こんにちは、かえるさんです、今回は「周易 其之十七「坎」占いのお話」と言うお話です。
「八卦」の「坎(かん)」のお話だね。
「坎(かん)」はどんな感じなの?
「太陽」と対応した「離(り)」の「綜卦(そうか)」です。Aクロウリーの対応だと「坎(かん)」は「月」と対応します。
そして「坎」はとにかく「水」のイメージです。「坎難」などとも言いますが、「坎」には大変、キツい、イメージが付きまといます。
えー!やだー。
しかし、人はそれなしには自己制御能力や成長は難しいですよね。「やりたいことをやる」のが良いのはある程度自制能力のある人ですからね。
「四大難卦」と言われる「水雷屯(すいらいちゅん)」「坎為水(かんいすい)」「水山蹇(すいざんけん)」「澤水困(たくすいこん)」は全部「坎」が入っています。
えー!じゃあ、やっぱダメじゃん。
「月」はホロスコープでも本人の価値観そのものですから、そこに向かって行きたいのですが、周囲とつながっていたい蟹座的な「月」にとって自分のやりたいことをするのは大変なことです。そのためにも力を付けることも耐えることも大変なのですが、それを乗り越えたいので大変なだけで無駄に大変なのではありません。
ただ、乗り越える力の無かった人で絶望してしまった人には単なる「凶」だということです。
だからこそ「坎」は下から「陰」「陽」「陰」、中を得る「二爻(又は五爻)」が自分の願望である「陽」なのです。
なるほど。大切なことして大変なんだね。
では今回は「周易 其之十七「坎」占いのお話」というお話です。
易の基礎のお話です☆彡
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「坎」のお話
「坎」はとにかく「水」のイメージが強いのですが、「易」で重要な決断と言えば「利渉大川(たいせんをわたるによろし)」と言われますが、「川」は「水」ですね。
なるほどね。重要な変化、成長のイメージもあるんだ。
時には無謀でもあります。
それは「凶」かな。
短期でもたらそうかもしれませんし、長期では功を奏するかもしれません。
善悪は簡単に決まらないね。
「坎」は先ほど言ったように下から「陰」「陽」「陰」です。「やらないといけいこと」である「陰」は真ん中が切れている棒ですから、他者の要望も取り入れることが出来るのですが、自分の気持ちだけで満たすことが難しいのです。
なるほど、「陽」は完全な棒だから自分の気持ちを守れるけれども、それはそれで社会に調和しにくい部分もあるんだね。
だからこそ、両方のバランスが重要なのです。
要するに「坎」は他者のため、社会のため、で自分の気持ちを包んでいるのです。重要な「中(真ん中:二爻と五爻)」にあることが重要です。
なるほど、確かに「ホロスコープ」の「月」「蟹座」のイメージだね。
上卦の「坎」は全て「正」です。
おお、「下卦」では苦労するんだろうけど、苦労した成果がある感じだ。
移り変わってきたばかりの不安定な「四爻」を「陰」で乗り切り、「尊位」である「五爻」はしっかりと自分の望みを果たす、そして「五爻で形を作った後」「無意識的」な「上爻」では謙虚にことを運ぶイメージです。
なるほど。
「坎」の「下卦」は全て「不正」です。
おおー、「坎」は極端だね。
ですから、満ち欠けの「月」なのです。
「初爻」の「陽位」では「陰」で、自分が選んだ感じではなく、役目を果たす感じで、「中」である「二爻」では、任務に当たることで自分の気持ちを確認する感じとも言えますね。
逆、逆って感じだね。
人は放っておくと楽ばかり考えるようになりますから。
そして、一息ついて、次の段階に行く「三爻」でも、役目に向かう感じです。
自分の思うようにならないね。
だからこそ、自分の気持ちが強く感じられるのです。
「坎」の象徴
「坎」の「裏卦(陰陽を逆にした卦)」は「離(り)」です。
人に尽くすなどして、しっかり成長することで目標に向かえますし、目標に向かうことで成長も出来るので、表裏一体と言えますね。
「坎」の「綜卦(上下逆にした卦)」は「坎」です。
頑張っている感じとか、つながりたいイメージは一緒なんだね。
つながるイメージは、「周囲の人」というスケールもあれば、「人類に対する貢献」というスケールもあります、ホロスコープの「月」「蟹座」と一緒です。
「坎」の象徴は「水」「次男」「陥」「豕(豚、猪)」「耳」などです。
「水」は感情、などの面も、洪水などの被害面もありますが、人は水なしでは生きられません、そして人は感情で決めつけたことで勝手に苦しむのです。「次男」は「長男」の「火星」に比べ、ある程度の自由が利くからこそ、能力を伸ばしながら、自分の気持ちに気づき強くしていくイメージです。
なるほど。家族関係のイメージを深めておくことも重要なんだね。
「陥」は「陥(おちい)る」ですから、ハマる、簡単に抜けられないイメージですね。動物は「豕(豚、猪)」「豚」は家畜で、野生だと「猪」です、ギリシャ神話などが判れば、このことが「火星」と「月」のイメージを表していることが判ります。
そして「耳」は、自分の無意識の音を聞く、他者の話を聞く、又は聞かない、などを意味します、影響の受けやすさとも言えます。
本心を感じるとも言えるけど、正反対に周囲の雑音に弱いとも言えるのか。
弱いからこそ、聞こえるようになって行く、とも言えますね。
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