今回も「浦島太郎」も象徴と人間の心の話として解釈していきます。
これは、人間が興味を持つ話、強く惹かれる話という意味で重要な要素です。
なるほど。
こういう象徴は全世界、いつの時代も共通のもので、タロットやホロスコープの象徴を理解することに大いに役立ちます。
では今回は「浦島太郎 お話で象徴を考える占いのお話」です。
「浦島太郎」
落ち着いて考えると不思議な話だよね。
そうですよね、亀を助けたお礼なのに、去り際に年をとる玉手箱を渡すのはおかしいですよね。
確かに。意地悪なの?
「浦島太郎」の話は「生命の樹」的な理解をすると分かりやすいです、「生命の樹」的な説明で聖書などを理解する「グノーシス」的な知的哲学、技術のような感じで説明するとしっかりとした意味があります。
「桃太郎」でも、結局、鬼退治は自分の気持ちに素直になる、結果ばかり恐れすぎると能力が伸びにくくかえって不安になる、気力が湧かなくなる、みたいな話だったよね。
そうです、人間の気持ち、葛藤を、象徴で物語にすると、人々の無意識に働きかけることが出来るので、そういうお話が後々まで残りやすいようです。
昔話って結構単純な構成のお話が多いじゃん。
元の形だともう少しわかりやすくても、教育上問題がある、などの理由で倫理的に修正されることも多いので、かえってイメージが伝わりにくいのは確かです。
「浦島太郎」のバージョンによっては「乙姫」と三年結婚生活を送った後に浦島太郎が故郷に帰りたがるケースもあります。
そうか、三年も遊んでたら、そりゃ、飽きるでしょ、って思ってたけど、結婚ってなると意味が変わってくるな。
「古事記」などにも似たような話が掲載されていたりします、全国的に広がったお話なのです。ただ、良いことをして約束を守りましょう、というような単純なお話ではないのです。
象徴的意味
にわとりさんが気になるのは「亀」なんだよね、「亀」って意味があるの?
そうですね、「亀」と聞いて、占い師がすぐに思いつくのは「インド哲学」ではないでしょうか。インドの世界観を描いた図です。
ああ、下の方に「亀」がいるよね。
「ドラゴンヘッド、テール」の神話にも出て来る「ヴィシュヌ」の化身である大きな亀「クールマ」は「777の書」には「イェソド 基盤 9 月」と対応しています。
結構、下の方だね。無意識より現実に近いのかな。
しかし「月」ですから、当然「冥王星」や「太陽」とのつながりも強く、ある意味「冥王星」「ケテル 1 王冠」の出張所のようなものとも言えます。
ですから、「無意識」的であり「自分の気持ち」の出口でもあるのです。「浦島太郎」的に言えば「自分の基盤」をしっかり大切にした、と言えます。
なるほど!
人々は結果や目先の損得に流されて、自分の気持ちをないがしろにしてしまいます、それが「子供におもちゃにされている亀」なのです。
助けないといけないのか。
そして「ドラゴンヘッド、テール」の神話の「クールマ」も海を攪拌する軸受けだったことも、基盤のイメージとつながっていることを意味しています。
「亀」は甲羅でしっかり守られている感じだもんね。
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