こんにちは、かえるさんです、今回は、無意識だから出来ること「愚者」と言うお話です。
お、今回から「大アルカナ」だね。
そうです、「大アルカナ」を一枚づつ考えていきましょう。
「愚者」は、どう考えればいいの?本とかには「新たな出発」とか、おめでたいことが書いてあるけど。
じゃあ「愚者」じゃないんじゃない?
「愚者」というのは、理解できない、理解しにくい、というイメージがあります。
それは単純な結果を意味しません。
ですから、上手く行く、上手く行かない、という簡単な考え方ではこのカードは一生意味が判りません。
でも、上手く行くか知りたいじゃん。
では、「上手く行く」ために、努力や成長が必要だとして、自分に何が必要なのか判らない時どうしましょう。
判らないし、みんなに聞いても判らないなら諦めるしかないじゃん。
そういう時に、自分の考えでは思いつかない必要な場所に向かう力を持っているのが「愚者」です。
えー!使いにくーい!判りやすく教えてくれなきゃ!
だから「愚者」なんです。
なるほど!
では今回は大アルカナ 無意識だから出来ること「愚者」というお話です。
愚者
「愚者」ってどういう時に出る感じなの?
「自分が本当にやりたいこと」に向かいたいけど、理屈で考えちゃうと出来ないこと、などを「無意識」が実行させてくれようとする時にも出ます。
じゃあ、めっちゃ、味方じゃん。
そうも言えますけど、「愚者」は「実現させたい力」ですから、結構容赦ありません。
どのくらい容赦ないの?
本当にやりたいことがあるのに、どうしても会社を辞められない時に、いじめられたり、病気になったり、会社がつぶれたりします。
容赦なさすぎじゃん!!馬鹿じゃないの!!
だから「愚者」なの?
そういう言い方も出来るかもしれませんね。
「愚者」は「風」のカード
「愚者」と言えば「四要素」では論理、言語の「風」のカードです。
言語と論理、「愚者」なのに?
「愚者」は「調整(正義)」とセットのカードです。
天秤座のカードと?
そうです、完全に連動しています、「愚者」の無意識の想いを「調整(正義)」が言語化します。
どういうこと?無意識なのに言葉に出来るの?
天秤座は天秤ですからバランスを取ります。例えば「高級時計」が欲しい、という「愚者」の想いが達成されていない時に、そのバランスを取るために「あんなもの要らない、スマホあるし」みたいなことを言うのは、この組み合わせの作用です。
え、じゃあ、天秤座は逆のことばかり言うの?
そんなことありません、ウェイト版などのように正逆のあるカード的に言えば、正位置がストレートに伝えたいことを伝えるイメージで、逆位置が嘘を言っているイメージです。
そうか、自分でも本当は欲しい、って判ってるの?
ガマンばかりしていると、どっちが本当か判らなくなります、「欲しいけどもったいないし」と毎回ガマンしているとガマンするのが平気になるでしょ。
あー、「買ってもジャマになるし」とか思うね。
そういうのが積み重なると「欲しい」と思っても買わなくなります、それを繰り返すと、自分の気持ち自体判らなくなり、損得勘定が強く働きすぎ、なぜしたいのか判らない好奇心的な衝動が全て無意味になります。
なるほど、それが行き過ぎると「自分のやりたいことをやっておけば良かった」と思うようなことが起こったりするわけだ。
そうです、ですから、「愚者」は自分の気持ちを実現するために動きますが、一見得にならないようなことなどに向かうことも多いです。
そんなの判るわけないよ。
占いをやっていると、自分でもいつも言わないことを言ったな、これは「愚者」の働いているパターンだな。とか考えるようになりますし、「愚者」の反応を良くするため、リラックスした状態を作るため、気分転換したりしますよ。
判るようになるんだ。
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