こんにちは、かえるさんです。今回は「良い惑星 悪い惑星 のお話を考えると見えてくること」というお話です。
にわとりさんは「火星」と「土星」がちょっと苦手なイメージかな?
でも、かえるさんは、そんなの無い、って言うんでしょ。
もちろん「惑星」に善悪なんてありません。
「アスペクト」なども、星座やハウスなどの組み合わせから意味を読みとれない人が善悪を決められた気分になれるので人気があるわけです。まあ決めてもあまり意味は無いのですが。
「ホロスコープ」を見れば、どこで悩みそうだな、とは判りますが、当然、解決方法があるので、やはり「ホロスコープ」にも善悪はありません。
そう考えると人はなぜ善悪を決めたがるのかな?
占い師は知識のない人や実力の低い人、説明能力が不足してるから善悪を求めるんだろうけど、占い師じゃなくても気になるよね。
簡単に「判った気分」になりたいからですよ。
どういうこと?
人は結論が出ると「判った気分」になれるからです。
要するに「性格分析」を目指したものの、難しくなって挫折して安易に結論を求めるからです。
おお。
それでは今回は「良い惑星 悪い惑星 のお話を考えると見えてくること」というお話です。
例えば「情報」を考える
でもさ、やっぱり考えちゃうよね、善悪。
気持ちは判ります、人は「常に」というほど結論めいたものが欲しいものです、ですから、ホロスコープは難しいと感じるのです。
結論が欲しいから、ホロスコープは難しい?
ホロスコープは基本的に惑星、星座、ハウス、のすべてを総合して、その人の思考パターン、要するにその人の脳のクセ、考え方を分析する技術です。
ですから部分を見て判った気になってしまうと、その人の気持ちや葛藤を深く理解することは出来ません。
でもさー、その人の「情報」を考える時「水星」とか「3ハウス」とか「6ハウス」とか「双子座」とか「乙女座」を見るでしょ。
それがみんなバラバラなことを書いてあった時、全然判らなくなっちゃうよ。
そうでしょう、それは惑星や星座やハウスの知識が不足しているから、ひとつのストーリーに統合する力が無いからです。そのブレを統合することで葛藤が見えてくるのです。
そして「情報」を考える時「水星」「3ハウス」「6ハウス」「双子座」「乙女座」を見たくらいで判るものではありません。
その人の「目標」の「太陽」や「5ハウス」だって見ないと何を目指して「情報」を集めて来たか判らないでしょ、その人が何を目指したいか、そしてその他の惑星なども見て、総合的に判断します。
うむー、難しい、だいだい「ひとつのストーリー」にする、なんて、かえるさんに説明されれば「なるほど、そうか」って思うけど、自分でやろうとすると出来ないんだよね。
まあ、実際にはプロの人でも「アスペクト」に頼る人もいますからね。そこで善悪を決めて話を終わりにしたいのです。
それは即ち、星座の知識が無いことを示しています。善悪で結論付ける人は、依頼者の「何故そうなるのか?」という質問に答えられませんからね。
「結論が出た気分」で思考が止まっているからですね。
やはり依頼者は「何故そうなってしまうのか?」を聞きたいはずです、そして改善策や、他の人からどう見えるのか、具体的に実行した場合どういうメリットとデメリットがあるのか。
そんな質問に全て答えるには、その人の考え方の「流れ」をつかまないといけません。
ですから、「情報」を考える時にも自覚的な願望に基づいた情報の収集法としての「水星」と実際の情報取集方法の「3ハウス」「6ハウス」のズレ、そしてやり方としての「双子座」「乙女座」を見ることで、情報収集をどう活用するのか、をイメージします。
しかし、それだけでは、単純なイメージにしかなりませんから全体のホロスコープの情報が必要になるのです。
それ聞くと、やっぱり途中で判った気になりたくなるな☆彡
そうですね、難しいでしょう。ですから例えば「水星」だけ見れば判ると思いたいのです。
判った気になりたい。だから、全体が見えなくなってしまう…。
その仕組みで「難しい」と感じるのです。
良い惑星 悪い惑星 例えば「月」
例えば「月」なら、その人の目指すべきもの、そうかと思えば欠損部分、なんて意見もあるよね。
感受性とか、その人の感情とか。
かえるさんは「安心感」ってよく使うよね。
インドの占星術では、目標である「太陽」は目指してもどうせ難しいから凶星のイメージ、要するに目標は諦めよう、というイメージです。
「月」は安心感だから目指しても、手に入れやすいから「太陽」は諦めて「月」を満たしましょう、ということで吉星のイメージです。
え?同じ星座でも「月」の方が「太陽」より満たしやすいの?
だって「太陽」はその星座的な目標を目指すから、話が大きくなってしまうイメージ、「月」は安心感だから日常や家庭に求めるイメージですよ。
あ!同じ星座でも「惑星」で、そんなに違うのか!
そうですね。全然別のものです。
じゃあ、「月」が目指すのは「安心感」だから、そっちを手に入れましょう、ってことか。
そうです、そもそも「安心感」なしに大きな目標、例えば「太陽」に挑んでも意味が無いですよ。「月」が満ち足りてなければ自分を信じられませんもの。
「月」の安心感は、根拠無き自己肯定感ですからね。
根拠無くていいの?
根拠があったら、根拠から外れたとたん、頑張れなくなっちゃうから問題解決能力に難が出ますよ。
そうか、じゃあ「月」は欠損部分、って言うのは?
「月」は全員の「ホロスコープ」にあるわけです、全員、欠損部分を持っていて、それは解決方法が無いことを明示している印象を与えてしまいます。
それだと現実世界を反映していませんね。
仮にその説を主張するなら、しっかり説明しないといけません、「明らかに」とか「間違いなく」ではなく納得する理由が必要ですが、仮にしっかり説明した瞬間に「月」=「欠損」という確定した図式を攻撃することになりますよ。
要するに論ずるまでもなく崩壊してしまっています。
ですから、かえるさんは「安心感」と言っています、その星座的な行為で満たせれば「安心感」が増しますし、満たせなければ「安心感」が不足しやすくなるので、無気力や自信を持てない状況が起こりやすくなります。
え、じゃあ、「月」は「欠損部分」で、それを満たせれば「安心出来る」「感情が安定する」って言ったら?
じゃあ、満たせるんだから「欠損」って決めなくていいでしょ。
あ、同じことを言っても国語の問題が起こるのか…。
言葉は、独り歩きしますから注意したいですね。
何でそういうことになっちゃうんだろう?
占い師は、悩んでいる人と話すことが多いから、経験から感じた印象のみから星座を勉強していくと、そういう偏りが発生します。
そうなると自分の星座の影響も鑑定に反映してしまいます、そうなると自分の星座的なことが正しいという考え方も発生しがちです。
そういう考えを持つ人は自分の「月」が満たせていないから、みんなもそうだ、と思ってしまうのです。
なるほど。
自分の「月」が「欠損」したまま、ということは自分が「月」から得られる「安心感」をあまり得ていない、ということですから改善策が作れていないことの証拠になってしまいますね。即ち問題解決能力が無いということです。
自分が「月」を満たして「安心」出来れば「欠損」という表現は使わないのか。
そういう偏った勘違いや、ストーリー構築能力の向上には「生命の樹」を使うことが最善と言って良いでしょう、占いを専門的に学びたい場合は取り組んでみると宜しいでしょう。
難しいんだよなー「生命の樹」
簡単ではありませんが、だから面白いんですよ☆ サビアンを通すと理解しやすいですよ。
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