こんにちは、かえるさんです、今回は「魔術師 The Magus トートタロットの象徴で星座 惑星を考える」と言うお話です。
今回は「魔術師」のお話だね。「魔術師」は「水星」と対応するね。
そうです、錬金術では最重要惑星とも言える「水星」ですから、このカードはものすごく幅のあるカードですから特に勉強が必要です。
だいたい双子座と乙女座の「支配星」な時点で難しいよ、イメージが違いすぎる。
しかもトートの「魔術師」は3枚あるし、名前も「The Magus」「The Magician」など両方のカードがありますが、まあ「The Magus」が普通ですね。
「The Magus」は「メイガス」とか「マグス」で良いのかな。「マジシャン」と何が違うの?
「魔術位階」の最高位が「Magus」です、マジシャンよりすごい感じ、ということです。
へー。
では今回は「魔術師 The Magus トートタロットの象徴で星座 惑星を考える」です。
「魔術師 The Magus」
「魔術師」は「水星」のカードだよね。「水星」は役に立つ感じ、乙女座でしっかり学んで深めて高める、双子座で情報を集めて、人々と繋がる感じ。
そうですね、従来のタロットでは「魔術師」は四つの道具が机の上に置かれていました。
タロットのスートと対応した「棍棒」「剣」「聖杯」「金貨」が机の上にあるね。
「机」という象徴は「拠り所」「範囲の限定」の意味があります。「範囲」をしっかり決めて目的を決めた方が「役に立つ」を追求しやすいでしょ。
なるほど、でも「トートタロット」の「魔術師」はどれも「机」はないね。四つの道具も浮遊しているし。
それは「トートタロット」の重要な特徴で、浮遊する道具は「双子座的」「無意識的」要するに、分かりやすく結果に向かう感じではなく、意図せずして自分に本当に必要な出会いや情報を得る、要するに「意識」に縛られないイメージなのです。
意図しない無意識的な「役に立つ」を目指す感じ…。
そうです、「生命の樹」では「土星」と「太陽」をつなぐのは「双子座」ですからね。意図したことばかりしていると、自分で気付かないことに一切アクセスできなくなりますからね。
そのイメージが浮遊した「四つの道具」なんだね。
しかし「トートタロット」の「魔術師」は「カドゥーケスの杖」の上を歩いています。まあ、細かいことを言えば「ウラエウスの杖(首領達人の杖)」ですが、細かいことを言いだせばキリがないので、まあ、趣旨は似たような意味です。
本体が「水星」の象徴である「カドゥーケスの杖」の上を「魔術師」が歩いてる、ってことは、どういうことなの?
「無意識的」な「役に立つ」要するに「さらに深い双子座」を使いこなすイメージ、それこそ「The Magus」と言えるでしょう。そして、「ウェイト版」では「首領達人の杖」右手に持って掲げていると言えるでしょう。
そして、「ウェイト版」の「魔術師」の場合「空」が「やりたいことで結果を出したい」「黄色」です、そして「トートタロット」では「魔術師」が「黄色」なのです。
なんだかすごい感じだけど何が違うの?
空は、放っておいても自分で色を決めることは出来ません、自然にそうなっている感じです。しかし、自分自身が黄色いのは、「やりたいことを実現したい」という意思に満ち溢れています。
なるほど、「魔術師」のカードを見るだけでも、トートタロットの自由な思想、雰囲気が分かるね。
「猿」
トートの「魔術師」のカードには「猿」がいるね。
トートの書では「メリクリウスに対応するヒンズー教のハヌマーンと対応する」と書いてあります。
ここで面白いのは「だから非常に下等である」と書いてあります。
じゃあ、大したことないの?
「ラーマヤーナー」に出て来る「ハヌマーン」は非常に重要なキャラクターで主役のラーマヤナーを助けて素晴らしい活躍をします。
なんだ重要なんだ。
しかし、「役に立つ」「能力」である「水星」は「良い目標」が無ければ簡単に「下等なもの」になってしまうのです。
トートの書はそういう知識が無いと読めないんだね。
そういうことです。
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