こんにちは、かえるさんです、今回は「周易 其之三「卦辞」「爻辞」占いのお話」と言うお話です。
今回は「卦辞(かじ)」「爻辞(こうじ)」のお話です。
こういう「卦」についている文章が「卦辞」だよね。
そうです。今回は「ワンドの3」と対応(Aクロウリーの対応)した「地天泰(ちてんたい)」の「卦辞」と「爻辞」のお話を簡単にします。
へー。
では今回は「周易 其之三「卦辞」「爻辞」占いのお話」というお話です。
易の基礎のお話です☆彡
周易 其之一「易」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之二「卜術」「卦」 占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之三「卦辞」「爻辞」 占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之四「応」「比」 占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之五 「卦を読む」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之六 「経」と「十翼」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之七「筮法」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之八「変爻」「之卦」「互卦」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之九「裏卦」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十「綜卦」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十一「乾」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十二「坤」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十三「震」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十四「巽」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十五「離」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十六「艮」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十七「坎」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
周易 其之十八「兌」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー
「卦辞」のお話
「地天泰」の「卦辞」は「小往 大来 吉亨」しょうゆき だいきたる きちとおる。です。
良く判らないけど、ずいぶんいい感じじゃん。
そうですね、「地天泰」は上に「八卦」の「坤」下に「乾」があります。易にはいろいろな読み方がありますが「下卦」が、自分の無意識に従ってやりたいことをしたい「乾」で、その上に山羊座的なしっかりやりたい「坤」があります。
易は下から読むから、最初やりたいことを決めて、その後しっかり頑張る感じだ、そりゃ、いい感じだね。
そうですね、「易」では「小」は、弱いもの、良くないもの、的な意味があり、「大」は強いもの、良いものを指すので、「小往 大来 吉亨」しょうゆき だいきたる きちとおる。は、良くないものが去り、良いものが来る、吉、亨、となります。
亨はとおる、上手く行くイメージですね。
はちゃめちゃイイね。
ですが、「小往」ですから、ということは「小」があった、ということですから、簡単に上手く行く、などと言う話ではありません。
え!そんなことも読み取るんだ。
そうです、しかし、最初に「本当に自分のやりたいこと」を目指したから、簡単に諦めないで済むだろう、ということで「小」が去って、「大」が来るでしょう、と言っているのです。
なるほど、難しいもんだねぇ。
しかも、上卦は「坤」全て「陰」です、「陰」は結果のためにしっかり頑張る、というイメージがあるので、忍んでしっかり頑張ることを言っています。
「やりたいこと」に向かって、「一生懸命頑張った」らいいに決まってるじゃん。
そうです、そういうことです。「占い」が当たるのは道理にかなったことを言っているからです、意味不明な奇跡などないわけです。
なるほどね、言いかえればしっかりと状況を教えてくれているだけなんだね。
そういうことです、状況を適切にとらえ、何をするべきか考える、そして、自分がどう考えているか、どう考えるべきか、のヒントを教えてくれるのが「易」や「占い」なのです。それは即ち、未来予測と同じと言って良いでしょう。
「爻辞」のお話
「易」は「卦」全体の「卦辞(かじ)」もあるけど、「線」一本一本にも「爻辞(こうじ)」があるね。
こちらも、しっかりお話するとものすごく長くなってしまうのですが、イメージだけでもお話いたします。
なるほど、この一本一本に文章がある感じなんだね。
占いの時は、「卦」だけでなく「爻」がどこなのかも占います。
そうか、例えば「卦」は「地天泰」で「爻」は「二爻」とか占いで出すわけだ。
かえるさんは簡単な「略筮法(りゃくぜいほう)」なので、六四枚の「カード」を1枚引いて「卦」を出して、六面体サイコロを一回振って「爻」を出します。
普通の六面体サイコロでいいのかな。
全然かまいません、かえるさんは一応「易」用のサイコロを使っているので表記が「初、二、三、四、五、上」となっています。
大丈夫ならどうでもいいや。
各爻、色々な考え方があるのですが、今回はすごく簡単に説明しますと、
初爻は「抜茅茹 以其彙 征吉」最初はバラバラに見えても、茅(ちがや)を引き抜くようなもので、一本引き抜くと後は自然につながって来る、ということです。
とにかくやってみよう、ってことか。
二爻は「包荒 用馮河 不遐遺 朋亡 得尚于中行」高ぶる自分の気持ちを包んで、河を歩いている、大変だし、友との別れがあっても自らの「中」を進むべきだ、ということです。しかし「包荒」をタロットで言う「愚者の荷物(使命)」とも「単なる欠点を隠す」という意味も両方あります。
意味はひとつじゃないんだね。
そうです、たくさんの意味がありつつ、しかし本質は必ず一つなのです。
「中」って?
「中庸(ちゅうよう)」のイメージで、極端にならない、自分の中心をなす本心、真心、というようなイメージです。
三爻は「无平夫陂 无往不復 艱貞 无咎 勿恤其孚 于食有福」どんなに良いことにも良くないことにも、反対の面はある、去ることもあれば来ることもある、辛い時もあれば楽しい時もある、それをしっかり受け入れ、人生に喜びを見つけ、報われないことばかり嘆いてはいけない、ということです。
哲学的だね。
四爻は「翩翩 不富以其鄰 不戒以孚」単に名誉や財を求めるのでなく、ひたむきに一歩一歩努力を重ねることで、良い隣人と繋がれる、優れた心を鍛え、持つことです。
うわ!「地天泰」良いって言ってたけど、大変じゃん!
五爻は「帝乙帰妹 以祉元吉」帝乙(ていおつ)は殷(いん)の君主で、まだ周に倒される前に仲良くするために娘を周の西伯(後の文王)と婚姻させた、それは上手く行った。
というような意味ですが、殷は次の代の紂王(ちゅうおう)の時に滅んでいます。単純な良い、という意味だけでなく、役目を果たしたものが新たな形になって行くイメージもあり、かつ、「帰妹(きまい)」は故郷に帰る、領地に帰る、などの意味もあります。
え、難しいな。
語り出すとどの「爻」も奥が深いのでたくさんの考え方があります、単純にこれが正しい、などと短絡的に考えず、本質を見極め、出来るだけ広い意味を許容、理解することが大切です。
上爻は「城復于隍 勿用師 自邑告命 貞吝」容易に軍を用いるなかれ、築き上げたものが終わりを告げる、問題ありだが当然の摂理でもある。永遠のものなどないのである。というような意味です。
しかし、だからこそ「あたらしいもの」が生まれるのです。これは五爻の婚姻の後に殷が滅びますが新しい周が始まり、その中には殷の血も流れているのです。
ああ!結婚したからか!なるほど。
え、じゃあ、上爻を読むのに五爻の知識も必要なんだ。
そういうことです、易は全体を通して深く学ぶことで初めて占えます、そして今回の「爻辞」の言葉を少しお話しましたが、「各爻」の「陽位」「陰位」、線の形による意味などは触れていません、実際にはもっと奥の深いものです。
タロット好きだからって気軽に勉強できるレベルじゃないじゃん!!
でも「トートタロット」には非常に重要な知識ですし、特に「コートカード」研究には大変重宝します。
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