こんにちは、かえるさんです。今回は「大アルカナ」「吊られた男」です。
「吊られた男」は吊られちゃってるね。
吊られちゃってます、そして吊られたい、とも言えます。
吊られたい、ってどういうこと?
犠牲になりたい、とも言えます。
犠牲になりたいわけないじゃん。
人のために何かしてあげたい、って思うことありますでしょ。
それは犠牲じゃないでしょ。
でも、その後そっけなくされたら「せっかくしてあげたのに」って思いません?
思う。
では、今回は「大アルカナ」のお話です☆彡
「12 吊られた男」
「吊られた男」は「12」「ヘブライレター」は「メム(水)」の「水」のカードです。
メム(水)
「メム(水)」って「四要素」の感情の「水」かな。
そうですね、蓄積情報、思い込み、に従う、と言うことです。
要するに、状況や効率に従うのではなく、大切にするべき人を大切にするようなイメージです。
そう考えると感情が無いと人間らしくないね。
だから、人間は感情の動物だと言われるのでしょう。
それで、何で吊られちゃってるの?
このカードは「12番目」のカードです、それは「6」+「6」です。
要するに「ティファレト(美)」+「ティファレト(美)」、要するに「太陽」+「太陽」なのです。
どういうこと?
「11番目」のカードは「欲望」、獅子座のカードです。
獅子座的ってことは自己承認欲求ってこと?
その2倍ってことか。
そうです、要するに「運命の車輪」から始まったサイクルは、「運命の車輪」「欲望」と自己表現、自己承認欲求で動き出す、と言っても良いでしょう。
でも、「ウェイト版」だったら「11番目」は「正義」じゃん。
そうです、それが「ウェイト版」と「トート版」のストーリーの大きな違いでもあります。
「ウェイト版」は「枢要徳」を柱にしていると言えます。
「枢要徳」?
知恵、節制、正義、勇気のことで、古代ギリシャのプラトンが人々が共通して持つべき徳目として挙げています、要するに倫理観です。
知恵は「隠者」、節制は「節制」、正義は「正義」、勇気は「力」です。
「トート版」は違うの?
自己解放を推奨しているイメージです。
でも「吊られた男」は犠牲的献身じゃないの?
ですからクロウリーはこのカードを「記念碑的」な存在、と言っています。
人間に染み付いた癖、というようなイメージです。
へー。
「12 吊られた男」
エリファス・レヴィの「ヘブライレター」の対応では「吊られた男」は「ラメド(牛突き棒)」です。
ラメド(牛突き棒)
このカードの「ラメド(牛突き棒)」はどういうこと?
自らをつつくことで、他者を動かしたい、つつきたい、とも言えます。
自らが犠牲になることで何かを成し遂げたい、ってこと?
相手の心に訴えかける、という言い方も出来ますね。
なるほど、言い方を変えれば「思い込み」とも言えるのか。
「吊られた男」の上半身は三角形を形成し、足の部分は十字を形作っています、十字は「ヘブライレター」「アレフベート」の最後の文字「タウ(世界)」を意味します。
三角形の上の十字は錬金術では「大いなる務め」の完成を意味します。
どういうことなの?
それは、犠牲として任務を完成した、と言うことです。
それは「アダム」の罪を贖った「キリスト」とも重なるのです。
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