かえるさんの星占いらぼらとりー

星占いによる性格分析を詳しく解説しています。心の仕組みと、ホロスコープを読めるようになることが目的のブログです。

周易 其之三「卦辞」「爻辞」占いのお話

 

 こんにちは、かえるさんです、今回は「周易 其之三「卦辞」「爻辞」占いのお話」と言うお話です。

 

 今回は「卦辞(かじ)」「爻辞(こうじ)」のお話です。

 

 こういう「卦」についている文章が「卦辞」だよね。

 

 そうです。今回は「ワンドの3」と対応(Aクロウリーの対応)した「地天泰(ちてんたい)」の「卦辞」と「爻辞」のお話を簡単にします。

 

 へー。

 

 では今回は「周易 其之三「卦辞」「爻辞」占いのお話」というお話です。

 

 易の基礎のお話です☆彡

周易 其之一「易」占いのお話 - かえるさんの星占いらぼらとりー

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「卦辞」のお話

 

 

 「地天泰」の「卦辞」は「小往 大来 吉亨」しょうゆき だいきたる きちとおる。です。

 

 良く判らないけど、ずいぶんいい感じじゃん。

 

 そうですね、「地天泰」は上に「八卦」の「坤」下に「乾」があります。易にはいろいろな読み方がありますが「下卦」が、自分の無意識に従ってやりたいことをしたい「乾」で、その上に山羊座的なしっかりやりたい「坤」があります。

 

 易は下から読むから、最初やりたいことを決めて、その後しっかり頑張る感じだ、そりゃ、いい感じだね。

 

 そうですね、「易」では「小」は、弱いもの、良くないもの、的な意味があり、「大」は強いもの、良いものを指すので、「小往 大来 吉亨」しょうゆき だいきたる きちとおる。は、良くないものが去り、良いものが来る、吉、亨、となります。

 

 亨はとおる、上手く行くイメージですね。

 

 はちゃめちゃイイね。

 

 ですが、「小往」ですから、ということは「小」があった、ということですから、簡単に上手く行く、などと言う話ではありません。

 

 え!そんなことも読み取るんだ。

 

 そうです、しかし、最初に「本当に自分のやりたいこと」を目指したから、簡単に諦めないで済むだろう、ということで「小」が去って、「大」が来るでしょう、と言っているのです。

 

 なるほど、難しいもんだねぇ。

 

 しかも、上卦は「坤」全て「陰」です、「陰」は結果のためにしっかり頑張る、というイメージがあるので、忍んでしっかり頑張ることを言っています。

 

 「やりたいこと」に向かって、「一生懸命頑張った」らいいに決まってるじゃん。

 

 そうです、そういうことです。「占い」が当たるのは道理にかなったことを言っているからです、意味不明な奇跡などないわけです。

 

 なるほどね、言いかえればしっかりと状況を教えてくれているだけなんだね。

 

 そういうことです、状況を適切にとらえ、何をするべきか考える、そして、自分がどう考えているか、どう考えるべきか、のヒントを教えてくれるのが「易」や「占い」なのです。それは即ち、未来予測と同じと言って良いでしょう。

 

 

「爻辞」のお話

 

 「易」は「卦」全体の「卦辞(かじ)」もあるけど、「線」一本一本にも「爻辞(こうじ)」があるね。

 

 こちらも、しっかりお話するとものすごく長くなってしまうのですが、イメージだけでもお話いたします。

 

 なるほど、この一本一本に文章がある感じなんだね。

 

 占いの時は、「卦」だけでなく「爻」がどこなのかも占います。

 

 そうか、例えば「卦」は「地天泰」で「爻」は「二爻」とか占いで出すわけだ。

 

 かえるさんは簡単な「略筮法(りゃくぜいほう)」なので、六四枚の「カード」を1枚引いて「卦」を出して、六面体サイコロを一回振って「爻」を出します。

 

 普通の六面体サイコロでいいのかな。

 

 全然かまいません、かえるさんは一応「易」用のサイコロを使っているので表記が「初、二、三、四、五、上」となっています。

 

 大丈夫ならどうでもいいや。

 

 各爻、色々な考え方があるのですが、今回はすごく簡単に説明しますと、

 

 

 初爻は「抜茅茹 以其彙 征吉」最初はバラバラに見えても、茅(ちがや)を引き抜くようなもので、一本引き抜くと後は自然につながって来る、ということです。

 

 とにかくやってみよう、ってことか。

 

 

 二爻は「包荒 用馮河 不遐遺 朋亡 得尚于中行」高ぶる自分の気持ちを包んで、河を歩いている、大変だし、友との別れがあっても自らの「中」を進むべきだ、ということです。しかし「包荒」をタロットで言う「愚者の荷物(使命)」とも「単なる欠点を隠す」という意味も両方あります。

 

 意味はひとつじゃないんだね。

 

 そうです、たくさんの意味がありつつ、しかし本質は必ず一つなのです。

 

 「中」って?

 

 「中庸(ちゅうよう)」のイメージで、極端にならない、自分の中心をなす本心、真心、というようなイメージです。

 

 

 

 三爻は「无平夫陂 无往不復 艱貞 无咎 勿恤其孚 于食有福」どんなに良いことにも良くないことにも、反対の面はある、去ることもあれば来ることもある、辛い時もあれば楽しい時もある、それをしっかり受け入れ、人生に喜びを見つけ、報われないことばかり嘆いてはいけない、ということです。

 

 哲学的だね。

 

 

 四爻は「翩翩 不富以其鄰 不戒以孚」単に名誉や財を求めるのでなく、ひたむきに一歩一歩努力を重ねることで、良い隣人と繋がれる、優れた心を鍛え、持つことです。

 

 うわ!「地天泰」良いって言ってたけど、大変じゃん!

 

 

 五爻は「帝乙帰妹 以祉元吉」帝乙(ていおつ)は殷(いん)の君主で、まだ周に倒される前に仲良くするために娘を周の西伯(後の文王)と婚姻させた、それは上手く行った。

 

 というような意味ですが、殷は次の代の紂王(ちゅうおう)の時に滅んでいます。単純な良い、という意味だけでなく、役目を果たしたものが新たな形になって行くイメージもあり、かつ、「帰妹(きまい)」は故郷に帰る、領地に帰る、などの意味もあります。

 

 え、難しいな。

 

 語り出すとどの「爻」も奥が深いのでたくさんの考え方があります、単純にこれが正しい、などと短絡的に考えず、本質を見極め、出来るだけ広い意味を許容、理解することが大切です。

 

 

 上爻は「城復于隍 勿用師 自邑告命 貞吝」容易に軍を用いるなかれ、築き上げたものが終わりを告げる、問題ありだが当然の摂理でもある。永遠のものなどないのである。というような意味です。

 

 しかし、だからこそ「あたらしいもの」が生まれるのです。これは五爻の婚姻の後に殷が滅びますが新しい周が始まり、その中には殷の血も流れているのです。

 

 ああ!結婚したからか!なるほど。

 

 え、じゃあ、上爻を読むのに五爻の知識も必要なんだ。

 

 そういうことです、易は全体を通して深く学ぶことで初めて占えます、そして今回の「爻辞」の言葉を少しお話しましたが、「各爻」の「陽位」「陰位」、線の形による意味などは触れていません、実際にはもっと奥の深いものです。

 

 タロット好きだからって気軽に勉強できるレベルじゃないじゃん!!

 

 でも「トートタロット」には非常に重要な知識ですし、特に「コートカード」研究には大変重宝します。

 

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