こんにちは、かえるさんです、今回は「女教皇と女帝とヴェール 木星と土星を考える たのしい占星術 生命の樹」と言うお話です。
今回は女教皇と女帝のお話なんだね。
そうです、緑色の所が「女帝」のパス、青色の所が「女教皇」のパスです。十字に重なっていますし、「女教皇」は「深淵」「アビス」「ヴェール」などと呼ばれる、「至高の三角形」から、その下に向かうメインのパスとも言えます。
赤い線より上の「1」「2」「3」の部分が「至高の三角形」だね。
そうです、自覚が大変難しい前提となる情報群と言って良いでしょう。
このお話なんだね。
では今回は「女教皇と女帝とヴェール 木星と土星を考える たのしい占星術 生命の樹」というお話です。
女教皇のヴェール
「女教皇」のカードには「ヴェール」が描いてあることがあるね。
そうですね英語では「veil」です、「薄く透き通った布の類」「婦人用の日よけ」「帆」「幕」「覆い」などを意味します、ラテン語の「velum」が元だと思うのですが、同様の意味で「帆」「旗」なども意味します。
へー。
派生した言葉では「Voile」があります、羊毛、木綿のカーテン、婦人服などの薄い織物を意味します、古いフランス語をそのまま使っています。
これらのことで「ヴェール」が「舟」の「帆」であること、「旗」であること、が判りますね。さらに「日よけ」である、ということです。
え、何それ?判らないけど。
例えば「ウェイト版」の「女教皇」は「紗(しゃ)」の服を着ています、「紗」は一本の横糸に対し「強撚糸(きょうねんいと)」の縦糸「2本」づつからませて織ります、多くの場合「生糸」で作ります。
薄い布、で無意識を隠している、守っている、とも言えるのが「女教皇」です。そしてその「イメージ」を「至高の三角形」の外に運び出すのです。
「帆」は舟の推進力になります、「風」を受けて進むのです。「風」は当然「愚者」ですね。
あー!気付かなかった。
そして「舟」は「月」ですね、自分の乗り物、まあ簡単に言えば「自分の身体」の「精神の部分」と言って良いでしょう。
さらに「紗」は「女帝」「欲望(剛毅)」「塔」の「横糸」に「慈悲と峻厳」の縦糸で「織物」を作って行くのです。
そういうイメージが隠されているのか。
縦糸の「強撚糸(きょうねんいと)」は「慈悲と柱(今回は青で塗っている「2,4,7」)」と「峻厳の柱(今回は赤で塗っている「3,5,8」)」のこと
それが横糸の「女帝」(今回は緑で塗っています「2」と「3」の間)、「欲望(剛毅)」(今回はオレンジで塗っています「4」と「5」の間)、「塔」(今回はピンクで塗っています「7」と「8」の間)で織られるわけです。
この「内側」が「至高の三角形」の内部で、それを外に持ち出すのは、身ごもった「女帝」が「産み落とす者」です。
誰なの?
トートタロットなら「王子」、ウェイトタロットなら「騎士」です。
こういう象徴が判らないと「生命の樹」を使うことは出来ないし、ホロスコープやタロットの本質を解釈することは出来ません。
こういう知識無しで理解することが全く不可能なのが「サビアン」です。
「サビアン」の「旗」とか「布」とか、「日よけ」とか、こういう所につながるんだ!
そういうことです。
女帝
「女帝」は「2 コクマー」から「3 ビナー」をつないでいるね。
そうです「ホロスコープ的」に言えば「海王星」の「憧れ」のイメージを「土星」の「使命」「任務」に変換する、これを「身ごもる」と言うイメージで表現しているのです。
「女教皇」は精神性ですから、「1 ケテル」を一気に目標である「6 ティファレト」に先回りできるイメージです。
そして「女帝」は物質的なイメージ、実現のイメージですから「2」から「3」なのです。
この話から分かるのは「女帝」は現実的でありながら、「無意識」の根源である「至高の三角形」の内部にあり、「女教皇」は精神性であるので、「精神的根源」の「1 ケテル」から、実現化したい、という物質的でありながら、精神性の成分が多い目標である「6 ティファレト」を目指すのです。
そして、このシステムは一体であり、同時である、とも言えます、このイメージをつかむことで「無意識的使命感」の「土星」と「至高の三角形」の下の精神的源である「木星」の役割を理解することにつながります。
「木星」と「土星」忘れてた☆彡
占い師って、こんな風に「星座」「惑星」を勉強するのか。
いや、占い師はこの答えを聞くだけでも十分です。ですが占い師の先生だと「生命の樹」は必須と言えるでしょう。生徒さんの質問に答えられないですからね。
へー。
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