かえるさんの星占いらぼらとりー

星占いによる性格分析を詳しく解説しています。心の仕組みと、ホロスコープを読めるようになることが目的のブログです。

777の書 アテナ③ パラス Pallas

 

 こんにちは、かえるさんです、今回は「777の書 アテナ③パラス Pallas」と言うお話です。

 

 今回は「777の書」の、「アテナ」の水瓶座、牡羊座の部分に対応した「28」のパスのお話をいたします。

 

 

 「金星」と対応した「7」と「月」と対応した「9」の間のパスだね。

 

 そうです、以下の図では濃い青線になっている部分です。

 

 

 こっちも、牡羊座と水瓶座なんだね。

 

 前回と逆で「アレイスター・クロウリー」の対応ではこちらが「牡羊座」になっていて、「ゴールデンドーン」系統の主流ではこちらが「水瓶座」になっています。

 

 なるほど、「クロウリー」と「ゴールデンドーン」では「牡羊座」と「水瓶座」がひっくり返ってるんだね。

 

 そういうことです、では今回は「777の書 アテナ③パラス Pallas」です。

 

 

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「28」のパス

 

 

 「クロウリー」の対応では「金星」と対応した「勝利 ネツァク」と「月」と対応した「基盤 イェソド」が「牡羊座」「皇帝」に対応しています。

 

 「ゴールデンドーン」だと「水瓶座」「星」と対応するんだね。

 

 ちなみに「クロウリー」の著作「トートの書」の方の文章では「ゴールデンドーン」の対応と同じになっております。

 

 そうなんだ、じゃあ、どこで変わったの?

 

 のちに書かれた「法の書」の中で「星」は「צ ツァダイ」ではない、と記され、従来の対応を否定しています。

 

 ですから、「トートタロット」の新しい版には「アテュ(大アルカナ)」には対応した「ヘブライレター」が書かれていますが「皇帝」に「צ ツァダイ」と書かれています。

 

 とにかく、そのせいで「生命の樹」の対応も変わったんだね。

 

 そうです、意味としては、「自分の実現したいこと」である「金星」から「牡羊座」を通して「自分の価値観、当たり前、安心感」である「月」がつながっている、というイメージで、このイメージが神話の「アテナ」と対応するイメージだ、ということです。

 

 これは要するに、自分がやりたいことをやっているうちに「自分の価値観」である「月」ようするに「使命」に向かっていくイメージです。

 

 そのイメージが「牡羊座」のイメージなんだね。

 

 やりたいことをやっている、うちに実力をつけて、自然に自分の価値観に「直感」で近づいていくのは「牡羊座」的でしょ。

 

 なるほどね。

 

 でも「ゴールデンドーン」ではここが「水瓶座」なんでしょ?

 

 そうです「牡羊座」は「直感」で「自分の価値観」に向かうのですが、「水瓶座」では、「自分の経験、知識」が「山羊座」で強化され、今までない新しいことをすることで、「自分の価値観」に向かっていくわけです。

 

 違うんじゃないの?何となく。

 

 で、その「水瓶座」で能力を限界まで使って「魚座」でリセット、休息することで、自分の無意識に「憧れ」が固定し、ゼロからスタートすることで、最も「直感」の強い牡羊座になっていくわけです。

 

 あれ?つながってる?

 

 この流れは、繰り返しなんです、ですから、かえるさんは、この「パス」のイメージは「牡羊座」と「水瓶座」が回転しているイメージを持っています。

 

 どっちが正しい、というより、両方の説が成り立っていることがより事実に近いということか。

 

 この辺は「魔術師」より「占星術師」の方がイメージがつかみやすいのではないかと思います。

 

 なるほど。

 

 

「ダブルループ」

 

 

 「トートの書」でおなじみの「ダブルループ図」です。

 

 おなじみではないでしょ。

 

 右側の赤い部分が「獅子座」と「天秤座」です、これは「マルセイユ版」など古いタロットでは「8 剛毅」「11 正義」という対応ですが、「ウェイト版」では「8 正義」「11 剛毅」となりました、そして「トートタロット」では再び「マルセイユ版」の配置に戻されました。

 

 回転してるんだ。

 

 これを「マルセイユ版」は星座との対応は関係ない、その時代は対応はなかった、という人もいますが、タロットはそういうものではなく「象徴」は時代や人種と関係なく、共通するものです。そうでなければ「占い」で「象徴」を使う意味がありません。

 

 だから、神話も世界のどこでも対応するのか。

 

 占いをするには「象徴」を学び、常に「本質」を掴む訓練が必要です、そういう概念がないと「象徴」を占いに使うことは出来ませんし、「生命の樹」を学んでも「タロット」と「ホロスコープ」を融合することも出来ません。

 

 「生命の樹」は「本質」を掴むツールなんだね。

 

 そして「ダブルループ」は獅子座と天秤座と同じ「剛毅」と「正義」を回転させ、同時に「皇帝」と「星」にも同じイメージがあることを「クローリー」がおぼろげに感じたのだと思います。

 

 深く話すと難しくなるのでこの辺にしますが、「アテナ」のイメージを神話から読み取るときにもこういう概念が大いにヒントを与えてくれます。

 

 「アテナ」が「木星」と対応する「ゼウス」から生まれた、愛される娘であること、その分嫉妬もされ、高められた能力を生かす難しさ、というイメージが「小惑星パラス」に大いに現れるんだね。

 

 そういうことを調べる時に「アテナ」を知るうえで「生命の樹」が非常に役に立つのです。何しろ、今までのタロット、ホロスコープ、神話、などなど全てのものが対応すると言って良い「生命の樹」を使うことは占い研究には必須と言えるでしょう。

 

 なるほど。神話や文字、惑星、色、匂い、宝石、植物、動物などなんでも対応してるもんね。

 

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