こんにちは、かえるさんです、今回は「小惑星セレス」のお話です。
今回はホロスコープで見る「小惑星セレス」のお話だね。
「セレス」は天文学だと「ケレス」と表記されます。いわゆる「準惑星」です。
岩石と氷で構成される星と考えられてきましたが、表面化には液体の水があることが判っています。要するに一種の「海洋天体」だということです。
へー。
公転周期は4.61年です。そして、火星と木星の間の小惑星帯の中を公転しています。
太陽の周りを一周するのに4年強かかるのか。
直径は945kmで、発見されたのは1801年1月1日です。そして発見後半世紀ほどの間は「パラス」「ジュノー」「ヴェスタ」同様に「惑星」の扱いでした。
ほー、結構、最近発見されたんだね。
そうです。ですから、「トランスサタニアン(占星術では土星より遠くの惑をこう呼びます)」と同様、研究があまり進んでいませんが、「小惑星セレス」を深く考えることはホロスコープを研究する上でも大いに役に立つでしょう。
なるほど。
それでは今回は「セレス」のお話です。
小惑星セレス
「小惑星セレス」は「育成」「育てる」がポイントだね。
そうです、人に対する育て方も表れますし、どう育てて欲しいのか、どう育ててもらえば愛を感じるか、も表れます。
要するに「育成」の価値観が判るんだね。
自分の「成長」出来る、「成長」を感じるための望ましい方法、が判るわけですから、「愛」を感じる接し方、とも言えますから恋愛にも無関係ではありません。
なるほど。
「成長」と言えば「蟹座」だよね。
そうですね、蟹座は、人を支える、みんなのために頑張る、など感情的つながりを求めることで「成長」していきます。
そういうのが「セレス」の「母親」のイメージなんだね。
そして「成長」を「結果」にまでつなげたいのも「親」のイメージです。
「小惑星セレス」と対応した豊穣の女神デメテールは母親の蟹座だけでなく、乙女座のイメージも強いよね。
乙女座は「完璧」を目指す「修行」「訓練」の星座です。
そうか、「育成」には蟹座と乙女座の「支える」と「向上させる」の両方が必要なんだね。
デメテールがケレオスの館で乳母をして「デモポン」を育てた時も夢中になって育ててたよね。「完璧」を目指してた。
彷徨えるデメテール 小惑星セレス Ceres - かえるさんの星占いらぼらとりー
そうです、そして「セレス」には、牡牛座と蠍座の葛藤も示されています。
それはどういうことなの?
セレスの蠍座と牡牛座的葛藤
蟹座的な「支える」イメージと言うのは一体感を伴います。
「親」のイメージがあるもんね。女神デメテールも、いなくなったコレー(ペルセフォネ)を必死に探したよね。
「親」と言うのは、DNA的な引き継ぎと考えれば「子」と一体ですし、本能的にも一体的です。
なるほど「育成」したい、と言う時点で一体化とも言えるよね。
そして「育成」される側も、「育成」してくれる側に対して一体感を感じます。
そうなの?
「親の期待に応えたい」というのがその判りやすい表れ方です。応えたいと思わない人も「親の期待」を感じることで反発していると言えます。当然濃度には個人差がありますが全くない、と言う人はいないと言って良いでしょう。
誰にでも精神的なつながりがある、と言えるのか。
そうなると「育成」がある程度進んだ段階で必ずぶつかるのが「親離れ」「子離れ」です。
なるほど「育成」作業中は「蟹座的な一体感」があった方がいいけど、別れの時が来るわけだ。
このイメージは「続いてきた日々を維持したい」牡牛座的欲求と、「生まれ変わろうとする」蠍座的作用による葛藤が発生します。
でも、蠍座も「一体化」のイメージがあるよ。
ですから、牡牛座と蠍座は日常で同様に作用しているように見えますが、一緒にいる時には蠍座は一体化を求め、牡牛座は自分の確保の方向に働きます。
そうか、牡牛座はマイペースだもんね。でも、いざ離れるとなると寂しいのが牡牛座か。
そうです、というと同時に、別れてしまえば意外とあっさりしているのが牡牛座で、別れた後も引きずり続けるのも蠍座です。
えー!どうなってるの?
蠍座は自ら生まれ変わって、別れをもたらしますが、別れを深く悲しむのも蠍座なのです、それは「感情的なつながりの破滅」です。
自分から離れようとするけど悲しい、蠍座っぽいな。
そして牡牛座も感覚的に引きずりますが、感覚的になれれば解放に長い時間はかかりません。
すごく複雑だけど、そういう絡み合いこそ「親子の別れ」のイメージなのか。
「育成」という「一体化」もそういう作用を生む原因の一つです。
牡牛座と蠍座の葛藤は、親子、育成、などの強いつながりのイメージを表現しているんだね。
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